あらすじ
音楽担当の氷堂美智留がメンバーに加入し、完璧な布陣が整った「blessing software」。そして、ついに詩羽のシナリオが完成する。だが、そこに込められた詩羽のメッセージに倫也はどう応えるのか?
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「ラブコメが好き! でも、よくある展開じゃ物足りない…」とお悩みの皆様に読んでほしい一冊です。
本作は、名手・丸戸史明が手がける“ヒロイン育成”ラブコメ。
王道を踏襲しつつも、その枠に収まらない新しさが詰まっています。
物語の始まりは、まさにラブコメの定番。桜の舞い散る通学路で運命の出会い——のはずが、相手は全く印象に残らない“冴えない”クラスメート。 しかし、主人公は決意します。「ならば、俺がお前をメインヒロインにしてやる!」と。ここから始まるのは、単なる恋愛物語ではなく、“ヒロインをプロデュースする”という斬新な視点のラブコメです。
特におすすめしたいのは、丸戸節とも称される、女性キャラクターの心理描写の巧みさ。ツンデレ、幼なじみ、クール系…個性豊かなヒロインたちが、それぞれの魅力を存分に発揮しながらも、どこかリアルな感情を持ち合わせているのが本作の魅力。会話のテンポも心地よく、時に軽妙、時に切なく、読者を引き込んで離しません。
また、文章が柔らかくて読みやすいため、読書初心者にもぴったり。
ラブコメの新境地を開拓した本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ギャルゲー作りと小説の違いって読み手だとあんまり意識しないのはその形態に合わせた文章にしてあるからなんだと目から鱗でした。人気小説家がゲームシナリオライターにすんなり移行できるものではないんだなと思いました。
そんなこんなで創作の面白さが詰まった5巻でした。倫也も詩羽先輩もすごく成長したなぁと感慨深かったです。
Posted by ブクログ
「うわーっ悪堕ち出海ちゃん怖い!予想はしてたけど!」って感想用意しつつ読み終えてみればそんなことはどうでもよくなるくらいにパンチ効いてて涙出た。霞ヶ丘先輩マジですごいよ、確かにヘタレだけど!でももう今のうちにフラグ立てないとあんた卒業しちゃうからね!?って気が気じゃなかった。丸戸のゲーム愛にあふれた巻で、物語の熱量も最高潮、これを最高と言わずして、何と。
Posted by ブクログ
展開は2巻と似ているが、あのときよりも主人公が創作意欲に目覚めていてシナリオを詩羽と作っていくところは良かった。しかし、フラグが立たないのが悲しい・・・。
次は英梨々が活躍するということだが、挿絵で結構優遇されていたように感じた。
私服姿がかなりかわいい!
加藤の暗躍ぶりもヒロインっぽくはないが、おいしいところはいただくという感じで魅力が出せていたと思う。
結論としては・・・
どのヒロインもかわいいのでこのままハーレムエンドでお願いしたい。
Posted by ブクログ
表紙もカラー絵も詩羽先輩なので詩羽先輩がヒロインとして「選ばれなくなってしまう」のか、最悪死ぬこともあるのかと邪推して読んだ。
今回はゲーム作りの話に終始していて、丸戸先生の経験か、それとも持論か、「こういうゲームは面白い。こういうゲームはクソゲー」っていうのを生々しく描いてる。
いいSFは、物理法則をよく知ってる人が新しく緻密な世界観を構築するからこそ、リアリティが生まれる分野だし、童貞は恋愛モノを書けない。そういう意味では、丸戸先生にしか書けない生々しさがあるゲーム作りのお話なのかなと。
謎解きの鍵と一番おいしいところを持っていく加藤は、メインヒロインというか主演女優として今後も在るんだろうなあ。とってつけたようなクライマックス挿絵?いいえ、必然のMVPです。冴えない彼女から一流の女優になって、その先にアドリブな本音が出たら、その時、俺読者はきっと死ぬよ。
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小説家とゲームシナリオライターとでは魅せ方のテクニックが違うのか。
徹夜の日々が続くなんて、本当に好きなことでないと地獄だろうな(好きなことでも地獄だろうけど)。それにしてもこんな徹夜続きの日々で色々な女子が出入りしているのだから、倫也の両親も何かしらの反応をすると思うのだが、ほとんど触れられないな。
5巻読みました。
なんか倫也と詩羽先輩ループしてんなー。
加藤がいい感じのキャラでイチオシです。次巻のエリリの回が楽しみ。
Posted by ブクログ
詩羽先輩回.けど要所での恵の立ち回る姿もかなり印象的だった.
