坂田雪子のレビュー一覧

  • 忘却の河 上

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    申明は南明高校の教師だ。名門の北京大学を卒業してこの高校の国語の教師になった。同期の友はもっと高い地位に就いているというのに。申明に関わる事件が起こる。そして申明が殺される。誰に?、それは後の申明の記憶を持った者にとっても大きな謎だった。輪廻転生を中心に据えたミステリー小説。下巻ではどんな話に繋がるのだろうか?

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    2024年04月15日
  • 忘却の河 下

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    上下巻で読み応えありました。翻訳も読みやすい。最初に提示される女子学生の死からこれほど多くの人の人生が交錯する展開になるとは。生まれ変わりという設定が物語を牽引しているのは確かだが、それを取っ払ったところに見える相関図は凄まじい。

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    2024年03月23日
  • 忘却の河 下

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    評判が良く、気になっていた作品。
    ただ、華文ミステリ苦手なので、不安はあったが…驚くほどスルスル読めて、かつ面白い。

    次々に人が死んでいくけど、一人ひとりをしっかり描けてけているので、人数が多いのに毎回喪失感がある。上巻のスピードに比べて、下巻はやや間延び感もあるが、十分面白い。

    さすがに怪しい人物が皆いなくなるので、意外な人物が犯人、という点からは真犯人は当てやすいかも。

    フランス語版を翻訳したもので、かつ登場人物の名前のルビがたびたびあって、それで読みやすいのかな。

    竹書房自体、ずいぶん久しぶり。

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    2024年02月02日
  • 忘却の河 下

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    表紙のイメージから、ホラー寄りのおどろおどろしいやつかと身構えていたが、そんなことはなく、ちゃんとミステリだった。中国のスティーヴン・キングと呼ばれているだけあって、リーダビリティ◯。面白かった。
    後半はちょっと大味だったかなー。

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    2023年08月16日
  • 魔王の島

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    良くあるミステリーの出だしだな、と思っていたら話が二転三転しての驚きの結末。
    二転三転具合もしっかり地に足付いてるし、結末もそれを踏まえてのものだからまあ納得だけど最後もう少し解説して欲しかったな、というのが正直な所でした。
    ある映画を思い起こしてタイトル書こうかと思ったけどネタバレになるので控えます。

    再読すると伏線が分かるかも。面白かったです。

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    2023年04月01日
  • 姉妹殺し

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    相変わらずパッとしない主人公、そして余計な伏線の数々、更には癖の強めな登場人物の面々と、正直色々思うところのあるシリーズなんだけど、全編を通して描かれている闇が非常に私好みでやめられない。

    あっと驚く結末では無かったけれど、それでも充分楽しめた。

    でも、2通のうちのもう1通は?
    ここで結ぶとはなんて殺生な!(笑)

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    2023年03月21日
  • 魔王の島

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    良くある孤島に取り残され系かと思いきや2章で予想しない展開になり、3章で真相も犯人も分かった!と思わせておいてからの4章で明かされる事件の全貌。構成がすごい。
    このミス2023海外編10位。これで10位って今年はレベル高いなあ。

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    2023年03月16日
  • 姉妹殺し

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    ネタバレ

    シリーズものの五作目とは知らず読んでしまった。おもしろかった分だけ、キャラや作風をつかみ切る前に読み終えたことを後悔。息子のエピソードとか明らかに過去作のネタバレだしもったいないことをした。

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    2023年02月03日
  • 魔王の島

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    ネタバレ

    2023.1.26
    後半は展開読めちゃって萎えたけど全体的には満足。
    ずっと不穏な感じが漂ってて好みだった。

    サンドリーヌの島での描写もっと欲しかった。

    あと、サンドリーヌの現実世界に島の住民が地域住民として出てくるけど、シモンいたっけ…?彼は架空の人物…?

    最初からもう一度読んだ方がハマれそうだな、、

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    2023年01月27日
  • 魔王の島

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    疎遠だった祖母の訃報を突然受け、彼女の住んでいた島に向かうサンドリーヌ。
    ・・何を書いてもネタバレになりそうでなかなかに難しい。
    章ごとに二転三転する展開がなんとも興味深い。
    ただ、自分はミステリをあえて推理せずに作者の用意した驚きをそのまま受け取りたいという読み方をするんですが、ちゃんと推理したい人にとってはどうなんだろうな?賛否ありそうなラストだなとは思いました。推理できるのかな?あのラスト。そんな伏線というか材料提示されてましたっけ??
    まあ自分はとても楽しめました。それだけで充分だな。

