東野さやかのレビュー一覧
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ノースカロライナ州シャーロットの殺人課刑事のビル・フレンチの双子の息子で次男のジェイソンはベトナム戦争中に除隊させられ2年間刑務所に居たが出所してきた。ビルは、この息子を避け末っ子のギブソンには兄とは関わらない様に伝えていたがジェイソンはギビーと女の子2人を誘ってドライブしマリファナ、飲酒、性行為を楽しんで居たが、女の子の1人タイラが拷問状態で殺された。
ジェイソンの部屋から凶器が見つかり逮捕され2年前と同じレンズワース刑務所に収監された。世間は、ベトナム戦争で虐殺を繰り返したギブソンが真犯人で麻薬・銃器・殺人を平気で犯すならず者だと噂するが、刑事の父親と弟のギブソンは、それぞれにジェイソンの無実を証明しようと奔走するが、ジェイソンは真犯人とその目的を知っている様だ。
死刑囚Xの策略で殺人犯し仕立てられたジェイソンを危険を覚悟で真犯人を探る高校生の弟ギブソン、大人しく優等生だった彼が兄ジェイソンとの接触で女性を知り、勇敢さを知り、危険な状況下で友情や信頼の大切さを学んだ。この物語は、家族・恋人・友人を通じて1人の高校生が大人になるストーリーです。
小説冒頭で石切場からダイブすることの出来なかったジェイソンが、全てが解決した終盤に見事にダイブを決めるシーンでこの小説の背骨がはっきりと解るのでした。 -
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ネタバレ双子の妹、アリッサの失踪は、連続少女誘拐・殺害事件とは別の展開を迎える。もちろん、失われた過去は取り戻せないし、事件の真相は、ジョニーにとっては知らなかったほうがよかったかもしれない。
アリッサの失踪から、1年。ティファニーの事件から、4日。事件は、連続少女殺害事件と拡大してゆくが、アリッサの事件は意外な展開(結末)を迎える。
世間に、神に絶望したジョニーが見つけた先祖との接点。そして、それが、ジョニーが纏った羽根であり、フリーマントルだったのかもしれない。
「それが理由かもしれないな、ジョニー。もしかしたら、アリッサはほかの子どもを死なせないために死んだのかもしれない」ハント刑事のこの言葉は、ジョニーに届いたのでしょうか? そして、ジョニーが最後にたどり着いた、ジャックへの想い、赦しに対して。
最後は、決してハッピーエンドという訳ではないけれども、ジョニー親子に、ジャックに、新しい明日が訪れてほしいと祈らずにはいられない。
気になるフレーズは:
★臆病は罪か?
★仕事とは何なのか?個人的感情に走るとはどういうことなのだろうか
★闇は人間の心に巣食う癌だ。
★彼女のような女性を何人も見てきた。無学で美人、必死により良い場所を求める女性を。
★うそと弱さ。このふたつも罪だ。…。神様はささいな罪は見逃してくれる -
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ネタバレ事件から1年。それは、長く、苦しく、悲しい時間であったに違いない。
何があったら、「誰もわかってくれなかったし、誰も手を差し伸べてくれなかった。ただの一度も」と、言わせるのでしょうか?しかも、13歳の少年に。
しかも、周りの大人たちだけでなく、神様にも。「毎晩のように祈っていたんだよ。結局神様は見向きもしてくれないと悟るまで。これから先もそれは変わらないと悟るまで、わかる?」、この悲しみから、物語は始まる。
そう、事件から、1年後、新しい事件が起こり、新たな展開を迎える。
無茶苦茶になった家族、ジョニー、ジャック、そしてハント刑事。時が動き出して、後編へ。
印象的なフレーズは以下:
★どこも安全ではないことを早くに学んだのだと。どこも安全でなく、誰も守ってなんかくれない。子供時代は幻想にすぎない。
★刑事さんが諦めたかからって、ぼくまであきらめなきゃいけないことにはならないよ
★「希望を持たせるようなまねはやめて」…「二度としないで」
★誰にも理解できっこない。ティファニーの家の壁の向こうで何が起こっているのか、家族がどれほど苦しんでいるのかを。恐怖と怒り、少しずつ失われてゆく希望、そしてすべての終わりを。 -
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ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第20弾!
