【感想・ネタバレ】第四の闇のレビュー

あらすじ

インターネット心中で妻を失った新田は、事件を追っていたライターの切断死体を発見する。さらに、集団自殺の関係者なども同様の殺され方をしていたことが判明し、猟奇惨殺事件は、マスコミへの犯行声明をもって、公開殺人へと変貌を遂げた。ネット心中と、バラバラ殺人を結ぶ接点とは何か? 疾走感あふれる圧倒的筆力で読ませる、著者入魂の犯罪小説の傑作!

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Posted by ブクログ

後悔と自己憐憫により酒浸りになった主人公が、目を背けていた心の内に向き合いながら、意地と優しさで真相に迫る。
構成はまさにハードボイルド。
全体的によく書けている作品でしたが、終盤になって次々と明らかになる事柄は意外性を演出する意図が強く出過ぎており、読み終わってやや興醒めした印象です。

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2018年04月23日

Posted by ブクログ

ぎりぎり、勧められない。

すごく練られた、読んで絶対に損はしない話、なのに、だ。

バラバラ殺人のわけ、犯人の意外性、犯行の理由、猟奇性、
何をとってもあたし好み。なのになぜ?

それは読んだ人に共通するんじゃないかな、と思うのだが、
主人公の救えなさなんじゃないかと思う。
アル中の主人公は初めてじゃない。
厭世的な描写も、そこにちょっとだけさすあたたかな光も、微笑ましい。

だのになぜ?
必要だったのだろうか、あの若者の死は?
約束を違えてもいいと振り切ろうとするこの世との絆の軽さは?

しんしんと心が冷えて、悲しくて切なくなった。

0
2010年11月19日

Posted by ブクログ

男くさいハードボイルドとは、少々、雰囲気が異なる。



始まりから、主人公に心がそっていかない。



インターネット心中で妻を亡くした男が

酒におぼれたあげく、アル中になる。



それはそれで、うなずけるのだが、

結末まで、アルコールの中から、闇の中から

這い上がることもなく、底の底に沈んでいくような主人公に、

共感しがたい。



というより、その闇は、彼の中から湧き上がってくるのだと、

疑いを持ったときから、彼が抱え持つ傷に予想がつく。



哀しい結末ではある。



彼の中は空っぽで、その空っぽを、

闇が埋めてしまったということなのか。



妻の恭子をインターネット心中で失い、

酒におぼれるようになった新田。



そんな中、ネット心中を追っていた

友人のライター、小杉のバラバラ死体を

発見する。



その現場からは、胴体だけが消えていた。



さらに、ネット心中に関わっていたと

思われる人々も同じように殺害されていたことがわかる。



新田は、やはりネット心中で姉を亡くしたジローら、

若者たちと事件を追っていくのだが…。

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2018年11月01日

Posted by ブクログ

過去のネット心中事件に関わった人間が次々と殺害される事件が発生しながら過去の心中事件の真実が明かされ、最後の最後まで事件の真相が読めない展開は良く出来ていると思いました。
ただ、後半の闇の部分は少し描き足りない気がしました。

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2013年09月06日

Posted by ブクログ

インターネット心中で妻を失ったネット古本屋の主人公が、ネット心中事件とその後関係者が被害者となる連続殺人事件の真実を探る話。

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2012年02月06日

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