あらすじ
イロイロあったものの、詩羽による渾身のストーリープロットが無事に完成! いよいよキャラデザ……のはずなのだが、英梨々の様子がおかしくて!? 打ち明けられない想いを抱えたまま、コミケが始まる!!
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「ラブコメが好き! でも、よくある展開じゃ物足りない…」とお悩みの皆様に読んでほしい一冊です。
本作は、名手・丸戸史明が手がける“ヒロイン育成”ラブコメ。
王道を踏襲しつつも、その枠に収まらない新しさが詰まっています。
物語の始まりは、まさにラブコメの定番。桜の舞い散る通学路で運命の出会い——のはずが、相手は全く印象に残らない“冴えない”クラスメート。 しかし、主人公は決意します。「ならば、俺がお前をメインヒロインにしてやる!」と。ここから始まるのは、単なる恋愛物語ではなく、“ヒロインをプロデュースする”という斬新な視点のラブコメです。
特におすすめしたいのは、丸戸節とも称される、女性キャラクターの心理描写の巧みさ。ツンデレ、幼なじみ、クール系…個性豊かなヒロインたちが、それぞれの魅力を存分に発揮しながらも、どこかリアルな感情を持ち合わせているのが本作の魅力。会話のテンポも心地よく、時に軽妙、時に切なく、読者を引き込んで離しません。
また、文章が柔らかくて読みやすいため、読書初心者にもぴったり。
ラブコメの新境地を開拓した本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コミケの素晴らしさが詰まった3巻。自分もいつかは参加してみたいです。
全体を通して英梨々にすごく感情移入しちゃって、最後のシーンで感動しちゃいました。これからの更なる活躍が楽しみです。
3巻読みました。
今回もたいへんいい内容でした。
倫也とエリリの仲直りまでのシーン(厳密には仲直りしてないけど)に思い出のゲームのシーンをってベタというかニヤッとしてしまってね。。
Posted by ブクログ
表紙は羽島出海だが,紛れもない英梨々会だった.コミケに行ったことがないエセオタクの自分にとって創作どころか,同志と熱い交流もなくひっそりオタク活動に勤しむ自分の姿勢を見つめてしまった.作中のキャラはよくもwるくもいわゆるオタクとしてリアリティーある描かれ方をしていて,どうしても自分はそこへいけない,行こうとしていないと思わせられてしまった.
最後の口論はアニメであんまり共感できなかったが,ある程度本の方で補完することができたように思う.まだ2人は仲直りしてない,という事実をちゃんと認識できた.流石にアニメを流し見しすぎていた感はあるが(あんまりこの話が好みでなかったのもある,なぜだろうか)
「どこの『恋するメトローム』だよ⁉︎」はツボにハマってめちゃくちゃ笑った.