Posted by ブクログ
2015年03月15日
作者は18禁ゲーム業界では屈指の有名人。その人物がライトノベルを書いているとあって、数年前から興味はあったものの、結局アニメ化されるまで手を出さなかった。
だってどうせ面白いから、面白いものが欲しくなった時でいいじゃん、と。
実際、面白かった。そして、やられた、と思うわけである、うん。星五つは主...続きを読むにやられた、と思ったことについて。
この作品のメインヒロインは、とんでもない。その特徴は、今までのテンプレに対するまさにアンチテーゼ。
しかも、それをある程度「お約束」に落とし込める形にすることで、見事にギャルゲ的な文脈に押し込めてしまったのだ。すごい! としか言えない、うん。
この作品のヒロインは、モブでありながらモブではない。こちらとしては、やられたとしか言いようがないのだ。
最後の第六章、あるいはアニメ第三話。
そのヒロインは、テンプレヒロインではなかったからこその展開をもたらしてくれる。
この展開をやられてしまうと、こちらとしては、ああツンデレだ、ああ幼馴染だ、とかの思案が、全く無駄なことであったかのように楽しめてしまうのだ。
本当に、勘弁してほしい。