香納諒一のレビュー一覧

  • 灰は灰~新宿探偵 鬼束啓一郎~

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    警察を罷免された元刑事の鬼束は、客からの依頼を受け探偵を生業としていた。

    物語の中でかなり重要な立ち位置にあると思われる人物が、意外にもあっさり殺されてしまう。
    もう少しこれらの人物たちを物語に絡ませても良かったのではないか…。
    灰か灰というタイトルは意味深ではあるが、この小説のどの部分が「灰」であったのか読めなかった。

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    2026年02月03日
  • 刑事群像

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    刑事捜査小説をちゃんと読むのは初めてかもしれない。普段は推理小説ばかりだから新鮮な一方、物足りなさは否めない。ただ、真実に近づいていくことに関していえば、このジャンルも面白いのかもしれない。

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    2025年12月08日
  • 孤独なき地 K・S・P 〈新装版〉

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    香納諒一なのでハードボイルドかと思って読み始めたが、そうでもなかった。
    だからという訳でもないが、それほどのめり込まず、かと言って全く面白くな訳でもない。
    主人公と女性の所長秘書との微妙な関係などは悪くなかったし、それほど退屈だった訳でもない。
    ただ途中から、複数の中国マフィアが入り乱れて人物関係が分かりにくくなり、その辺りはかなりマイナス。
    シリーズ物の1作目らしいが、あまり続編を読もうという気にはなれず。

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    2025年08月24日
  • 新宿花園裏交番 坂下巡査

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    時期的には平成の終わり頃の新宿歌舞伎町を舞台にした警察小説。
    この後にコロナ禍があり、一時期は立ちんぼで有名になるなど、この辺りもすっかり様変わりしているので、読んでいて時代を感じます。
    とは言っても元々危ない地域として有名なので、自分は一度だけ比較的安全であろう昼間に花園神社やゴールデン街周辺を散歩したことがあるだけですが。
    微妙な距離感ながら何かと関わりが出来てしまう浩介と西沖、さらにはしのぶの関係がこのまま終わると思えないので、次作も読んでみよう。

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    2025年08月06日
  • 名もなき少女に墓碑銘を

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    調べていくほどに牛沼から繋がる一族のおぞましい事実が明らかになっていくものの、そもそも鬼束がそこまでやる必然性がなく、単に意地になって他人の秘密を暴いているだけのように感じます。
    うーん。

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    2025年07月07日
  • 夜の海に瞑れ

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    ネタバレ

    久々に真っ当なハードボイルド小説を読んだ気がした。
    香納諒一デビュー作の本書はハードボイルド小説を書く事に真摯に向き合っている姿勢が感じられ、作者の作家になることに対する並々ならぬ決意という物を感じた。

    第1作目にして、作者は結構複雑なプロットを用意している。
    暴力団の影がちらつく余命幾許も無い老人の頼みとその老人が記録上、シベリア抑留者の死亡者リストに上がっていること、老人が何故麻薬と金を持ち逃げしたのか、逃亡する老人を複数の暴力団のみならず、ロシア人もなぜ追いかけるのか、などなどなかなか読ませる。物語の進め方も一つ一つ手掛かりが解るたびに更に謎と新たな関係者が登場し、事件の裾野がどんどん

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    2025年03月30日
  • 川崎警察 真夏闇

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    前回に引き続き昭和の時代を思い出す小説でした
    読みながら、想像の中で
    汗臭い街並みが浮かんできました
    実際に起こっていそうな悲しい結末でした

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    2024年11月17日
  • 新宿花園裏交番 街の灯り

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    新宿花園神社裏交番の巡査が事件を解決する。
    今回はクスリと女が絡んだ複雑且つ分かりやすい事件。警察庁のエリートが事件に絡んでいて最後まで起訴されない。
    警官は街の灯りを守るのが仕事。人生は続いていく。
    復讐なのか、容疑者になるのか、この先をみてみたい。

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    2024年08月11日
  • 川崎警察 真夏闇

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    あえて昭和の色を出すためにそういうwちょっと古〜い感じの文体を使っているのか、それとも新進気鋭wだった作者もちょっと甘い作り方になってしまったのか。ステレオタイプから違うパターンにできるかどうか次作で確認したいですね。

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    2024年07月18日
  • 毒のある街 K・S・P 〈新装版〉

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    ネタバレ

    容赦ないな…と。

    前作の続き
    マフィアの義理・人情の通し方なのか、ボスを殺された報復が含まれた事件。
    新宿を自分のものにするついでに警察へ報復ではなく、警察への報復ついでに新宿をという感じで容赦がない様がなんとも。

