北澤平祐のレビュー一覧
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ネタバレ「あんれ!まあ!」とつい言っちゃうような結末。
もしハルちゃんかミチオくんの身内なら、お節介かきたくなっちゃうような…
この物語は、ハルちゃんとミチオくん二人の文通形式で進んでいく。
著者の方のイラストがふんだんに盛り込まれていて、イラストを愛でつつ、二人を微笑ましいな、とか羨ましいな、とか思いながら読み進めていくが、まあ微笑ましいだけでは終わらない。山もあって谷もあって、そして最後にあんれ!まあ!となる。イラストが多めだけど、それでも読み応えは十分で満足度がちゃんと高い。
ハルちゃんとミチオくんは1984年産まれ。文通のやりとりの中で、成長していく二人に合わせて、時代背景の垣間見えるとこ -
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3年生になった千愛は仲良し4人組の友達との学童での関係がうまくいかず悩む。
来年の学童継続の話になった時、千愛以外はみんな将来なりたい事が決まっていると知り、千愛はなりたいものが決まってない自分のことを考える。
将来ではなく自分がどうありたいのかについて考えた千愛の行動により、友達との関係に亀裂が生じてしまう。友達とのギクシャクや誤解を解くためにを話し合う場面では千愛も誤解していたことに気づく。
小学生の頃の友達との関係が良好ではなかった自分の子ども時代のことをありありと思い出してしまうぐらい、リアルな小学生目線で描かれいて胸がギュッとなった。
千愛の自分がどうありたいのかを考え、誤解してい -
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名古屋各区と近隣県を舞台にした短編集
知ってる地名が色々と出てくるし、名古屋あるあるも散りばめられてあるけど
僕は名古屋人ではないからなぁ さほど響かない
でも、作者は長久手とか名古屋インターの近くに住んでた事があるようで、その辺ならよくわかる
杁ケ池公園のカーブとか言ってるのはウケる
良かった短編
天白区
平針の運転免許試験場は僕も行ったことあるし、最後のどんでん返しというかがよい
ってか、祈りの言葉が怖い…… けど、作品としてはいい
西区
モゾ行ったことないけど、田舎のイオンの位置付けと一緒かな
それよりも、名古屋の車文化の特徴というかを男女それぞれの視点で描いていて、どちらの