あべ弘士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こどもの頃に読んだきりでした
ちょうど地元であべ弘士さんの原画展があり
その際にシートン動物記を描かれていると知り
迷わずロボを選びました
こどもの頃の記憶はあいまいで
大きくて恐ろしいオオカミという印象しかなく
絵本で読み返してみたら、、、
こんな悲しいお話しだったのか、と
自分たちの都合で動く人間と
自然界に身を置くロボとの命がけのかけひき
ほんとうは、住まわせてもらっているのは
人間の方なのにね
ロボが気高く賢い知恵者だとするならば
愛する者で誘き寄せるなんてやりかた、
心がえぐられたまま戻らないのは当然だと
読みながら、しかたなかったことなの?
と憤りすら感じて泣けてくるわ、、、
シートン先生よぅ、、、
訳者が記載されていないから
あべさんが解釈しながら絵もつけたのでしょうか
解釈はともかく
動物と長く過ごしてこられたあべさんの、
自然への敬意は、当然のように
描かれた絵から強く伝わってきます
愛おしさと尊敬
繊細でいてダイナミック
おとなになって、あらためて手にした
シートン動物記と
あべさんの絵本で再会できたことを
喜ばしく思います
シリーズで揃えようと思います
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Posted by ブクログ
ガブとメイそれぞれの幼い頃の話や、二匹が友達になった後のとある日の話、本編中の吹雪で身動きがとれなくなったときの話など、5編収録されている。
以下、印象的だった話、箇所を。
○『ひとりぼっちのガブ』
ガブの幼い頃の話。大切な友達だと思っていたグルリに裏切られるシーンが切ない。その悲しい思い出があるから、メイと友達になったときは本当に嬉しかったのだろうなと思うと、また切ない。
オオカミにとってヤギはご馳走だが、メイと友達になったことでそのご馳走を二度と食べないとガブは誓う。友達を悲しませたくないから、という理由もあるのだろうけれど、グルリとの出来事も少なからず影響しているのだろうか。ガブの誓いは私が思っていた以上に固いのかも。
○『メイはなんにもこわくない』
メイの幼少期。トラブルメーカーなメイだが仲間たちから好かれていて、終始明るい雰囲気に包まれている。ひとりぼっちで“困った子ども”と評されていたガブとは、あまりにも対照的だった。
ガブのメイに対する想いと、メイのガブに対する想いは、実はまったく違うのかもしれない。もし片方の存在に依存してしまうようなことがあるとしたら、それはガブのほうなのだろう。
○(P174)「自分を殺して生きるか。自分を生かして死ぬか。」
(P175)「生きるって、自分のあしで歩くことをいうんでやんすよね。」
前者は、指標と成り得る言葉だな、と思った。
「ヤギとオオカミでも友達でいたい」という自分の正直な気持ちをなかったことにして、それぞれの種族にとっての“平穏”の中で暮らすか、それとも、誰からも理解されない厳しい生活を強いられることになっても友達として生きるか。
二人のような状況下でなくても、こういう選択はままあると思う。種族に関係なく友達でいたいし、そんな生き方を周りに肯定されたい、なんていう諸手挙げてのハッピーエンドは現実にはなかなかない。だから後悔しないように、考えて、見極めて・・・・・・ということが必要なのだろうな。そしてそういったときに、この言葉を思い出したい。
後者にははっとさせられて、同時になんだか泣きそうになった。自分の足で歩く、なんて当たり前のことだけれど、胸を張ってそれができていると頷けるだろうか。 -
絵とき ゾウの時間とネズミの時間
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
初めての出会いは小学生の時見た人形劇だった気がする。
それから絵本で読んで全部読んでなかったのをこの本で思い出した。
こんなに最高なラストが待っていたなんて。
特に「どしゃぶりのひに」からの「ふぶきのあした」はドキドキが最高潮だった。
子どもの頃に感じた展開へのハラハラドキドキとはちょっと違って、2匹の幸せを願う祈りのようなドキドキだった。
いろんな見方ができるから、考察をしながら何回読んでも楽しめそうだけど、今はこの2つの生き物の最高の友情を純粋にただ噛み締めたい。
文の始まりと終わりの風景描写と白黒ならではの迫り来る絵とお互いの関係性の全てが萌え。
ユーモアも哲学も全てがある。
私の中のロミオとジュリエットはこのふたつのいきものでいい。
死んでもいいと思えるものに出会えてないからまだ死ねない。 -
ゾウと ともだちになった きっちゃん
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
小学生の時に好きだった絵本。
全7巻だったのが、1冊に纏まっていたとは知らなかった。
この完全版を本屋さんで見つけて思わず買ってしまった。
大人になった今読んでもドキドキするし、感動する。
絵本にしてはたぶん文字が多目だから、小学校中学年から高学年くらいでも読み応えあると思う。
小さい子ども何これを読み聞かせしてもらったら、すごくハラハラドキドキするだろうな。
ガブの食欲という本能と「メイは友達」という理性の葛藤や、群れを取るか友達を取るかという選択など、深い内容になっていたり込められたメッセージがあったりしてすごく面白い。
もともとは第6章で完結の予定だったとは、絵本なのになかなかな終わり方だなぁと思った。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
あらしのよるに出会って、友達になったオオカミのガブとヤギのメイ。
でも、そのことは、おたがいの仲間にはひみつだ。敵と味方が仲良くするなんてとんでもないと、みんなから責められるにきまっているから。
今日も、メイはガブに会いに出かけたが、なぜかヤギの仲間たちがゾロゾロとついてきてしまった。これじゃ、ガブに会うことができない……。
そんな中、子ヤギのミイが川の中で立ち往生してしまった。目の色を変えて、ミイのところに向かうガブ。ミイを狙って、ハゲワシが近づいてきていたのだ。
ハゲワシに狙われているミイのところに、オオカミまでやってきた。ミイはもうどちらかに食われてしまう! そう思うヤギたち。
でも、メイだけは知っている。ガブは、ミイを助けるために、ハゲワシと闘っていることを……。
【感想】