熱気球のイベントでお茶のケータリングをしていたセオドシアとドレイトンは、幸運にも熱気球に乗せてもらえることに。
楽しい空の旅を楽しんでいたところ、隣の熱気球が爆発し墜落するという悲劇が起こります。
この事件の裏で、歴史的な価値の高い貴重な旗が被害者宅から盗まれるという事件も発生。
セオドシアとドレイトンは殺人事件と窃盗事件、2つの事件の謎を追っていきます。
シリーズが進むほどに、いいバディになっていくセオドシアとドレイトン。
セオドシアの単独行動は心配になりますが、ドレイトンと一緒に調査しているシーンはなんとなく安心して読めます。
ミステリとしては、真犯人に迫っていく流れがやや強引だった気がしますが、容疑者たちのすったもんだなど、動きが多くて飽きずに楽しめました。
何といっても読みどころのお茶の豆知識やお茶会の描写が充実していてよかったです◎
インディゴ・ティーショップの描写とあわせて、学びも癒しも満点の作品でした!
コージーミステリによく例えとして登場する、少女探偵の「ナンシー・ドル―」。
今回はその「ナンシー・ドル―のお茶会」も登場していて、実際に作品を読んでみたくなりました。
ドレイトンの家がインテリア系のメディアに取り上げられたり、シェフのヘイリーが新たな才能を発揮したりと、インディゴ・ティーショップの面々の多方面での活躍も読んでいて勇気づけられます。
セオドシアのライリー刑事との恋にも注目!
これまでのセオドシアの恋愛とはなんだか違う雰囲気を感じて、読んでいてキュンとなります。
次巻以降もどんなお茶会が楽しめるのかワクワクです!!
◇おすすめポイント
・冒頭から衝撃の展開
・ティー・ショップやお茶会の描写に癒される
・それぞれの好きなことや才能を活かす登場人物たち
◇こんな方におすすめ!
・ミステリ作品をテーマにしたお茶会に興味がある
・自分の好きなことを楽しみたい
・ちょっとときめきが欲しい -
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本屋で平積みなっていたし、帯に読み始めたら止まらない…という一昔前のカッパエビセンみたいなことが書いてあったのでちょっと気になって手に取ってみました。SF?と読み始めて思いました。
あの時ああいう選択をしていたら…と思うときは多少ありますが…いかにせん凡人の自分は過去に戻って分岐したところでさほど変わらない人生を送ってそうな気もする。が、どうだろう…?もう一人の自分が話が通じればいいだろうけど通じなかったら怖いなぁ。トワイライトストーリーって昔のアメリカテレビ番組のドッペルゲンガーって回を思いだしました。アレも怖かった。(見せてくれたの、英語の先生なんですけど今思うとあの先生はSF好きだったに違いない)
映像映えはしそうな作品だなぁと思いました。ちょっとフェイスオフとかを彷彿させるような。
個人的には最後自分だらけになっちゃう展開がえ?と思ったのと(多次元って説明が万能すぎる)、最後家族で…ってのにそれでいいのかなぁ?と思ったりしました。いや、夫婦は良いだろうけど…モニョモニョ。
まあ彼が新たな世界であの装置を作りだせばいいのかな?
そう言えば買って暫く放置していたらなくなっていたので父が読んでいるのかなぁ?と思ってたらある日父に「二冊買ったから一冊やる」と言われ、いや、お父さん、その一冊は私が買った分ですからぁ!となりました。 -
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パラレルワールドが混じりあう奇妙な世界。ジェイソンがパラレルワールドのジェイソンと入れ替わる。元に戻そうとする(主人公視点の)ジェイソンであるが、別の並行世界のジェイソン(ややこしい!)も表れて、なかなか元に戻せない。さて、この物語の自分なりの解釈をすると、誰でも人生の中で幾多の選択をしてきただろう。「もし、あのとき、ああしておけば…」と思った人は多いと思う。別の人生を想像するのは構わないが、幸せなのはあくまでもこの世界に生きることなのだと示唆している。作中でも、ジェイソンは自分の居る世界ではない場所で生活しても構わないのに、自分の世界に戻ろうとして殺されそうになったり、妻が死んだり、散々な目になる。元に戻ろうとするために苦労するのは、帰巣本能的なもので自分の居場所に固執する意志の強さゆえのものだろう。最終的に戻ろうとするのだから、自分の選択には後悔せずに自信を持てということかもしれない。