初稿と第二稿の選択を突きつけられ,その裏にある私(瑠璃)を選んで欲しいという願いをこめたのに全く気づかず斜め上の答えを弾き出してしまった倫也.小説として面白く,ゲームシナリオとして成り立っていなかったシナリオを共同でリテイクすることに.この問題点分析はアニメでは描かれてなかった細かいものが多く,ゲームシナリオとして詩羽先輩の脚本がいかにまずいのかよく理解することができた.またシナリオ修正を承諾するに至る詩羽先輩の葛藤,作業の過酷さ,3つ目の能天気ハッピーエンドルートを死に物狂いで生み出す倫也のクリエイターの道を歩き始めた様はかなり丁寧に描かれていたと感じた.
Posted by ブクログ
作家先生の話が2周目に入った感じ。ただマンネリか、というとそうでもなく、着地に向けて物語はきちんと進行しているし、物語の深みも増している感じ。
あと、主人公の大きな勘違いが読者には分かるが、主人公自体は分かってない、という文章の塩梅がすごいなぁ、と思う。作者自身もどんどんチカラ(文章力)を付けているのが如実に分かる。メタ的に言うと、この作品って作者自身の成長物語でもあるよな、と思ったりもした。
Posted by ブクログ
評価:☆4.5
霞ヶ丘詩羽によるシナリオがついに完成!!喜ぶ倫也に詩羽からとんでもない爆弾が……
というわけで始まりました冴えない彼女の育て方、第5巻。
会議に参加せずにパ◯ドラをやってる加藤はいつも通りw
と思いきや、体験版製作の案を出し、その上倫也の家に押し掛けに行くとは!
電車で別れるシーンはヒロインしてましたねw順調に育てられているのだろうかw
「ね、ね?なんで?どうしてそんなに慌ててる訳?」
上目遣いで楽しそうな表情をする先輩がたまらんですねハイ。
ギャルゲネタも相変わらずw
ミスコン3連覇したら今後の人生負け犬街道まっしぐらって誰のことかな?(すっとぼけ)ww
詩羽先輩の第二稿に懸けた想い、ディレクターとしての未熟さに気づいた倫也も見所。
詩羽先輩や加藤はおろか、美智留にまで負けてる感のある英梨々ですが、次巻はメイン?のようなので挽回に期待!
Posted by ブクログ
一皮むけた、のかどうかはわからないけれど展開的に面白くなってきた。
ここからが本番なのかなあと思いつつ、あとがきの書き方だと冬コミ以降も続くんすねコレ。
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。表紙ヒロイン2週目突入に終わりの始まりの予感。
紛うことなき先輩回。シナリオ完成で円満退場かと思いきや、安芸君の手元にはまさかのシナリオ第二稿、どちらがトゥルーエンドか選択を迫られる。詩羽先輩と安芸君の過去の因縁再びという展開。
先輩の隠れ属性として存在は予測されていたヘタレヤンデレ属性が猛威を奮う。自己評価低いかわいい。
泥臭くてすっきりしてない結末も後味は爽やかでよかった。そして最近加藤さんの役回りがおいしすぎてタイトルに偽りあり。相対的に他ヒロインのメッキがはがれてるからかろうじてバランスが。
Posted by ブクログ
誰がしゃべっているかなど、情景が浮かびづらいのはどうしてかとつねづね思っていたんですけど、
神を恐れずに言うならば丸戸さんの文章この詩羽の逆なんではと思った。
イベントCG、しゃべる欄にポップアップされる顔それがあればとても読みやすくなる気がする。
Posted by ブクログ
表紙のヒロインも2周目に入って再びの詩羽回。
2巻の展開をなぞりながらも、ちょっとした変化やキャラの成長があったり。そしておいしいところを持っていく加藤さん。
英梨々がかわいそうなのでリベンジの機会をぜひ!
Posted by ブクログ
最近、ラノベ離れが加速しており、本作も・・・と思ってしまうのですが、それでも後半部分は読ませますし、次巻への期待が高まります。次巻がターニングポイントらしいので、楽しみです。