【感想・ネタバレ】喪失のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年10月19日

久々に海外ものを読んだので、人の名前や回りくどい描写に少し疲れましたが、面白かった!ある人物に感じる違和感がじわじわ膨らんでいく過程では文字通り手に汗握りました。犯人が分かってからも結構長いけれど、それでも最後まで楽しめました。シリーズものだと知らなかったので、前作も読んでみます。

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Posted by ブクログ 2013年09月26日

 英国の警察には潜水捜索隊というものがあるのか。エイボン・アンド・サマセット警察の潜水捜索隊長である女性刑事フリー・マーリーは、そのクール・ビューティぶりで、どこかキャロル・オコンネルの印象的なシリーズ・ヒロインであるマロリーを想起させる。そしてその陰の部分の深さでさらに印象を深める。まずこの作品を...続きを読む分厚いものにしているのは、多くの脇役たちのキャラクター造形なのだが、このフリーという女性にはとても惹かれるものがある。ザイルをセットして独りケイビング捜査に果敢に挑戦する捨て身の冒険シーンなどは血湧き肉踊るスリルの基本形みたいで、喝采を送りたくなる。

 一方で、動というより静のイメージが強いシリーズ主人公のジャック・キャフェリーだが、この人にも陰影がある。小児性愛者に兄を殺された過去があることで一家は離散し、自分は生き延びたことの現在を背負って生きており、それがゆえに小児性愛者をひどく憎んでいる。

 キャフェリーのシリーズは今は絶版となっている第一作『死を啼く鳥』、第二作『悪鬼(トロール)の檻』(ともにハルキ文庫刊)の長編5作目であるそうだ。三作、四作に関しては邦訳されていなく、いきなり五作目となっており、しかも二作目でモー・ヘイダーはシリーズ中断を決意し、三作目でウォーキングマンという放浪者を登場させることによりキャフェリ-の世界をより深くしたいと思い直したらしく、このウォーキングマンは、過去に娘を殺害された未解決事件被害者の遺族であるというのだ。本作中でも、野で焚き火を囲む孤独な放浪者であるウォーキングマンにキャフェリーが相談にゆくシーンがあり、その他のシーンでもこの謎多きホームレスはシリーズの重要なキャラクターであるようだ。

 本作以外が未読であるゆえにシリーズ全体を見渡せいない歯がゆさが本書を読むのに一番痛いところである。事実、フリーの犯したある秘密の犯罪については前作を引きずるものなのかどうか、最後まで不明である。シリーズはやはり最初から順を追って読むことで、100%味わいきれるものなので、翻訳出版のこのようなあり方は改善願いたい。

 警察組織の中での組織内葛藤は、昨今の警察小説にはつきものだが、ここでは部下の若い刑事プロディとの対立構造が浮き彫りにされ、同時に刑事たちはそれぞれが孤立してゆくような印象がある。秘密を抱えるフリーと、その秘密をなぜか知っているキャフェリーの間の微妙な関係が、本筋である事件の捜査以上に気になりもする。心の内外の葛藤がとても人間関係を複雑にしており、その中で警察に挑戦するがごとき犯人の嘲笑が常に聴こえてくる。

 真犯人と真実への隘路を辿る道は暗くとても険しい。読者にもそれはわからない。伏線がたっぷりあり、行方不明の少女たちと、過ぎ行く時間が痛いほどに完成を削り取る。そしてあまりにも意外すぎるクライマックス。嘘で塗り固められた真犯人の顔。同時にクリアされてゆくいくつものサブ・ストーリー。謎だらけで不信まみれで、孤立してゆかざるを得ないキャフェリーが、この暗いトンネルを抜けるのはいつになるのか。

 先に言ったように英国冒険小説の流れを汲んでもいるフリーのアクションが、一足早く犯人の巣に辿り着く。不思議な土地であり、不思議な地形である地獄のような暗闇と、その底に潜む敵。本作品は、東野圭吾『容疑者Xの献身』がノミネートされたことで話題となった2012年のMWA賞最優秀作品賞受賞作である。これを機に、過去の邦訳作品の再刊や、未約作品の改めての出版が実現されることを願ってやまない。

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

読み応えのあるスリリングなミステリ。

車が強盗され、後ろの席には11歳の少女が乗ったまま。
カージャックが目当てなら、足手まといになる子供はどこかにおいていかれ、まもなく発見されると思われたが‥?
子供は見つからず、緊迫した展開に。

キャフェリー警部シリーズ5作目だそう。
評価が高いので、初めて...続きを読む読んでみました。
この作品からでも読めます。

ブリストルのジャック・キャフェリー警部は、重大犯罪捜査隊の指揮を執っている。
スーパーの駐車場で、車が奪われた現場の緊迫した様子から、一気に引き込まれます。
フリー・マーリー巡査部長が、キャフェリーがロンドンから赴任する前に、似た事件があったことを指摘します。

