香納諒一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
主人公は独立して小さな編集プロダクションを起こした篠原。
物語は主人公を中心に据えた、仲間たちの群像劇のようなものとなっています。
アラフォーではなくアラサー。そう、30歳前後の仲間たちの物語。
本を読むことが昔から大好きで、幼い頃はミステリー作家になりたい
なんて思っていた身としてはなんだかとっても親近感の湧く物語でした。
作家、漫画家、編集者、担当者、出版側。
本や雑誌を刊行することに携わる人々の日常と情熱と葛藤と、
そして恋愛を存分に描いていて、かなりボリュームのある本の割には
どんどん読み進めてしまって、あっという間でした。
謎解きや泣かせ。わたくしの大好きなそんな要素はほとんどな -
Posted by ブクログ
香納諒一の作品を讀んだのは、これが初めてである。
第52囘日本推理協會賞受賞作品だと裏表紙に書いてあつたので、面白くない譯はあるまいと考へて購入した。
面白かつた。
主人公が愛した女は5年前に突然、主人公の前から姿を消した。
そして偶然、再會したその日の夜に何者かに殺されてしまふ。
女は何故殺されたのか?
その理由を探るうちに、殺された女は自分の知つてゐた名前ではないことが判明する。
自分の愛した女の正體は?正體を隱したことと殺されたこととの關係は?
主人公は次第におほきな陰謀の存在に氣づき始める。
主人公は辯護士なのだが、スーパーマンではない。
ハードボイルドなのだが、ことさら意志の勁い