    殺すことへの躊躇いのなさが文章のスピード感に乗っていて読みやすかった。

    円谷刑事の活躍を今後も期待したい。
    変わらないメンバーで次作が描かれていますように。

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    2024年06月24日
  • 絶対聖域 刑事花房京子

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    刑務所に一般市民を招くオープンデイ。盛況にわく中、元受刑者の首つり死体が発見された、会場は瞬く間に騒然となった。現場に居合わせた警視庁の花房らは疑問を抱く。
    花房の目は女権の綻びを見逃さない。

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    2024年03月06日
  • 絶対聖域 刑事花房京子

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    主人公の2作目。推理と展開がちょっと強引なところは前作と同じだから、これはこれでプロットとして合っているのか。全体的に文体が軽く読後感に残るものが少ないような気がする。

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    2023年12月29日
  • 孤独なき地 K・S・P 〈新装版〉

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    「蒼ざめた眠り」に続いて本作を手にした。香納諒一の作品なのと疑うようなタッチ。ちょっと出来過ぎの主任刑事とクセの強い部下たち、魅力的なキャリアの女性警部、邪魔するだけの新任署長とおきまりのような配役と展開。歌舞伎町特別分署という設定も中国人の殺し屋に刑事、警官が射殺されるという展開もなんか警察小説としては現実感を欠いているなあ。時代劇の現代版を読んでる感じ。

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    2023年07月25日
  • 逆転のアリバイ 刑事花房京子

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    ネタバレ

    普通の倒叙式のミステリーになっているところが、香納さんらしくなくて笑う。
     これは、そういう注文があったのだろうか。

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    2023年06月12日
  • 逆転のアリバイ 刑事花房京子

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    追い詰める側も追い詰められる側も、狡猾さより慈愛をまとっている。それが何やら不思議であって、新鮮に感じられる倒叙ミステリー。花房京子さん(この作品の登場人物たちは敬称を略すのに抵抗あり)はもちろん、彼女と共に捜査にあたる刑事さんたちは、それぞれに思うことがあろうとも所轄や職務職階をこえ、相手への敬意を忘れない。被疑者に対してさえも思いやりを失わないし。もちろん犯罪を企てた者たちは利己的に違いないものの、いわゆるクズどもじゃあない。謎解きのインパクトが強烈とは言えないながら、いい人たちで貫く展開に感心した。

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    2023年01月15日
  • 新宿花園裏交番 坂下巡査

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    新宿花園神社裏の交番に勤務する20歳代後半の警官の目を通して事件を見る物語。
    元高校球児で、元監督がヤクザになっていて、二人の関係が背骨となっている。
    刑事の目線で描いてない良さと事件解決の主役にならない弱さが入り混じっている。

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    2023年01月08日
  • さすらいのキャンパー探偵 見知らぬ町で

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    手慣れた感じのハードボイルド。日本でハードボイルドというとこういう感じの作品を連想する人が多いのではないかな。ただ、事件の真相が、高度に抽象化してしまうと、三作ともほぼ同じ。またそれが物語を悲劇化するための装置であるのも、あまり気分がよくない。

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    2022年09月17日
  • さすらいのキャンパー探偵 降らなきゃ晴れ

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    キャンピングカーに乗った流浪のカメラマンが写真撮りながら時々探偵する話。

    多分この探偵業は石屋より儲からないのではないだろうか。どこかでガス欠になって野垂れ死にしなきゃいいがと心配になる。

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    2022年08月20日
  • あの夏、風の街に消えた

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    無軌道な父親に振り回されるようにして生きてきた青年の成長物語。ツボをきちんと押さえて、端正な造り。良くできていると褒めておけばいいんだろうけど、終盤の展開などあまりにも型どおりで、多少興ざめ。

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    2022年05月12日
  • 完全犯罪の死角~刑事花房京子~

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    主人公の女性刑事、花房京子で続編が出来たということなので、まず一作目から。

    今作は最初から犯人が判っている倒叙ミステリ形式。主人公の女性刑事が些細な状況証拠から的確に犯行状況を読み取り、犯人を追い詰めていく。ただ、その超人的な推理ぶりと言い、「最後に一つだけ~」のお決まりのセリフと言い、「相棒」の杉下右京の女性刑事版みたい。まぁ、右京さんみたいに周りに疎まれておらず、一人で勝手に捜査に繰り出してもお咎め無しなので、スムーズに進行していきますけど。
    舞台となるお家騒動のある会社はそう珍しくないとは言え、さすがに家具メーカーでこの状況は某大手家具メーカーの名前しか頭に出てこない。お家騒動の当人が

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    2022年05月11日