駒都えーじのレビュー一覧
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題名のとおり「外伝」かつ「二次元くんスペシャル」なのですが、もうなんかもう自分を見てるようでわかりすぎて痛すぎて死にそうになるというか。
にも関わらず面白いのは何故だ。
でも実はゴールデンタイムの男どもの中では(現段階では)一番頑張ってるのではないか&上手く行っているのではないかという落ちでちょっと救われた気分。
そう、現実は現実。妄想は妄想。どっちも否定できないのでありました…。
しかしこの方は、登場人物が悩んだ末に「自分の指針」を見つけて、これからもいろいろあると思うけど、それに従って頑張っていくしかないよね(前向きな意味で)、だって自分って自分以外の何者でもないし、っていうのを書くの -
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ネタバレ長文です。
「夏休みふたたび」前後編、「最後の道」「南の島」「エピローグ」を収録。
その3を読み終わり、わたしはとても興奮していた。イリヤのことばかり考えていた。
冒頭で二人がほのぼの楽しそうにしているのを見て違和感。気楽過ぎやしないか。しかし浅羽の方は実のところ(一人になる御手洗いのシーンで)疲弊した顔を見せる。ああ…早くも嫌な予感がする。
忍び込んだ小学校で浅羽と伊里野は吉野に出逢う。吉野は大人だ。善も悪も両方持っている。榎本も、椎名もそうなのと同じように。善で浅羽を認め、二人に歴史の授業をする。悪で物を盗み壊し逃げ、伊里野を犯そうとする(または、犯した)。
浅羽は大人になりかけているの -
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「無銭飲食烈伝」「水前寺応答せよ」前後編、「番外編・ESP.の冬」を収録。
その2のレビューで晶穂を貶してしまったが、無銭飲食烈伝で株が上がった。それはもう、上がった。これは胃袋と言うグローブを使った殴り合いだ。キャットファイトなんて甘いものではない。熱い。
水前寺応答せよでは、晶穂を怖がらなくなった伊里野が友人たちとボウリングを楽しむまでに。ここまで、わたしは伊里野可愛い伊里野良かったねと連呼していた、のだ。榎本にチョキを出されるまでは。冷水を吹っかけられた気がした。
そして伊里野の髪が。目が。椎名と殴り合い。浅羽は伊里野と逃避行を決め、電池虫を取り出すために己の耳裏にカッターを突き立てる。 -
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最終巻。長かったようで短かった夏休み。何もなくなってしまったかのような読後感とともに余韻に浸れる。エピローグがすべて。「主人公がいるから死にたくない」のではなく「主人公のために死ねる」ヒロイン。こうして世界は救われる。
出てくる登場人物も皆素晴らしかったです。特に水前寺先輩はカッコよすぎますね。晶穂もかわいかった。浅羽の両親も味があったし、榎本や椎名先生もよかったですね。あとはサブキャラ達もよかった。それにしてもイリヤがお守り代わりに浅羽の文房具もってたりとかしてたなんて切ないです。素直じゃなかった二人が素直になったら真実だけつきつけられてさようならという感じですかね。彼あるいは彼女にとって -
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華の大学生活を夢見て上京してきた多田万里は、同じ学部に入る柳澤光央、そして光央を追いかける(外見)パーフェクトお嬢様・加賀香子に出会う。光央は香子のことを毛嫌いするが、誰にも近寄られない一人ぼっちの香子を見た万里は、彼女のことを放っておけず……。
お姫様と、騎士になりたい庶民という感じの関係性で、個人的に大好物‼ 彼女のことを知っていく自分、自分に色々なところを見せてくれる彼女というのはそそりますよね。
そこに絡む、彼女の思い人が自分ではないという点、そして2人目の女というのがまたラブコメ的にいい。王道だけど、それを大学生でやってくれるのがまたいい。高校生ではなく、もうちょっと大人でやるの -
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