佐々涼子のレビュー一覧

  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    すごいと読むたびに思うノンフィクションの書き手(ご自分の身を削りながらお書きになっているのだろう)佐々涼子さんが、日本の難民、移民、技能実習生について取材されたもの。
    この問題についてはいつも自分に何ができるのだろうかと考えさせられる。児玉晃一弁護士、お名前はよく拝見していたが、この本を通じて身近に感じられたので、ご活躍を今後も追っていきたい(この問題での「ご活躍」の場があるのが良いのか悪いのかは別にして)。

    0
    2024年03月30日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    入管でのウィシュマさん死亡事件、ひどい事件とは感じつつ、難民制度、難民と移民の違いについて無知だったことを思い知らされました。日本の難民制度の問題と、入管での人権を無視した対応とは全く別問題だと思っています。恥ずべきことだと思います。一方で鎌倉アルペなんみんセンターの取り組みを知り、希望を見た気もします。自分として何ができるか、考えたいです。

    0
    2024年03月16日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    佐々さんの本は3冊目。他2冊よりもよりノンフィクション要素の濃い本だった。深く厳しい現実を表している。学ぶのを、知るのをやめてはならない。恐れてはならない。全ての日本人に問われている。

    0
    2024年02月05日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

    Posted by ブクログ

    歌舞伎町の深い闇、そこで駆け込み寺をやっている凄腕の男の物語

    親の愛なんてものを見たことも触ったこともない人間には、そんなもんわからんのや。愛情なんていう概念すらわからん

    彼は自分からは決して喧嘩をしようとしなかった。売られた喧嘩もよほどのことがなければ買うことはなかった。何しろ彼のプライドは容易に傷つかなかったのだ

    生きるためにものを盗って何が悪い。何もしなければ死ぬだけだ。社会道徳も、倫理も、何ひとつ俺を守ってくれなかったよ

    そうする以外、生き延びるために何ができる?だからええんや。何ひとつ後悔なんかしてへんよ

    秀ちゃんの小便、血がでとる おれの体、おかしかったんか

    ヤクザより

    0
    2023年10月26日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

    Posted by ブクログ

    エンジェルフライトがドラマ化されていたのを観てそう言えば佐々さんの作品で未読があったなと購読。
    何と言うか原点と言うか。
    かなりの主観が入っている様に感じるのも取材対象が人たらしと評される所以か。
    人を助けることで過去の自分を救っていると言ってしまえば感傷的過ぎるのかも知れないが。
    この世の彼方此方に玄的な人が居て救われている人もいるのだろう。

    早く新作出ないかなー。

    0
    2023年03月26日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

    Posted by ブクログ

    「駆け込み寺の男 玄秀盛 佐々涼子 ハヤカワノンフィクション文庫 2016年 680円」金や男女男男関係、仕事、DV、貧困などのトラブルをかけた人の逃げこむ場所を提供している実在の人物の壮絶な話。エグくて、自分の悩みが小さい物だとわかるのでこの手の本は好きだ。

    0
    2021年11月07日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

    Posted by ブクログ

    人間が欲望や執着を満たし続けた時、その後には何が待っているのか。さらなる欲望と執着の連鎖なのか、破滅なのか、はたまた悟りなのか・・・。

    そもそも、欲望や執着を満たし続けることができる人は多くはありません。そして、幸運にもそれを成し得た多くの人は、自らその山を降りることはなく、誰かに引きずり降ろされます。

    それゆえに、欲望や執着を満たし続けた時に何が待っているのか、を知ることはとても難しいことのように思います。本書は、それを成しつつも、自ら山を降りた稀有な人間に焦点を当てています。

    そしてそこに著者は、欲望と執着の連鎖でもなく、破滅でもなく、悟りでもないものを見いだし、読者である我々に提示

    0
    2016年09月19日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    稀代のノンフィクション作家がまた1人病に倒れた。解説にもあったとおり佐々涼子さんはノンフィクションの潮流に待ったをかけ、またテーマが何気ない選択であっても、真摯に向き合う姿勢女性としても素晴らしいと感じた。

    0
    2026年07月21日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    「国際霊柩送還」とは 海外で亡くなった日本人の遺体や遺骨を日本に搬送し、日本で亡くなった外国人の遺体や遺骨を祖国へ送り届けることである。
    この言葉はエアハースの登録商標で一般的な言葉ではない。
    そしてエアハース・インターナショナルは国際霊柩送還の専門会社として2003年に日本で最初に設立された会社だ。


