佐々涼子のレビュー一覧

  • エンド・オブ・ライフ

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    一日一日を好きに生きる。自分勝手ではなく、深いところで。後悔が一番良くないよな。

    拍手のエピソードには涙しかない。

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    2024年10月10日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    購入済み

    何回読んでも泣いてしまう

    単行本が発売した時に空港に勤務しており、なおかつ貨物などを取り扱う会社にいた為、勉強の為にもと思い読んでみたら、自然と涙が出てきた。死とはまだ縁遠い年齢だから、そう思っていた。いつも隣にあると教えてくれた。やはり母国に帰りたいのは皆同じなんだと教えてくれた。
    何回読んでも、泣いてしまう。繰り返して読みたい作品です。

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    2020年01月30日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

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    とても興味深く一気に読みました。
    過去のやってきた事実は変えられないけど、解釈は変わってくるのだ。過酷すぎる人生で聞いた側は眉をひそめてしまうのは間違いないけれど。人は変わるんだと強く感じる一冊。そして私も強くなりたいなと思いました。

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    2017年02月19日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    購入済み

    このような本があってこそ。。。

    人知れず、世の中で大事な仕事をプロフェッショナルとして遂行されている人々を、丹念に描かれていること。
    素晴らしい作品だと思います。
    人々が知らない世界を、経験できない事柄を人々に伝えるお仕事に敬意を表します。今後のご活躍も期待してます。
    国際霊柩送還士の方々も、ご苦労は多いと思いますが、どうか縁の下の力持ちの皆様が支えて頂いていることに感謝します。ありがとうございます。。。

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    2016年01月17日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    異境の地で亡くなった人は一体どうなるのか、おくりびとなんてファンタジー。この本を読んで死に関する観念が変わった。

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    2025年11月10日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

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    噂やニュースで聞いていたが、予想以上に酷い入管と日本の難民政策。

    こういったノンフィクションを読むと、その実態を知ることが出来るが、「なんて酷いんだ」と思うだけの自分はなんなんだと

    とりあえず、この本が書かれてから何か変わったのが調べてみる

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    2025年10月02日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    「エンド•オブ•ライフ」に次いで2冊目の佐々作品。作家として当然ながら確たる核を持ちながらも、変に自分を飾らず取り繕わず正直な姿勢がとても好ましくファンになってしまう。昨年お亡くなりになってしまったのは「エンド•オブ•ライフ」を書き上げた作者にとっては本当に何という皮肉か、大変残念。
    遡って他の著作も読みたい。

    以下心に残る、残したい表現の数々。
    p.20 私は死に方を知らないが、きっと体は知っている。
    p.27 行けない旅はどうしてこうも美しいのだろう。
    p.39 亡くなりゆく人は、怒り、否認、取引、抑うつを経験しながら、やがて諦念のあとに死の受容に至る。
    p.56 (筋トレ後の)新しい体

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    2025年09月13日
  • エンド・オブ・ライフ

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    終末期の在宅看護をめぐるノンフィクション。患者の望みを叶えるべく、医師・看護師・ヘルパーの方々のチームの献身は、正直「ここまでやるのか」のレベルで頭が下がる思い。このチームの実質的なリーダー格の看護師森山さんご自身がステージⅣの癌と診断され、著者の佐々氏の取材を手助けする側から取材される側に回り、自分の生き様(死に様?)を見せる側になる。
    そんな中での彼の言葉「予後を気にして生きていたら、それだけの人生になってしまう。僕は自分自身であって、『がん患者』という名前の人間ではない。病気は僕の一部分でしかないのに、がんの治療にばかり目を向けていたら、がんのことばかりを気にする人生を送ることになってし

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    2025年08月19日
  • エンド・オブ・ライフ

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    人それぞれ、色々な命の閉じかたがあるものだと思った。
    終末期の在宅医療、訪問看護、介護などに携わる方たちの覚悟と懐の広さに頭が下がる思いだ。

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    2025年07月05日
  • エンド・オブ・ライフ

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    本当に上質なノンフィクションだ。終末期医療のスタッフだった方が反対に患者側になってしまうことや、筆者の両親のこと、生きることとその終わり方が丁寧にルポタージュされている。
    これは泣く。

