あらすじ
春、恵と出会ったことを契機に始まった同人ゲーム製作。だが、土壇場でゲームの完成よりも英梨々の看病を取った倫也の行動が、恵の心に波を立てた。そして冬コミの終わりと共に、サークル内に大きな変化が訪れ――?
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「ラブコメが好き! でも、よくある展開じゃ物足りない…」とお悩みの皆様に読んでほしい一冊です。
本作は、名手・丸戸史明が手がける“ヒロイン育成”ラブコメ。
王道を踏襲しつつも、その枠に収まらない新しさが詰まっています。
物語の始まりは、まさにラブコメの定番。桜の舞い散る通学路で運命の出会い——のはずが、相手は全く印象に残らない“冴えない”クラスメート。 しかし、主人公は決意します。「ならば、俺がお前をメインヒロインにしてやる!」と。ここから始まるのは、単なる恋愛物語ではなく、“ヒロインをプロデュースする”という斬新な視点のラブコメです。
特におすすめしたいのは、丸戸節とも称される、女性キャラクターの心理描写の巧みさ。ツンデレ、幼なじみ、クール系…個性豊かなヒロインたちが、それぞれの魅力を存分に発揮しながらも、どこかリアルな感情を持ち合わせているのが本作の魅力。会話のテンポも心地よく、時に軽妙、時に切なく、読者を引き込んで離しません。
また、文章が柔らかくて読みやすいため、読書初心者にもぴったり。
ラブコメの新境地を開拓した本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ようやく恵が表紙。淡白な性格だったから、サークルのことがとても気に入っていたことは意外だった。
詩羽が卒業してもまだサークルを続けられるのかと思いきや、紅坂朱音からのオファー。まさかの詩羽と英梨々の脱退。年度が変わって出海が入ってきたことでどのような展開になるか。
あとがきにもあるように、詩羽の出番はどうやら今後もある模様。
Posted by ブクログ
最高でした。
英梨々や詩羽先輩、恵の心からの想いがすごく伝わってきて感動しました。離れ離れになってもblessing software の絆の強さは変わらないんだと思いました。
今回は特に挿絵が凄かったです。恵の涙するシーンは感動したし、新幹線のシーンは笑っちゃいました。
続きがすごく楽しみです。
7巻読みました。
冴えカノ第一部完結。色々あった7巻だったけど,また新たなスタートの方が楽しみです。
恵と倫也の2人のサークル、詩羽先輩とエリリのこれから続きを早く見たい。
Posted by ブクログ
神回だった.アニメの脚本,演出とはまた違う放送室での一幕.
素晴らしかった,感動モノだった,挿絵も一緒になってめちゃくちゃ泣かせにきてた.
絶望のどん底からの恵み降臨もアニメと違う描かれかたをしてて,アニメより文字描写で丁寧に描かれてる部分が多くて,本当によかった.
ついにヒロインが表紙を飾る記念すべき巻にふさわしい,最高の内容だった.
Posted by ブクログ
今までずっとフラットだった彼女がついに……! あぁ加藤さん泣かないでください。
思わずうるっと来るシーン多数の7巻。第2部も楽しみで仕方がない。
Posted by ブクログ
大きな傷跡を残しつつもやっと前を向き始めて第一部完。……とか冷静に言ってられないくらいにはえげつない展開。何度も少し泣きそうになってしまって困った。これ、アニメで音楽と演技とビジュアルついたらボロ泣きする自信あるぞ……。とにかく加藤が最強のヒロインになりつつあってタイトル詐欺感出てきた。いや最初からそこについては危うかったけどね?
Posted by ブクログ
なんて恐ろしい……、てかここまで先の展開を読むことが怖くなった作品なんて久しぶりに見た気がするぞ
前巻ラストから続く加藤との不和をドキドキしながら読んでいたら全く予想外の方向からキラーアタックを食らってしまった。いや、流石にこれは禁断の展開じゃないかな!?
これってほぼ精神面がNTRされてるじゃないですかー
今後の展開とか一体どうなっていくんだ?というか第二部に突入するとか本当にどうなるのさ?
Posted by ブクログ
第一部完と銘打つだけあってか本領発揮と言うべきかこの巻むちゃくちゃ面白いので次から作風戻すとか言わずにこのまま突っ走ってほしかった。
この面白さもこれまでの積み重ねがあるからとわかってはいるんですが、長期シリーズならではの強みをこうして活かしてくれる作品ホント好き。
加藤とエリリの間にわだかまりを残しつつの最後のクラス分けは悪意たっぷりで楽しみですねぇ。
Posted by ブクログ
評価:☆5
コミから変わってしまったサークルの関係に、俺は悩みぬき、ひとつの決断を下す。そして、また春がやってきて……。
前回の衝撃の引きからの待ちに待った最新刊。
加藤との断絶、絵が描けなくなった英梨々、近づく詩羽先輩の卒業と、関係はすっかり変わってしまった。
いつも側にいた加藤とのすれ違いは辛くて、でもだからこそ、希望が見えたときはこっちまで泣きそうになった・・・。139Pの挿絵は神がかってる。
加藤がこれだけ揺れ動く姿を見せたのは初めてだったけど、とても魅力が増したと思う。
自分もどっちかというとここまで加藤が入れ込んでると思えて無かった側の人間だから、ごめんとありがとうを言いたい。
「明日になったら、今のわたし、忘れてね……?」とか、普段とは違う自覚があるというこんな台詞をフラット系なはずの加藤に言われたらたまりませんよ!w
そしてもう一つ、これは巻単体だけでなく物語としても重要な転換点ですが、クリエイターとしての道を進んでいく二人に対して倫也に出来ることはなんなのか?という問いが出されます。
倫也は悩んだ末、再びゲームを作りたいと、ただ皆の力を借りるだけでなく今度は最後まで全力を尽くして結果を出したいと、企画書を書き上げます。
だが詩羽先輩から告げられた言葉は「プロを夢中にさせるだけの企画書を作ってきなさい」という辛辣なものだった。
今の倫也にここまで要求するのは酷かもしれないけど、これが現実。そして詩羽先輩の期待でもある。
倫也はいつか力をつけて二人を連れ戻す!と決意したところで第一部感と非常に綺麗な締め方だったのではないでしょうか。
いやホント、ここまで読んできて良かったと心から思える素晴らしいクオリティでした。丸戸さんの台詞とか地の文って何でこんなにホロりとくるんだろう・・・(;_;)
あと、最後の最後で爆弾を投下していった詩羽先輩には笑ったw「お?英梨々キスくるか?」とか思ったのにw
第二部も大いに期待。
「私は……できれば、また、彼女と組みたい」
「ごめんね、倫也……っ」
「なんか、ぜんぜん、まちがって、ないかなぁ……っ!」
「……いいえ、期待を、超えなさい」
Posted by ブクログ
第1章の終わりと第2章の幕開けを告げる7巻。
安芸倫也と加藤の再スタート。
やっぱ加藤は紛うことなきメインヒロインだ。
そして、詩羽先輩との分かれ(色んな意味で)。
エリリンゴは益々滑り台ヒロイン直行しそう…頑張れ英梨々。
あと、美智留は何やってるの…