あべ弘士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第1巻の衝撃的な出会いを経て、今回はついに明るい場所での「再会」が描かれます。
「友達」だと思いたいけれど、目の前においしそうな「ごちそう(ヒツジ)」がいる……。オオカミの葛藤がコミカルながらも切実で、あべ弘士さんのダイナミックな絵がその緊張感をより引き立てています。
本来なら「食べる側」と「食べられる側」
その絶対的な境界線を、無邪気な会話でひょいと飛び越えてしまう二人の姿に、危うさと温かさを同時に感じました
「ヤギとオオカミ」という立場を超えて、少しずつ「個」としての絆が深まっていく過程がたまりません。大人でも読み応えのある、深い友情の物語です。 -
Posted by ブクログ
読んだ時、衝撃を受けた一冊。
まさか、ゾウとネズミの生きる時間がほぼ同じだったとは。私達は時計の針で時間を見がちですが、心臓の鼓動の数から見れば二匹とも大体同じ15億回。つまり一生の長さは変わらない。時間の捉え方に新たな視点を貰えた本。
元々、新書で出てた内容を書き下したものなので、科学的な説明が多く、かなり内容が難しいのですが、ガリバーの話から入り、図、絵を多用していて、子どもでも分かるよう配慮されています。
読んだ時、同じく生まれでてきたのに、一年で枯れてしまう命と百年以上生きる命があるのは不公平だ!ってやたら憤ってた時期だったので、この本、自分にすごく刺さった覚えがあります。 -