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    2025年05月18日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    ノンフィクション作家、佐々涼子のエッセイ集。あとがきの翌年、2024年に亡くなった。既に病魔と闘い、死を覚悟していた時期の出版であり、読んでいて胸が痛む。人と真摯に向き合い、公私も交えてとことん取材し、命を削るように作品を仕上げていく様子が伝わる。佐々さんの作品は、読む人の心に響き、立ち止まらせ、深く思索させるものばかりだ。

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    2025年05月02日
  • エンド・オブ・ライフ

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    まとめきれなかった過去の取材が、取材中に親しくなった看護師の死をきっかけに本になった――そんな背景がプロローグで明かされ、過去の取材と看護師の病状が交互に語られていく構成に胸を打たれました

    自分の一部でしかない病気のことばかり気にして生きたくない、という看護師の言葉が特に印象に残りました

    死が近づいてから好きなことをして過ごす人たちの姿を読み、なんで元気なうちにできないんだろう?って考えさせられました

    死が身近ではない今の時代、この本を読むと生きていることのありがたさに気づけると思います

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    2025年04月30日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    ネタバレ

    国際霊柩送還士という仕事があると初めて知りました。

    事件、事故、震災、人は突然亡くなるので、いつ仕事が入るかわからない。家族のもとに遺体を引き渡すのにはタイムリミットもある。

    やりがいなんて遠く通り超して、使命感のようなものを感じました。

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    2025年03月22日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    きちんとお別れするために、ご遺体をかつての姿に。
    想像もしないところに、仕事があるのを思い知らされました。
    そして、人の数だけドラマがあり、死の数だけ悲しみがあることも。

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    2025年03月22日
  • エンド・オブ・ライフ

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    ノンフィクションライターの佐々涼子が、訪問医療の診療所を取材し、終末期のあり方を考える。患者に対して真摯に寄り添う職員や、在宅での看取りを選択する患者たち。それぞれが個性的で、物語としても面白い。著者は、この重いテーマを、迷いながらも強い意志で執筆に取り組む。著者の父親が、全身全霊介護した妻が亡くなった後、元気に暮らす様子がわかり、安堵した。

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    2025年03月20日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    プライムビデオのドラマ。主演は米倉涼子で、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届ける、実在するスペシャリストの物語。ドラマでは感動シーンが満載だったけど、これを仕事にするにはちょっと僕は無理かなぁ。

    原作の文庫(ノンフィクション)も読んでみたが、ドラマよりもなかなかしんどい。活字だから読めるが、映像では再現できないエンバーミングのシーン(遺体を腐らないように加工を施す)もある。地上波では流せないよなあ。
    そしてこのドラマのモデルとなった企業(エアハースインターナショナル)も注目されてるようだ。

    『海外では死にたくない…』これが率直な感想。実は僕は海外に行ったことはないが、やっぱ

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    2025年03月05日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

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    佐々涼子(1968~2024年)氏は、早大法学部卒、専業主婦として2児を育てつつ、日本語教師等を経てライターになった、ノンフィクション作家。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で開高健ノンフィクション賞、2014年、『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』でダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR第1位等、2020年、『エンド・オブ・ライフ』で本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。 2024年9月、悪性脳腫瘍のため死去。享年56。
    本書は、新宿歌舞伎町に「日本駆け込み寺」を設立し、長年代表を務める玄秀盛氏について、本人及び多数の関係者に行った取材をま

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    2025年02月20日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

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    移民・難民受け入れに関する「入管問題」の実態をレポートし、分かりやすく解説している。国の制度の矛盾が浮き彫りになり、国民一人一人が自分事として向き合うべき問題であることに気づいた。佐々さんが、冷静に取材しようと努めながらも、人間味のある優しい眼差しが感じられ、胸が熱くなる。
    ご冥福をお祈り致します。

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    2025年02月19日
  • エンド・オブ・ライフ

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    市に向き合う。最後の時間をどう過ごすか。ノンフィクション。最後は幸せな人ほど周りの人たちが悲しい思いをする。そうであっても、本人が後悔なく過ごせる形を選べるのは家族にとっても幸せなこと。それを支える訪問介護士には頭が下がる。死について向き合う勇気をくれる。

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    2025年02月11日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    アマプラでドラマを見かけて気になっていた作品。

    死はすぐ隣にあるもの。
    中々普段実感することはないけれども、誰しも明日生きている保証なんてどこにもないのは確か。
    もし自分や大切な人が亡くなった時、遺体をひとりの人間として接してくれる人に最後をお願いしたいと改めて思った。

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    2025年02月03日