駒都えーじのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの小説について何か書くと痛々しい事にしかならない気がするがあえて。
この、「汚らわしいアレやソレに海苔を貼り付けたい。
いや違う、自分だ。自分が醜いのだ。自分が海苔で包まれるべきなんだ。」
みたいなアレやソレだとか、肥大した自意識とか、二次元くんという"自称"とか、
「これは俺だ。俺の話なんだ!」と共感し、夢中で読み進める一方で、
痛めつけられ、傷つきながらも、二次元と三次元を反復横とびするその姿に
「もういい、やめろ、やめてくれ! 俺はこんなに傷ついたら耐えられないんだ!」と窓外投擲したくなる。
正直僕はとても傷ついたので、これはいい作品だと思います。
むしろ終わり -
Posted by ブクログ
久々にラノベ。
なんですが、ここ最近読んだ本の中ではブッチギリで読むのが辛かったです。
作者である竹宮さんは何でこんなに、モテない男の気持ちを書くのが上手いのかと……
あまりに読んでいてつらくて、買ってからちょっと寝かせてたりしてました。
や、けっしてツマラナイとかではなく、よく書けすぎているっていうのが、今回は逆に読み進められない要素となっていました。
主人公・万里は記憶を失っています。
そんな彼と、超絶セレブお嬢様と大学で恋をして……っていうのが基本の話。
ただ、普通の記憶喪失物と違って、記憶を持っている万里が幽霊として出てきます。
なんでこんな複雑な設定にするのかなぁって1巻から思って -
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Posted by ブクログ
ネタバレペルソナつけて、隠した素顔と仮面の両方を大事にし駆使しながら
首尾良くいかないなりに友人恋人家族とウマい具合に生き抜いていく。
そんな大学生たちの生態。
万里&香子の恋路もうまくいきかけていた矢先、
後半から一気に二者択一の「わたしたちの田村くん」展開へ。
胃にくる。
万里は素顔と仮面の2つの顔(併せて現万里)に加えて、旧万里という3つ目の顔を持っている。
現多田万里は香子との関係含め仮面に強く依存している。素顔を見せるのが怖い。決して相容れない3つ目の顔も見えてしまうから。
それが壁となって、万里からは見えている相手の素顔が、香子からは見えていない現状。
対して、
旧万里とリン