あべ弘士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あらしの夜、すごいカミナリと大雨!こんな時に、だれかと一緒に雨宿りできておしゃべりできたら少しほっとするよね。
真っ暗な小屋で一人雨宿りしていたヤギのメイは、誰かが小屋に入ってきて、その人がいい人そうで、安心した。
仲良くなったその人と、「明日の午前中に待ち合わせをしてまた会いましょう」と約束をする。
でも、その誰かさん、メイは気付かなかったけれど、実はこわーいオオカミで・・。
1巻 あらしのよるに
2巻 あるはれたひに
3巻 くものきれまに
4巻 きりのなかで
5巻 どしゃぶりのひに
6巻 ふぶきのあした
7巻 まんげつのよるに
7巻までが一冊になった完全版や、番外編もある。
1巻目は小 -
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Posted by ブクログ
こどもの頃に読んだきりでした
ちょうど地元であべ弘士さんの原画展があり
その際にシートン動物記を描かれていると知り
迷わずロボを選びました
こどもの頃の記憶はあいまいで
大きくて恐ろしいオオカミという印象しかなく
絵本で読み返してみたら、、、
こんな悲しいお話しだったのか、と
自分たちの都合で動く人間と
自然界に身を置くロボとの命がけのかけひき
ほんとうは、住まわせてもらっているのは
人間の方なのにね
ロボが気高く賢い知恵者だとするならば
愛する者で誘き寄せるなんてやりかた、
心がえぐられたまま戻らないのは当然だと
読みながら、しかたなかったことなの?
と憤りすら感じて泣けてくるわ、、、
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Posted by ブクログ
ガブとメイそれぞれの幼い頃の話や、二匹が友達になった後のとある日の話、本編中の吹雪で身動きがとれなくなったときの話など、5編収録されている。
以下、印象的だった話、箇所を。
○『ひとりぼっちのガブ』
ガブの幼い頃の話。大切な友達だと思っていたグルリに裏切られるシーンが切ない。その悲しい思い出があるから、メイと友達になったときは本当に嬉しかったのだろうなと思うと、また切ない。
オオカミにとってヤギはご馳走だが、メイと友達になったことでそのご馳走を二度と食べないとガブは誓う。友達を悲しませたくないから、という理由もあるのだろうけれど、グルリとの出来事も少なからず影響しているのだろうか。ガブの誓い -