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    2023年01月16日
  • 魔王の島

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    ネタバレ

    あの最後のエピローグで完全にやられました。心の避難所。それが「誰の」避難所だったのか。冒頭からヒントがいくつかありましたが(サンドリーヌが感じる数々の違和感や不快感)、まさかここまでもがほとんど虚構だったのか!結局、彼は避難所に棲んだままなんだけど、ある種の生きる希望を得た架空の現実を生きるのは幸せなことなのかもしれない。精神の異常の描き方は秀逸でした。

    好みの問題かもしれませんが、感動のストーリーをウリにしたあからさまな話より、こういう話の方がずしりと来ます。面白かった!

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    2023年01月02日
  • 魔王の島

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    えっっ⁉︎とにかく驚き‼︎
    海外作品苦手な私が一気読みしてしまった。これはミステリーなのかなんなのか。いやいや、人間の心こそミステリーそのものだ。

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    2022年11月18日
  • 魔王の島

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    ネタバレ

    着想や構成を楽しんだ人勝ちなんだろうけれど、うーん。

    正直私は、◯◯物も、女性や子どもが嫌な目に会うのも辛過ぎてダメなので、それほどページターナーではなく、むしろ重い気持ちで難儀した。ダ◯◯◯が出てきたあたりで、そうかもなーと思ったら、やはりそういう結末に。
    入れ子のような、層のような構成は、感覚的に面白かった。

    まあちょっと苦しい読書だったな。

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    2022年11月14日
  • 魔王の島

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    これはないのでは感と力技、すごい!、と印象がないまぜになるのを止められません。終盤まですごい!と思って読み進めたけれど、なんとも言えない後味が。いやもう、ここまで世界が練り上げられるのはむしろ驚異的ですよ。全て創作物にすべきです。衝撃度が圧倒的だったその女アレックスを思い出しました(←ストーリーは全く違いますよ、念の為)フレンチミステリはいろんな世界を見せてくれるなあ、、としみじみ感じ入ります。これからの出会いが楽しみです。

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    2022年11月06日
  • 姉妹殺し

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    シリーズものと知らず読み始め、途中「もしかしてこれ前作あった?」と思いつつ、困ることもないので楽しんで読んだ。
    結末は「そうはならんやろ」って感じでいまいち納得できないんだけど…結末手前まではとても面白かった!!
    もうすこし詳しく知りたかったかな…
    セルヴァズ刑事シリーズらしいけど他の作品を読む予定はいまのところない。
    でもまた機会があったらミニエの別の作品は読みたい。

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    2022年10月18日
  • スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術

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    処世術の本として高評価できそう。
    「アホ」の定義がタイトルから想起されるものとは全然違うのが問題。

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    2022年04月04日
  • 魔女の組曲 下

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    上巻はかなりのめり込んで読みましたが、下巻終章に向けてはちょっと駆け足な感じでもったいないかなぁという気がしました。
    面白かったという前提ですがページ数が増えても後半はもう少しじっくり書かれていたらよかったなと。

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    2022年02月25日
  • 死者の雨 下

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    醜女の深情け、という古い言い回しがぴったりする事件の裏の真相。仇敵となるはずだった殺人鬼がまさかの…。

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    2022年01月10日
  • スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術

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    『クソ野郎撲滅法』より更に新しく、より実践的な内容でした。

    アホを変えることが難しい以上、いかにアホを避け、やり過ごし、スマートに反撃するかが大事になります。そしてアホばかりの環境に慣れて自分をすり減らしたり、自分がアホにならないよう気を付ける必要があります。

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    2021年11月14日
  • スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術

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    ネタバレ

    アホはあなたのまわりにだけいるわけじゃない。世界中にいるのだ。
    ⇨自分のまわりにだけアホがいると思っていた時期があった。
     ただ、冷静に考えてみれば、アホは世界中にいるし、そのアホを相手にしている
     人達もたくさんいる。そのことを考えれば自分だけがアホを相手にしているわけ
     ではないので、少し気持ちが楽になった。

    人を罵倒するアホや冷酷な態度をとるアホというのは、悪臭みたいなもので、
    いつしか慣れてそのひどさに気がつかなくなる。
    ⇨悪臭に慣れてしまうのは、とても怖い。環境を変えるべき。

    アホはしょせんアホなので、反省などみじんもしないで逆ギレする。
    アホなやつというのは他人の悪口は言いまく

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    2021年08月25日