佐々涼子のレビュー一覧

  • エンド・オブ・ライフ

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    ノンフィクションライターの佐々涼子が、訪問医療の診療所を取材し、終末期のあり方を考える。患者に対して真摯に寄り添う職員や、在宅での看取りを選択する患者たち。それぞれが個性的で、物語としても面白い。著者は、この重いテーマを、迷いながらも強い意志で執筆に取り組む。著者の父親が、全身全霊介護した妻が亡くなった後、元気に暮らす様子がわかり、安堵した。

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    2025年03月20日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    プライムビデオのドラマ。主演は米倉涼子で、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届ける、実在するスペシャリストの物語。ドラマでは感動シーンが満載だったけど、これを仕事にするにはちょっと僕は無理かなぁ。

    原作の文庫(ノンフィクション)も読んでみたが、ドラマよりもなかなかしんどい。活字だから読めるが、映像では再現できないエンバーミングのシーン(遺体を腐らないように加工を施す)もある。地上波では流せないよなあ。
    そしてこのドラマのモデルとなった企業(エアハースインターナショナル)も注目されてるようだ。

    『海外では死にたくない…』これが率直な感想。実は僕は海外に行ったことはないが、やっぱ

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    2025年03月05日
  • 駆け込み寺の男 -玄秀盛-

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    佐々涼子(1968~2024年)氏は、早大法学部卒、専業主婦として2児を育てつつ、日本語教師等を経てライターになった、ノンフィクション作家。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で開高健ノンフィクション賞、2014年、『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』でダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR第1位等、2020年、『エンド・オブ・ライフ』で本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。 2024年9月、悪性脳腫瘍のため死去。享年56。
    本書は、新宿歌舞伎町に「日本駆け込み寺」を設立し、長年代表を務める玄秀盛氏について、本人及び多数の関係者に行った取材をま

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    2025年02月20日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

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    移民・難民受け入れに関する「入管問題」の実態をレポートし、分かりやすく解説している。国の制度の矛盾が浮き彫りになり、国民一人一人が自分事として向き合うべき問題であることに気づいた。佐々さんが、冷静に取材しようと努めながらも、人間味のある優しい眼差しが感じられ、胸が熱くなる。
    ご冥福をお祈り致します。

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    2025年02月19日
  • エンド・オブ・ライフ

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    市に向き合う。最後の時間をどう過ごすか。ノンフィクション。最後は幸せな人ほど周りの人たちが悲しい思いをする。そうであっても、本人が後悔なく過ごせる形を選べるのは家族にとっても幸せなこと。それを支える訪問介護士には頭が下がる。死について向き合う勇気をくれる。

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    2025年02月11日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    アマプラでドラマを見かけて気になっていた作品。

    死はすぐ隣にあるもの。
    中々普段実感することはないけれども、誰しも明日生きている保証なんてどこにもないのは確か。
    もし自分や大切な人が亡くなった時、遺体をひとりの人間として接してくれる人に最後をお願いしたいと改めて思った。

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    2025年02月03日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    亡くなったのだからもうどこにもいない、と簡単に割り切れるほど、人は人をあきらめきれないのだ。(本文より)

    遺族にとって、最も辛い瞬間にそばに寄り添ってくれる頼れる存在であり、だからこそ、忘れ去られることが喜ばれる職業。
    そんな仕事があるとは想像すらしなかった。「おくりびと」という映画とは比べものにならないほどの壮絶なご遺体の状態と日々向き合う姿には頭が下がります。

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    2025年01月23日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    『エンジェルフライト』『紙つなげ!』『エンド・オブ・ライフ』『ボーダー』
    どの作品からも佐々さんから「生きていること」の意味が問いかけられていた。
    もう彼女の声を聞くことができないのが残念でならない

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    2025年01月08日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    2024年9月に希少がんのグリオーマで亡くなった佐々涼子さんのエッセイ集。
    人の死や、生きていくということを色々な人を取材し作品にしてきた作者が、あとがきで、自分の人生が間も無く終わることを静かに語った上での以下の言葉が印象的だった。

    「いつか私にも、希望の本当の意味がわかる日が来るだろうか。誰かが私を導き、夜明けを照らしてくれるだろうか。もし、それがあるとするなら、『長生きして幸せ』、『短いから不幸せ』、と言った安易な考え方をやめて、寿命の長短を超えた『何か』であってほしい。そう願っている。そして遺された人たちには、その限りある幸せを思う存分、かみしめてほしいのだ。」

    ちょうど今観ている

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    2024年12月08日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    死ぬこと、生きることについて考えさせられた。
    世界各地の仏教の僧院に無料で泊まったりしながら、も、冷静な感覚で、自分と向き合う姿に感動を覚える。佐々さんの死生観に触れた。

    もう一度読み返したい。

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    2024年12月07日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    普段読まないタイプの小説(ノンフィクションドキュメンタリー)でしたが興味深く読めました。
    個人的には知り合の遺体は怖いと感じるのですが、他人ならば仕事ならばどうだろうか?

