日本の歴史をよみなおす(全)

日本の歴史をよみなおす(全)

ビジネス・実用
1,287円 (税込)

6pt

日本が農業中心社会だったというイメージはなぜ作られたのか。商工業者や芸能民はどうして賤視されるようになっていったのか。現代社会の祖型を形づくった、文明史的大転換期・中世。そこに新しい光をあて農村を中心とした均質な日本社会像に疑義を呈してきた著者が、貨幣経済、階級と差別、権力と信仰、女性の地位、多様な民族社会にたいする文字・資料の有りようなど、日本中世の真実とその多彩な横顔をいきいきと平明に語る。

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日本の歴史をよみなおす(全) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前提を疑うことの大切を嫌というほど思い知った。そして今の日本に不満を持つ人は是非読んでもらいたい。左右両陣営共に「日本の歴史をよみなお」す必要があると痛感した。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    思うところあって網野善彦をずっと読んでますがマジで今の高校日本史教科書のほぼ原点だと思えるし、教科書より書きたい方向性がはっきりしてるのでわかりやすくて読みやすい……

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    サクサク読めた。

    時代が進めば進むほど社会はより平等になっていくはずだという感覚がどうしてもあるが、実際にはそう単純ではない。

    例えば、女性の社会的な位置づけ。律令制度以前は、資産を所有する女性もいれば、貴族階層であれば政治に関わることもあった。それが室町以降になると、女性が表舞台に出ることなはなくなる、とか。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    日本は島国だから閉鎖的でずっと農業が中心だった、という教科書の概念がいかに間違っているか。
    百姓と言う言葉がイコール農民でない、いままでの常識が覆される

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    これまで漠然と持っていた昔の日本社会のイメージが実際とはかなり違う可能性があるということが、いろいろな分野について書かれていてとても面白かった。1990年代に刊行されたものの合冊のようだが、私にとっては新しく知る情報が多くて楽しかったし、もっと新しい研究についても知りたくなった。

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    「非人」とされたひとをとりまく変化や「百姓」の扱いなど、年号をみているだけではわからない視点から歴史をみていく本。
    へぇーと思うことがたくさんで楽しかったです。日本史の授業でこういう話をたくさん聞きたかった。

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    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    学校で習う歴史の授業では知ることが出来ない、日本の中世について、文献や絵画から人々の地位や職業や文化を探る本である。興味深かった。
    いろいろな考察があるが、名前や女性や天皇の地位について時代とともにどう変化したかが書かれていた。一番意外だったのは、えた・非人として習った身分制度の最下位にいるとされる人たちの仕事や立場である。目からウロコだった。
    室町時代以前は、非人と言われた人たちは、穢れを扱う特別な職能として天皇制度とじかにつながっていたというのだ。イメージ的に被差別民というか、乞食のような印象だったのだが、遊女も同様な特別な(必要とされる)職業としてある種の地位を得ていたということも書いてあった。文献を深く研究すると、現在からは想像できない社会構造が見えてくると筆者は書いている。
    天皇の位置づけも面白い。政治家たちにお飾りとして祀られているだけではなく、節目節目でそれなりに重要な役割があり、特に後醍醐天皇や北朝・南朝時代にどういう動きがあったかなど、忘れかけていたことを思い出すことが出来た。

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    中世史の専門家網野先生の本。講演ベースのものが編集されているので非常に読みやすいが中身は充実。日本の農本主義のイメージが大きく変わります。交易主体の水呑百姓の生業なんかは教科書で固められてたイメージとまったく違って面白い。貨幣や交易の発展の捉え方も斬新なようでむしろ現代の学説にも近しいのでは。性別や身分の社会的・文化的な捉え方や宗教との関わりもなるほどと感じる部分が多い。特に鎌倉仏教の革新性は色んな切り口を知る度に面白さが増していくのでがっつり学びたくなってきました。

    0
    2022年12月04日

    Posted by ブクログ

    中国に行くと、そのだだっ広さに驚きます。新幹線も四方八方に伸びてる。中国で農業が可能と思える地域は、国土の面積比25倍なんてレベルとはとても見えない。軽く50倍はありそうに思える。弥生時代以降、凡そ日本の10~20倍の人口が中国に常にいるとして、土地の生産性が時代毎に同じとして計算すると、中国は、同じ農地の広さで2倍の人々を養っていた事になる。そんなことはないのでは? これまでの百姓の定義とか、農産物以外の収入、食糧の社会における役割等々見落としているとの指摘は、(自分の見た中国比較からも)最もだと感じました。

    0
    2022年09月24日

    Posted by ブクログ

    中世以降の日本の歴史を、農業のみで語ってはいけないという視点で描かれています。中世日本の商業、工業、金融、流通などについて実例を元に詳しく述べられています。学校の授業では必ずしも触れられていない話題が多く、興味深い内容でした。貧しいと思われていた地方の山村、沿岸地域がむしろ鉱工業、流通の拠点、都市して機能していたのではないかという主張は大変新鮮でした。 
    関係ないかも知れませんが、この本を読むともののけ姫の世界観がわかるかも。

    0
    2021年10月09日

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