【感想・ネタバレ】アッサム・ティーと熱気球の悪夢のレビュー

あらすじ

熱気球に乗せてもらえることになったセオドシアは、人生初の空の冒険に心を躍らせていた。上空から見下ろすチャールストンの街並みはまさに絶景! ところが一機のドローンがある気球に狙いをさだめて近き、爆破して墜落させた。被害者の一人は、アメリカ史上初の国旗をまさにオークションにかけようとしていた矢先の出来事だった。歴史を生き抜いてきた旗は、聖遺物に匹敵するほどの価値を持つ。熱狂的なコレクターや骨董商、学者……気球墜落事件は、貴重な旗をめぐる熾烈な争奪戦の末の犯行? 事件の手がかりを追うかたわら、セオドシアはピンチヒッターとしてテレビに生出演したり、大規模なお茶会の準備をしたりとてんてこまい。そんな時に大手雑誌社からお店の評価をくだす秘密調査員が送りこまれることになり……!?

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Posted by ブクログ

ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第20弾!

熱気球のイベントでお茶のケータリングをしていたセオドシアとドレイトンは、幸運にも熱気球に乗せてもらえることに。

楽しい空の旅を楽しんでいたところ、隣の熱気球が爆発し墜落するという悲劇が起こります。

この事件の裏で、歴史的な価値の高い貴重な旗が被害者宅から盗まれるという事件も発生。

セオドシアとドレイトンは殺人事件と窃盗事件、2つの事件の謎を追っていきます。


シリーズが進むほどに、いいバディになっていくセオドシアとドレイトン。

セオドシアの単独行動は心配になりますが、ドレイトンと一緒に調査しているシーンはなんとなく安心して読めます。

ミステリとしては、真犯人に迫っていく流れがやや強引だった気がしますが、容疑者たちのすったもんだなど、動きが多くて飽きずに楽しめました。

何といっても読みどころのお茶の豆知識やお茶会の描写が充実していてよかったです◎

インディゴ・ティーショップの描写とあわせて、学びも癒しも満点の作品でした!

コージーミステリによく例えとして登場する、少女探偵の「ナンシー・ドル―」。

今回はその「ナンシー・ドル―のお茶会」も登場していて、実際に作品を読んでみたくなりました。

ドレイトンの家がインテリア系のメディアに取り上げられたり、シェフのヘイリーが新たな才能を発揮したりと、インディゴ・ティーショップの面々の多方面での活躍も読んでいて勇気づけられます。

セオドシアのライリー刑事との恋にも注目!

これまでのセオドシアの恋愛とはなんだか違う雰囲気を感じて、読んでいてキュンとなります。

次巻以降もどんなお茶会が楽しめるのかワクワクです!!

◇おすすめポイント
 ・冒頭から衝撃の展開
 ・ティー・ショップやお茶会の描写に癒される
 ・それぞれの好きなことや才能を活かす登場人物たち

◇こんな方におすすめ!
 ・ミステリ作品をテーマにしたお茶会に興味がある
 ・自分の好きなことを楽しみたい
 ・ちょっとときめきが欲しい

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2020年06月15日

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