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    2024年10月24日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    第2章ルポタージュの日本語学校が考えさせられた。
    技能実習生、看護、介護、海外からきた労働者の子供の日本語学校。日本語だけでなく母国語さえも使えなくなる現状に驚く。

    「会えない旅」は会えない故に父親の心境が、彼のそれまでの苦悩と共に伝わってきた。

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    2024年10月19日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

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    難民、移民問題をよく理解せずに叩いてる人いるけど、この本読んでみてほしい。支持するかしないかは個人の自由ではあるけど、実態を知ってから、批判すべきだと思う。祖国を追われて帰国できない人やその子供の人権が無視されてよいわけがない。

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    2024年10月16日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    ドラマが良かったので読んでみたところ、まさかのノンフィクションでした。エアハースは実在する会社で、登場人物も実在するよう。
    エンバーミングは知っていたが、まさかここまでご遺体を大切に扱い遺族に返してくれていたとは。彼らの活動に頭が下がります。読んで良かった本。

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    2024年10月09日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    エッセイに共感し、ルポルタージュでは佐々さんの取材姿勢や物事の受け取り方に感じ入りながら読み進めた最後に、ご自身の脳腫瘍のくだり。しかも余命数ヶ月という。

    「誰もがいずれは通る道」「その瞬間を生き、輝き、全力で楽しむ」そして、「ああ、楽しかった」と言って別れる。 目の前に死が迫っているその瞬間にこれを言える佐々さんの、「強さ」という言葉だけでは言い表せない、人としての深さを感じた。

    知らずに読み始め、慌てて調べたら、1ヶ月前の9月1日に亡くなっていた。この日は自分の誕生日。年齢もさほど変わらない。大病から命拾いした身としては、自分が今生きている事実を重く受け止めずにはおられない。他の作品も

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    2024年10月06日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    エッセイを一つ、ルポルタージュを一つ読むたびに
    「佐々さんはもういないんだな」と想いがこみ上げてきた。
    途中、闘病中の番組をYouTubeで観たりもして、どんな気持ちで執筆されていたんだろう…と。
    たくさんの「死」と向き合ってきた方だけど、ご自分のとなると一筋縄ではいかなかっただろうと思う。
    過去のもの〜最近のものまで書かれた年代はバラバラだけど、どれも大切に読ませてもらった。
    特にあとがきの言葉は、すっと心の奥まで入ってきた。
    今、この瞬間を「あー楽しかった!」と言えるように。限りある幸せを存分に味わえるように。
    メッセージ、しっかり受け取りました。

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    2024年10月01日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    日頃、海外で亡くなられた方が搬送されることが報道されているが、エンジェルフライトこ方々のきめ細かいご対応がいることを初めて知った。
    日本人の死者に対する気持ちに寄り添う対応は、素晴らしいと思った。

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    2024年09月24日
  • エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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    最初はへぇ〜こんな職業があるんだ程度にしか読み始めてなかったが、ページをめくるにつれ、死について弔いについて、葬式…儀式の大切さを考えさせられる気がして、読んで良かったと思いました。

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    2024年09月16日
  • ボーダー 移民と難民(集英社インターナショナル)

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    先日お亡くなりなった、ノンフィクション作家の佐々涼子さん作品。ビザが切れたというだけで、状況や理由も考慮されることも無く収容され、とんでもない扱いをされている、これが日本なのかと愕然とした。死刑を宣告されるほどの犯罪者でも、日本人というだけで、こんな扱いはされないのでは?理不尽な気持ちでいっぱいになった。

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    2024年09月13日
  • 夜明けを待つ(集英社インターナショナル)

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    感想
    人類誰も経験したことがない。それは安寧なのか苦痛なのか。わからないから今日1日を必死になって生き抜いてみる。何かを遺せる日を信じて。

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    2024年09月05日