フリーは小柄な女性(フリーは通称)だが、潜水捜索隊隊長。
冒険家で万能だった父の血をひいている。
じつは前作で、弟の起こした重大な事件の証拠を隠匿していた。
以来、仕事に身が入らず、仲間に心配されている。
キャフェリーとは内心惹かれあった仲だったが、今はキャフェリーの目には苦い失望しかない。
その理由がフリーにはわからなかったが、実はフリーのしたことに気づいたキャフェリーは、フリー自身が罪を犯したと誤解していたのだ‥

キェフェリーは子供だった30年前に、兄が誘拐され、ついに見つからなかったという経験がある。
ウォーキングマンというホームレスの男は、娘を誘拐した男を殺した過去がある。
互いの過去を知る二人は、時折顔を合わせ、ウォーキングマンは謎めいた言葉で啓発し、キャフェリーはそれにすがるような思いを抱くこともあった。

警察官の地道な捜査と、被害者家族らの必死の思いと意外な人間関係、やがて出来上がる力強い連携が、きめ細かく描かれます。
その背景に、警察内部のキャフェリーとフリーが抱えている問題も濃い陰影を落とすのがユニーク。

フリーは土地勘を働かせて、少女のいそうな地点の捜索を主張。
大掛かりで危険な捜索が不発に終わったため、それ以上の主張が通らなくなる。
見落としがある可能性に気づいたフリーは、単独で捜査に。
犯人の魔の手が迫る‥?!

作者は15歳で学校をやめ、バーメイド、英語教師など、さまざまな仕事を経験。
2000年、「死を啼く鳥」で作家デビュー。

1、2作は翻訳されていますが3、4作はまだ。
4作目は相当、暗そう。
その重さを知る読者には、この作品でのスリルと大転換がさぞ読みごたえあったことでしょう。
それもあっての受賞だったかなと思います。
東野圭吾の「容疑者Xの献身」も候補に挙がった2012年度のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞の最優秀長編賞受賞作です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年06月23日

キャフェリーを主人公としたシリーズの第五作目とのこと。
ロンドン警視庁にいた一作目と二作目も翻訳されているみたいやけど、その後三作目との四作目が翻訳されていないので、フリーの弟は?とか、もやもや。
ストーリーにハラハラしすぎて、途中から読むのが嫌になったりするぐらい、上手かった!結局犯人は何がしたか...続きを読むったのだろう…。

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Posted by ブクログ 2014年10月11日

連続する少女誘拐事件の犯人に翻弄される捜査員たち、彼らが抱える確執や裏に隠された背徳が効果的な陰影を投げかける。被害者家族や容疑者など事件に巻き込まれる人々の思惑が錯綜し、二転三転しながら疾走する物語が破綻なく展開する。

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Posted by ブクログ 2014年03月20日

シリーズが続いていたとは知らなかった!レベッカはどうしたんだろ。『よりによって』シガリロを吸っていた、なんていうのは、あんまりいい別れ方じゃなかったってことなのかな。ロンドンから離れてるし。うーん、三作目と四作目も是非訳してくれないかな。前作と訳者が変わったせいか、なんとなく雰囲気も変わったような。...続きを読む単にキャフェリーが円熟してってるってことなんですかね。

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Posted by ブクログ 2013年03月27日

とても面白くて一気読み。緻密なプロット、厚みのある人物造形、サスペンスに満ちた語り、どれをとっても一級品。MWA賞受賞もむべなるかな。是非シリーズを順次邦訳してほしい。

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Posted by ブクログ 2013年01月27日

上手い、上手すぎる!
シリーズ物とは知らずに本作を読んでしまったが、
シリーズ的背景、人物相関を知っていればより楽しめたのかも。

2012 年 エドガー賞長編賞受賞作品。

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Posted by ブクログ 2023年06月20日

イギリスの作家「モー・ヘイダー」の長篇ミステリ作品『喪失(原題:Gone)』を読みました。
ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。

-----story-------------
【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞! 】

当初は単純な窃盗と思われたカージャック...続きを読む事件。
だが強奪された車の後部座席に乗っていたはずの少女はいっこうに発見されない。
捜査の指揮を執る「キャフェリー警部」の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。
犯人の狙いは車ではなく、少女だったのか!
事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。
だが姿なき犯人は、焦燥にかられる警察に、そして被害者の家族に、次々と卑劣きわまる挑発を……屈指の実力派が、MWA賞最優秀長篇賞の栄誉を射止めた力作。
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2010年(平成22年)に発表された「ジャック・キャフェリー警部」シリーズの第5作… 「キャフェリー警部」は、シリーズ開始当初、ロンドン警視庁・圏内重要犯罪捜査隊に所属していましたが、シリーズは第2作で打ち切られ、数年の時を経て「ウォーキングマン」という脇役を伴い、ブリストル市のエイボン・アンド・サマセット警察・重大犯罪捜査隊に異動させて再開したシリーズです、、、

