香納諒一のレビュー一覧
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主人公の女性刑事、花房京子で続編が出来たということなので、まず一作目から。
今作は最初から犯人が判っている倒叙ミステリ形式。主人公の女性刑事が些細な状況証拠から的確に犯行状況を読み取り、犯人を追い詰めていく。ただ、その超人的な推理ぶりと言い、「最後に一つだけ~」のお決まりのセリフと言い、「相棒」の杉下右京の女性刑事版みたい。まぁ、右京さんみたいに周りに疎まれておらず、一人で勝手に捜査に繰り出してもお咎め無しなので、スムーズに進行していきますけど。
舞台となるお家騒動のある会社はそう珍しくないとは言え、さすがに家具メーカーでこの状況は某大手家具メーカーの名前しか頭に出てこない。お家騒動の当人が -
Posted by ブクログ
男くさいハードボイルドとは、少々、雰囲気が異なる。
始まりから、主人公に心がそっていかない。
インターネット心中で妻を亡くした男が
酒におぼれたあげく、アル中になる。
それはそれで、うなずけるのだが、
結末まで、アルコールの中から、闇の中から
這い上がることもなく、底の底に沈んでいくような主人公に、
共感しがたい。
というより、その闇は、彼の中から湧き上がってくるのだと、
疑いを持ったときから、彼が抱え持つ傷に予想がつく。
哀しい結末ではある。
彼の中は空っぽで、その空っぽを、
闇が埋めてしまったということなのか。
妻の恭子をインターネット