坂田雪子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ評判通りの名作だ。とはいえ、ネタバレなしでは紹介が非常に難しい。
というのも、紹介文にあるような「魔王の島」というのは(作品内の)現実ではないから。
キーワードは「心の避難所」。
衝撃体験から逃れるために人間は心に避難所をつくるのだが、その避難所をつくるという精神的治療の行為すらも物語に織り込んだ避難所の構築が、本作で展開される「事件」だった。これが真相。
似たような印象を受けた日本作品として
貫井徳郎「慟哭」
乾緑郎「完全なる首長竜の日」
山田正紀「ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件」
が思い浮かんだ。
エンタメとして申し分なし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさすがの文章の美しさだし、セルヴァズの過去なども丁寧に描かれている。ああ、昔からこうなんだ、とくすっとしたり、お父さんとの確執にも一旦区切りがついてしんみりしたり、物語としては豊かだし中身は濃厚。
シリーズ大ファンとしては満足なのだが、すこし物足りなさも。なんでだろう?
死体の数は多いけど、シリーズ特有の残酷さがあまりなかったからだろうか?それともあの人の不存在?
それもきっとあるんだけど。
多分、丁寧に過去を描いて掘り下げ、過去と現在のクロスする事件などをなぞって進んだ結果、現在のメンバーがあまり登場しなかったから、かなあと思い至る。
マルゴも電話でちらり、エスペランデューやサミラも -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
田舎町で新聞記者をしているサンドリーヌは一度も会ったことの無い祖母の訃報を受ける。
祖母が暮らしていたのはノルマンディー付近にある孤島。
その島は世界大戦中はドイツ兵の拠点になっていた島だった。
なぜ祖母はその島から出てこなかったのか、島で起こった凄惨な事件が示す新事実とは?
・感想
なるほど…こういう展開になるのかー。面白かった。
続きが気になりすぎて1日で読み切ってしまった!
1部のサンドリーヌ側の描写は現実味がなく曖昧、読者を不安にさせる描写が続くので何となくこれは夢の中の出来事なのかな?と検討はつく。
そして2部になって地に足ついた現実世界の話かと思いきや…。
ダミアン