小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。


11月の下旬のある日、スーパーマーケットの駐車場で、買い物を終えた女性「ローズ・ブラッドリー」がサンタクロースのゴムマスクをつけた男に車を奪われるという事件が発生した… 車に娘の「マーサ」が乗っていたとの連絡を受け、重大犯罪捜査隊が捜査に乗り出す、、、

その指揮を任された「ジャック・キャフェリー警部」は、当初、誘拐目的ではなく単なる車両窃盗事件だ、娘はすぐに返されるはずだ、と安易に考えていた… だが、以前、一緒に仕事をしたことのある潜水捜査隊の「フリー・マーリー巡査部長」からの指摘により、未遂に終わったものの過去に同様の事件が2件あったことを知る。

念のため2件の被害者たちに話を聞いた「キャフェリー警部」は、犯人の目的が車ではなく、社内の少女かもしれないと考えるようになる… やがて犯人から、それを裏付けるような内容の手紙が届く、、、

だが、懸命の捜査を進める「キャフェリー警部」をあざ笑うかのように、犯人は常に一歩先んじて警察の裏をかきつづけるのだ… やがて有力な容疑者が浮上するが……。


2012年(平成24年)のエドガー賞受賞作で、同じく候補だった「東野圭吾」の『容疑者Xの献身』よりも評価された作品だということで期待が大きかったのですが… 良くできたミステリだとは思いましたが、それほどかなぁ… というのが率直な印象、、、

とはいえ、序盤はやや冗長な印象があるものの、真相が徐々に明らかになっていく中盤以降は読者をグイグイと引っ張っていく展開で愉しめました。

気になったのは「フリー・マーリー巡査部長」に感情移入し難いと感じた部分かな… 前作までを読んでいると印象が違ったのかもしれませんけどね、、、

「プロディ」の言動は、序盤からちょっと怪しいと感じていましたけどね… 及第点の面白さでしたね。


以下、主な登場人物です。

「ジャック・キャフリー」
 重大犯罪捜査隊の警部

「パルッツィ(ロラパルーザ)」
 重大犯罪捜査隊の部長刑事

「ターナー」
 重大犯罪捜査隊の部長刑事

「プロディ」
 重大犯罪捜査隊の刑事

「フリー・マーリー」
 潜水捜索隊隊長の巡査部長

「ウェラード」
 潜水捜索隊隊長の副隊長

「トム」
 フリーの弟

「ジョナサン・ブラッドリー」
 教区牧師

「ローズ」
 ジョナサンの妻

「フィリッパ」
 ジョナサンの長女

「マーサ」
 ジョナサンの次女

「ダミエン・グレアム」
 セールスマン

「ローナ」
 ダミエンの妻

「アリーシャ」
 ダミエンの長女

「ニール・ブラント」
 市民相談局員

「シモーン」
 ニールの妻

「クレオ」
 ニールの長女

「コーリー・コステロ」
 マーケティング・コンサルタント

「ジャニス」
 コーリーの妻

「エミリー」
 コーリーの長女

「ニック・ホリス」
 家族連絡担当官、刑事

「ミスティ・キットスン」
 行方不明の女性

「ウォーキングマン」
 ホームレス

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Posted by ブクログ 2019年01月12日

まあまあ良かったが、トンネル?竪穴?の描写がもう一つ分からん。そのせいでフリーのシーンがやたら長く感じた。

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Posted by ブクログ 2018年11月14日

シリーズ一作目『死を啼く鳥』てっきり読んだと思っていたら、
『死を哭く鳥』カミラ・レックバリだった。

読み飛ばしてもなんら問題ない部分がたくさんあるから、ストーリーだけ追った。
まぁまぁぼちぼち、悪くない、てかーんじ(えらそう?)。

わざわざ一作目、二作目に立ち戻ることはしないな。

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Posted by ブクログ 2017年01月27日

悪くはないけど、犯人の心情、独白が無いのでもう一つ動機が薄いのが残念
コーリーが彼女にふられたと妻の前で泣く…マジか⁉ 妻ですよ妻! こいつの中では、妻が母親になってるんだろうな ヤレヤレ(´д`) 
警部キャフェリーにもう一つ感情移入できなかったが、潜水捜索隊隊長フリーが女性から見てもかっこよす...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年12月26日

