【感想・ネタバレ】アウトローのレビュー

あらすじ

切なくて、心ゆさぶられるはぐれ者たち…
「おまえ、“泣き丸”だよな」少年時代の渾名(あだな)で呼ばれ、銀行支店長の丸太滋雄はぎょっとした。
不良債権の担保ビルに棲む「占有屋」が、幼馴染みの八木勝雄だったのだ。同じ母子寮で育った2人の15年ぶりの再会。そして彼の部屋で見たものは……。(「愛しのアウトロー」)
殺し屋、泥棒、ヤクザ……切なくて胸を打つはぐれ者(アウトロー)たちの出会いと別れ、そして夢。心揺さぶる傑作集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/1/25 楽天ブックスより届く。
2020/10/22〜10/25

ハードボイルド、と扉に書いてある、短編集。「真冬の相棒」、「傾斜」、「死者が殺した」、「五月雨バラッズ」、「蜘蛛が死んでる」、「愛しのアウトロー」の六編。いずれも一癖も二癖もある人物の哀しい結末が描かれている。香納さんは、この作品が出るまで兼業作家であったらしい。知らなかった。

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2020年10月31日

Posted by ブクログ

法ではなく、信念や道理に従って生きる
孤独で哀しく頑ななアウトローたち
やくざやならず者やお尋ね者だけではない
誰のの中にもアウトロー精神は宿っている

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2010年04月29日

Posted by ブクログ

香納諒一さんの作品らしくひとつひとつの質は高く、でも、すごく肩の凝らない作品集。

短篇を大切にする作者のこだわりがみてとれて、これぞ短篇!
単に短い作品というだけでなく、理由があって短篇なんだと思わせる作品。

流し読みしても消えてしまうのではなく、きちんと後に残る。
だからこそここは、贅沢に流し読みを堪能したい。
そうしてまた、あとで読み返したい、そんな作品。

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2009年10月04日

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