    エアハースが請負った仕事のいくつかが
    遺族の様子とともに書かれている。
    性質上 不慮の事故によるものが多く 読んでいて苦しかった。

    エアハースは今の葬儀会社というよりは昔の葬儀屋のようだ。そしてそれはマニュアルを嫌う二人の職人気質の創業者に依るところが大きい。

    特に利惠さんの行動力や遺族

    0
    2026年04月13日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ期待して読んだけれど、エンド オブ ライフの方が良かった。少し文章が固い感じがしてよみにくかった。
    読んだ順番のせいかもしれない。
    内容はよい。映画も楽しみにしている。

    0
    2025年11月26日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エッセイは佐々涼子さんの歴史

    依存症 回復には後光がある。ある日閃く
    取材であった人に震災の話を「家族に言ったことのない話」を聞いた。話すことは背負わせること。家族友人でもない、仕事でもない人だけに話せること。

    0
    2025年10月20日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    2025.5.4 NHK土曜ドラマ エンジェルフライト 米倉涼子主演
    国境を越えて遺体や遺骨を故国へ送り届ける「国際霊柩送還」という仕事に迫り、死とは何か、愛する人を亡くすとはどういうことかを描く。第10回開高健ノンフィクション賞受賞作。(解説/石井光太)

    0
    2025年05月04日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    こういう仕事があることを知らなかった。尊い仕事ではあるが過酷。
    海外に行くことがあっても自分が異国で死んでしまうなんて想像したことがなかった。絶対保険に加入すべきだと思った。

    0
    2025年04月27日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    死体ではなくご遺体
    遺族は異境の地で家族が死亡したことを受け入れられない。だから身内の死を受け入れるための儀式が必要。
    生前の姿に戻してあげて「人間」として家族のもとに帰してあげる。
    その姿で返事が無いことでやっと死を受け入れられる。
    エアハースの方々のご遺体や家族への向き合い方、とても素敵だった。

    親を失うと過去を失う
    配偶者を失うと現在を失う
    子を失うと未来を失う

    0
    2025年03月15日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    作者は最初、人の命を救う医者の話ならドラマがありそうだけど、国際霊柩送還士のノンフィクションってどうなの?と編集者に言われたらしい。自分も正直どう話を広げるのかな?と読み始めたけど、普段まったくスポットライトは当たらないのにもの凄い職業だなあと思った。
    海外から戻ってきた状態の悪い遺体を、翌日には火葬するのにも関わらずなぜ拘りをもってエンバーミングするのか。国際霊柩送還士の仕事に対する姿勢が伝わってくるのと同時に、身近な人の死とどう向き合うか、そもそも死とは?というところまで考えさせられる本。
    壮絶な場面を沢山経験しているのに、どことなく静かな印象の職業だと思った。そしてこの本もそんな印象のノ

    0
    2025年03月04日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    エアハース・インターナショナル

    親を失うと過去を失う。
    配偶者を失うと現在を失う。
    子を失うと未来を失う。

    0
    2024年12月05日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    佐々さんのノンフィクションが好きなので、通読。
    前半とか、禅の話はかなりのめり込んで読んだ。ノンフィクション作家としての苦しさ、メンタルを削る感じが伝わってくる。それでも、知りたくて仕方ない、そんな気持ちだったんじゃないか。
    もしかするとそのストレスで、寿命を縮められたかもしれないが、ご本人が書かれている「命は長いから価値がある、というわけではない」というところには、佐々さんだからこその実感と重みが伝わってくる。
    欲を言えば、佐々さんの本をもっと読みたかった。

    0
    2024年10月31日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    エッセイ作品集  

    「紙つなげ」の文章が好きで知ったライターさん     

    同世代なのに脳腫瘍で亡くなるなんて

    0
    2024年10月23日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

    Posted by ブクログ

    キレイにまとまっていて、読みやすかった。
    職人(?)とも言うべき人たちの、
    死体への熱い思いが伝わる。

    0
    2024年09月16日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

    Posted by ブクログ

     佐々涼子さん、9月1日に悪性脳腫瘍のためご自宅で永眠されたとニュースで知りました(享年56歳)。ショックでした。『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』『エンド・オブ・ライフ』『ボーダー 移民と難民』と読み、どの作品も読み応えのある素晴らしいものでした。一昨年の年末に、悪性脳腫瘍であることを公表し、その後『夜明けを待つ』を発表されこちらも読ませていただいています。「ああ、楽しかった」と言える人生だったかな…でも、ご自宅で最期を迎えられたのは、佐々涼子さんらしいと感じました。

     で、こちらの作品は未読でした。いつか読もうと思ってい

    0
    2024年09月05日