そういえばなかなか感情移入し難い主人公やった記憶が。
あと、、内容にしては長い。もうちょい削れそう。

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Posted by ブクログ 2016年10月01日

低く垂れ込める灰色の空と降りしきる雨。光も届かぬ危険な地底と淀んだ運河。描かれる情景も人間関係もどこか北欧ミステリを彷彿とさせる。

犯行目的が上手い具合に隠され、二転三転する事態はミステリとしては巧妙なのだと思う。が、あまりにも進まない捜査状況が読んでいてもどかしく、犯人が利口というよりは警察が無...続きを読む能すぎるのではないかと思ってしまう。加えて、キャフェリーとフリーのあの隠蔽が悪い意味で気になって事件に集中できず、さらには二人に共感も魅力も感じられないとなれば、必然ページを捲る手が遅くなるというものだ。ただ、シリーズ途中作品のようなので、それゆえの共感欠如なのかもしれない。

犯人側の視点がなく、事件の詳細が誰からも語られない為、想像で補わないと事件の真相がどこか曖昧だ。終盤は時系列も混乱し、犯人はいつの間に最後の犯行へ?状態。あと見せ場と言えるトンネル内やバージ船の情景がイメージできず、全体的にちょっと置いてけぼり感が残ってしまった。

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

カージャック事件、しかも後部座席には子供が乗っていた。誘拐になる事を恐れ子供はすぐに解放されると思われたが予想に反して1日が過ぎ、犯人からの嫌がらせが始まる。
面白いサスペンス。犯人は読めるし、トリック的な要素は少ないが、ストーリー展開はスピーディーで読みやすい。もう少し短くても良い。後半は少しだれ...続きを読むてしまった。

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Posted by ブクログ 2013年06月18日

ローズ・ブラッドリーの車が、とある男に奪われた。その車には、幼い娘マーサを乗せたままだった。突如起きたカージャック事件だったが、重大犯罪捜査隊警部であるキャフェリーは、同時に連れ去られた子供に関しては、すぐに戻されるだろうと見ていた。
しかし、24時間経過してもマーサは見つからず、事件は複雑な様相を...続きを読む呈する。
ジャック・キャフェリー警部、フリー・マーリー巡査、ジャニス・コステロの視点を移りながら物語は展開していく。その他、ニック、ウォーキングマン、ポール・プロディなど魅力的なキャラクタが作品を彩る。

なんだかよくわからない関係性をたいして説明もなくさくさく飛ばして行くな、と思ったらこれシリーズものだった。これが五作目らしい。ええー。

なんだか、アヤシイ部分がこれ見よがしに提示されているので、最後の犯人は割と早い段階で気付く。親を罵倒して車を奪っていることから、親がターゲットなのだろうとうすうす分かるようにしているし。
ミステリとしてすごく出来がいいとは思わないけれど、好きな終わり方だった。

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Posted by ブクログ 2013年05月28日

一気読み。途中で筋がわかってしまうところはあったし、あまりスッキリとした終わり方ではなかったが、なかなか面白かった。

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Posted by ブクログ 2013年04月26日

単純なカージャックと思われた事件は、少女誘拐事件へと発展した。
キャフェリーは過去よく似た手口の事件が起こっていることに目を留め捜査を進めるが…。

キャフェリー警部シリーズ3作目。
3、4作目が訳出されていないので、本当は5作目らしい。
おかげでなぜキャフェリーがこんなに丸くなったのか、レベッカは...続きを読むどうなったのか、わからないこと満載。
間を読ませて欲しいよ~。
ウォーキングマンというキャラクタを配置して、キャフェリーを救済しているのもよかった。彼は、読んでいて辛い主人公だったからさ。
2作目の『悪鬼の檻』からずいぶん時を経て書かれたらしく、それまであった痛さは影を潜めていて非常に読みやすかった(自分は)
きちんと伏線を貼ってくれるのも変わらず。
犯人はわかりやすく、動機がわかる過程も意外性はないけれど、良作だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年03月05日

自動車盗から子供の誘拐そして親への復讐
という事件の構図が変質していく過程は見事
喪失というタイトル
犯人像,動機も面白い

シリーズだからウォーキングマンとか
そのへんのどういう役割?みたいな部分があった

うーんでも思っていたほどでは・・・
翻訳になれていないせいだろうか
なんとなくハリウッド映...続きを読む画原作という雰囲気

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Posted by ブクログ 2013年02月25日

内容(「BOOK」データベースより)
当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。だが強奪された車の後部座席に乗っていたはずの少女はいっこうに発見されない。捜査の指揮を執るキャフェリー警部の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。犯人の狙いは車で...続きを読むはなく、少女だったのか!事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。だが姿なき犯人は、焦燥にかられる警察に、そして被害者の家族に、次々と卑劣きわまる挑発を…屈指の実力派が、MWA賞最優秀長篇賞の栄冠を射止めた力作。

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