網野善彦のレビュー一覧

  • 日本社会の歴史 下

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    江戸時代というより義満死後以降なのかな、本書でも急に内向きの描写に様変わり。日本人が好きな戦国時代の描写って詰まるところ内輪揉めやからなぁ。
    戦国時代を鉄砲とかキリシタンみたいな観点でなく、徹頭徹尾商業の観点から眺め直すと面白いような気がする。って全く根拠も何もないから全くもって無責任な素人考えですが。
    ところで明治時代の罪というか隠微な影響というのは注意深く自覚すべきなんだろう。これが本書の要点であり、そのことについては基本的には反論するところなしです。

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    2015年03月29日
  • 日本社会の歴史 中

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    上巻より若干ダイナミクスさに欠けるような気がしますが、日本も昔から国際社会の中で生きているんですなぁ。
    現代人には想像できない海上交通技術の高さとやはり富の吸引力なのか、日本イコール「閉鎖的社会」っていうイメージはいつの頃からのものなんだろか?やはり江戸時代の負の、いや正確には一つの特徴によるところ大なんだろうか。
    とにかく国際社会の動きと呼応する社会が描かれていてなかなか面白いもんです。

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    2015年03月28日
  • 日本社会の歴史 上

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    何の因果か再読。
    いつも不思議というか驚くのは、いわゆる縄文時代のような時代に海上交通(しかも長距離)が活発だったということ。博物館的な場所で見かける昔の船(あるいはその模型)で行き来することなんて今の(あるいは当方の)感覚からは信じ難い。人間の行動力ってのは凄いもんです。
    あとは昔から中韓とは色んな駆け引きがあったんですなぁ、改めて他の社会との関わりというのはなかなかに骨が折れると感じずにはおれません。

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    2015年03月22日
  • 日本社会の歴史 上

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    歴史小説を、時代を追いつつ読んでいくのと同時に、
    手引きとして併読した。

    上巻は平安時代初期まで。
    通史のためか、読むのが面白くてページがすすむ、
    というわけではないが、
    前半の「はじめに日本人ありき」という思い込みをなくし、
    日本列島の上で歩まれた社会を見ていこう、
    といった内容は面白かった。
    「日本」で縄文→弥生とひとまとまりに推移したわけではなくて、
    東と西では歩みの速さも違う。

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    2013年03月20日
  • 中世の非人と遊女

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    タイトルのごとく、網野本の中では非人扱いされる前の犬神人や遊女に少し考察がなされている
    ただ、他の著作とかなり被る部分は多く、散漫になったのは残念
    なんとなく、中世の人々は自由闊達な人々であったという結論から最初にきて逆算してるように感じるのは邪推なのでしょうかね

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    2013年01月16日
  • 増補 無縁・公界・楽

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    世間一般からの逃避所であり駆込寺でもあった"無縁"、肉親と縁を切り芸能と職人の道を担う"公界"、そして自治都市開かれる市を指す"楽"。こうした場に西洋でいうところの「アジール=逃避所」としての役割を見い出しその歴史と形成を明らかにしていくことによって日本固有の「自由」とは何だったのかを問い直していく網野史学の原点ともいえる本。ここで描かれる自由とは決して楽なものではなく、浮世との断絶を前提とし餓死と隣り合わせの世界。そんな零れ落ちてしまった人たちへの著者の暖かいまなざしに、何よりも心動かされる。

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    2012年08月05日
  • 日本社会の歴史 上

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    読者感想文指定の本。
    今まで読んだことのないジャンルだったけれどおもしろかった。
    教科書の行間を読んでいるよう。

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    2012年04月16日
  • 日本社会の歴史 中

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    新書で、通史で、網野善彦、ということでベストセラーになったシリーズだとか。
    密度高いけど、各項目が手軽に参照できるので助かる。
    網野さんの本を読んでると中世が面白くなってくる。

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    2011年08月14日
  • 日本社会の歴史 上

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    日本列島は古代から北東アジアと支那や東南アジアを結ぶ橋としての役割を持ち、百姓=農民、ではなく狩猟、漁業、流通に携わる多くの民が広範なネットワークを持ち社会を形成してきた。
    「日本人が孤立した島国で農耕を営む単一民族」といった安易な解釈がいかに無意味なものかがわかる。

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    2011年05月12日
  • 日本社会再考 海民と列島文化

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     手もとにあるのは、1994年、小学館刊行の単行本。
     小学館からは、2004年に、同書名、同著者の本が刊行されている。再刊と思われるが、内容の異同は未確認。

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    2009年10月04日
  • 異形の王権

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     これまた著者の代表的著作。後年、考え方が偏って、ワンパターン化することも多いが、この頃はまだいい。
     歴史に関心がなくても面白い本である。

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    2009年10月04日