丸戸史明のレビュー一覧
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購入済み
冴えなさすぎるカップル
巻頭カラーは「冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム」。
彼女も冴えないけど、主人公も冴えないな(笑)。
ってところは思ったりしますけど。
どちらもそれなりに仕事はやっているうえで、
カップルとして冴えないって話なので、
そこは笑って済ませられるところが良い。
「ACCA P.S.」は組織に生きて、
組織に殉じるところが淡々と進んでいくのが良いですね。
あまりセリフに頼らずに、雰囲気のみで物語が進行していくのは
色々な感情を揺さぶられます。
今では有名すぎる作品。
「薬屋のひとりごと」がセンターカラーで新連載スタートです。
この当時はあまり注目はされてないですけど、
電子書籍の雑 -
購入済み
長期連載のSFの良さ
「ディメンションW」が表紙&巻頭カラー。
SFの世界観に宗教や農業とかも織り交ぜるのがとても良さを感じます。
やっぱり、SFであっても、宗教や農業は確固たるものとして存在して、
世界観にリアリティを持たせてくれます。
センターカラーは「シノハユ」×「怜-Toki-」の“咲”シリーズ2作品。
どちらも勢いに乗っている時期で、可愛い女の子が
麻雀を真剣に打ち合っているところが、
色々な心をくすぐる話ですよね。
ファンタジーにしても、SFにしても、
長期連載してから良さが出るモノだと思いますので。
最初はあまり人気がなくても、途中から人気が出る作品もあるから、
そういうのを辛抱強く掲載していくの -
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Posted by ブクログ
ネタバレガールズサイドは外れないですね、面白い。
倫也がもう一度、詩羽先輩と英梨々のことを手伝う決心をしたのは、裏を返せば恵1人だけでも大丈夫だと倫也は信じてるわけで、その時点で倫也の中では恵が一番上に来ている。詩羽先輩と英梨々が身を引く姿と恵の告白には心を動かされました。
恵は文字で書き起こすと相当にめんどくさい人なんだけど、倫也にとっては普通の女の子で(詩羽先輩や英梨々のようなクリエイターとして崇拝の対象ではない)それが恋人関係になるまで発展したのかと思いました。
けど、自分としてはどうしてもヒロイン視点で考えちゃうので、すごく切ないなと思ってしまいました。
次回で完結ですか。とうとうですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ恵とのデートの予定が、紅坂朱音の緊急入院によって中止になり、紅坂朱音に代わってフィールズクロニクル制作に参加することに決めた倫也。
また恵の気も知らないでと思いながら読んでいましたが、自分から前に進む恵を見て感動しました。英梨々と恵の強い心の繋がりというのはすごく美しいなと。
今回は、メールで想いを伝える描写が多々出てきて、すごく自分に刺さりました。すごく良い。
あと、紅坂朱音は過去の経験から、英梨々と詩羽の壁としてフィールズクロニクル制作陣から必死に守っていたことが分かりすごく好感が持てました。変な人を演じている人ほど心の中では純粋な優しさがあるんだろうな。
13巻で完結ということで、少 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ詩羽先輩と美智留の掛け合いや30代ズのお話、icy tailのお話、純情ヘクトパスカルの挿絵担当の初登場回、待ち望んだ英梨々と恵の仲直り回など見たいものがこれでもかと詰まっためちゃくちゃ面白い一冊でした。
バンド関連の話が本編ではだいぶ薄かったけど、ここに来てゲームのプロデュースと絡んでくるあたり物語の展開が上手いなあと思いました(伊織がとにかく優秀すぎて、いつのまにか好きなキャラになっていました)。
そして英梨々と恵の会話はすごく良かったです。クリエイターとして前を向いて進みつつも最後には恵のもとへ帰ってくると宣言した英梨々、それに応じるかのようにサブシナリオ担当のクリエイターとして前を向 -
Posted by ブクログ
ネタバレちょっと凄すぎるよ、この作品。
ようやくこの作品のカラクリが分かっちゃった気がします。
倫也は実体験から英梨々√を書いたけど、ヒロインとイチャイチャするようなコンセプトのゲームにそぐわないシナリオになってしまい、それを出海ちゃんの萌えイラストでカモフラージュしてとりあえず読者に読ませる。
これがまさに今私たちがこの作品を手に取って読んでいることと重なる。
これに気づいた時、すごく興奮しました。
詩羽先輩が倫也にアドバイスした「人に気持ちを伝えられなくても、面白い物語は人を動かす」。これこそギャルゲー、ラノベの醍醐味だと思いました。すごく痺れました。
最後に、なんで英梨々と恵はあんなにすぐ打 -
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Posted by ブクログ
ネタバレすごい苦しい話だったけど、面白かった。
好きで始めた同人が人気になるにつれて、商業展開やメディアミックスで色んな大人たちと関わらないといけなくなって、いつしか自分の好きからすごく遠いものになってしまう。
クリエイターとしての優秀さは、人としての素晴らしさとは相容れないものであり、それが高坂茜なんだなと思いました。最初はすごく嫌悪感あったけど、過去話を聞くと今のようになってしまったのも頷けます。
絵でも小説でも人から評価されない限り全くお金にならない職業と言うのは、最後まで自分との戦いですごく残酷だと思いました。
次巻はちょっと甘めの展開に期待です。少し心がね。 -