北澤平祐のレビュー一覧

  • 考古学者だけど、発掘が出来ません。  多忙すぎる日常

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    冒頭のエジプト考古学者のパートでは、ある程度の地理的イメージ像が結びついている中で、様々な活動方面における開陳具合もあって単著でも楽しめそうであった。
    中国パートは短いながらもL先生の話が印象的。マヤ文明に関しては、オカルトとの結びつきを忌避する筆者の信条もあって、堅い印象もあるが研究者のヒストリーとして参考になるのはここなのかとも思う。

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    2025年03月29日
  • ユニコーンレターストーリー

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    ハルカとミチオの同じ誕生日のおさななじみ二人による海を越えた書簡小説。北澤さんのかわいいイラストも全ページにあり。過ぎる月日、変わっていく環境、そしてその後を想像させる余白。

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    2025年02月10日
  • ユニコーンレターストーリー

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    1983年の同日に生まれたハルカとミチオ。ミチオがアメリカに行ってしまい文通が始まる。1990-2000年代の往復書簡小説。

    彼らと同世代なので手紙で言えない感情や出てくる懐かしい物に昔の自分をしみじみ思い出しながら読んだ。
    離れていながらも共同プロジェクトをしたりするのも、ずっと続いている文通も凄い。
    手紙と絵の両方を楽しめた。

    出版記念トークイベントに行ったので制作秘話を聞いたが完成まで3年かかったらしい。
    絵に描かれてるものにも年代が反映されていて、また絵をじっくり見ながら読み返すのがお勧めと聞いたので再度読んでみようと思う。

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    2025年02月02日
  • ユニコーンレターストーリー

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    可愛いイラストとともに綴られる幼なじみ二人の文通。日々の出来事から悩みや将来のこと。相手のことを考えたり、自分の気持ちを見つめたり、手紙を書くための時間に詰まった二人の優しい気持ちと成長していく姿が微笑ましかった。意外でユニークな終わり方も二人らしくて好きでした。手紙に書かれていたミチオ君のおすすめ曲を私も聴いてみたくなった!

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    2025年01月15日
  • ユニコーンレターストーリー

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    同じ日に生まれた幼なじみ、ハルカとミチオ。ミチオがアメリカに移住してからは手紙をやり取りする文通友達に。

    それぞれの学校生活や友人、進路なんかの悩みや喜びを手紙で伝え合う。

    北澤さんのほのぼのしたイラストと手紙と空白の時間からするすると次どうなってるのかなと先が知りたくなる物語でした。

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    2025年01月08日
  • ぼくとねこのすれちがい日記

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    自称イラストレーターのぼくの日々に寄り添うねこのホワンの日々。ねこを飼ったことはないけどほんわかした気持ちになった。
    A cat has nine lives
    希望が感じられてしみじみした。

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    2025年01月02日
  • ユニコーンレターストーリー

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    ハルカとミチオのやりとりはもちろん、お互いの便箋の柄やハルカが描くハッチやミチオのオススメの曲とか、全てが愛くるしい本だった。

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    2024年12月10日
  • なりたいわたし

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    学童の雰囲気、女の子4人組のヒリヒリした空気、あまりにリアルでハラハラした。
    ハッピーエンドになりすぎで、大人からするとちょっと、消化不良だけど、その結末もまた、読者となる小学生へのメッセージなんだと思う。

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    2024年11月12日
  • ひげが ながすぎる ねこ

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    みゃあは ひげが ながすぎる ねこ
    ひげが ながすぎるって たいけんな ことなんだ。

    いいことなんて、なににとつないって、長ずぎるヒゲに振り回されるみゃあの迷惑そうで、でもどこかアンニュイな表情にニヤニヤする。
    最後がまた素敵。
    そうそう、マイナスって思ってたことも、こういうちょっとした幸せがあるもんだ。

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    2024年07月28日
  • 続 わけあって絶滅しました。―――世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

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    なぜか続編から読んでしまったが、非常に面白い。絶滅の理由を知ると同時に、「どうしたら絶滅しなかったのか」を考えることができる。基本的に、やはり諸行無常の概念を持たないと絶滅するんだなと得心した。環境に合わせてしなやかに、が秘訣です。

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    2024年06月19日
  • ひげが ながすぎる ねこ

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    ヒゲが長いと言っても長すぎる気もするが、その一つ一つの出来事がユーモアがあって笑える。そして、長いヒゲを無くしたネコが寂しく感じる気持ちもよく分かるような。ほのぼの雰囲気で笑える絵本です。

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    2024年04月27日
  • なりたいわたし

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    3年生になった千愛は仲良し4人組の友達との学童での関係がうまくいかず悩む。
    来年の学童継続の話になった時、千愛以外はみんな将来なりたい事が決まっていると知り、千愛はなりたいものが決まってない自分のことを考える。
    将来ではなく自分がどうありたいのかについて考えた千愛の行動により、友達との関係に亀裂が生じてしまう。友達とのギクシャクや誤解を解くためにを話し合う場面では千愛も誤解していたことに気づく。

    小学生の頃の友達との関係が良好ではなかった自分の子ども時代のことをありありと思い出してしまうぐらい、リアルな小学生目線で描かれいて胸がギュッとなった。
    千愛の自分がどうありたいのかを考え、誤解してい

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    2023年05月14日
  • なりたいわたし

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    昔からの仲良し4人組。成長してそれぞれの方向性も変わってくる。ひりひりする女子の友情、そして殻をやぶっていく様子が書かれている。

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    2023年04月08日
  • 赤毛のアン

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    ネタバレ

    間違いで連れてこられたアンが幸せになれてよかった!!
    プリンセスエドワード島もめっちゃ綺麗で良かったし、アンが失敗を重ねて大人になっていっても想像力を失わないのは凄いと思った。
    最初は厳しいマリラとかが不安だったけど、マシュウに「女の子じゃないか、わしの自慢の娘だ」って言ってもらえたりマリラが泣いていたりして、個性で愛されていて良かった〜!

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    2022年10月09日
  • ずっと名古屋

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    東海地方に愛着があるから、でらおもろいら。どの主人公も全部自分なんじゃないかと思ってしまう。作者の力量にしびれた。

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    2021年12月16日
  • ゆらゆら

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    流れ星がのんびり屋さんという可愛い設定の絵本。
    流れ星が朝や昼の空を飛んでいく、その風景が細かく書き込まれていて、優しい絵柄。
    子どもが読んでいても流れ星を応援したくなると、思います。

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    2021年11月16日
  • ぼくとねこのすれちがい日記

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    ネタバレ

    ヒト目線とネコ目線で同じシーンが語られるのが面白い。
    ホワンが可愛くってたまらない!
    ちょい生意気な感じがまさしく猫。
    イラストレーターさんが書いているだけあって、それぞれのイラストがどれも素敵でふふふって笑みがこぼれるし。
    色使いも優しくて好き。
    それだけに、思いがけないラストに衝撃。
    いやーーーーーっ。
    ホワンにはたくさんのありがとうを伝えたい。

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    2021年07月12日
  • ずっと名古屋

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    名古屋各区と近隣県を舞台にした短編集

    知ってる地名が色々と出てくるし、名古屋あるあるも散りばめられてあるけど
    僕は名古屋人ではないからなぁ さほど響かない
    でも、作者は長久手とか名古屋インターの近くに住んでた事があるようで、その辺ならよくわかる
    杁ケ池公園のカーブとか言ってるのはウケる



    良かった短編

    天白区
    平針の運転免許試験場は僕も行ったことあるし、最後のどんでん返しというかがよい
    ってか、祈りの言葉が怖い…… けど、作品としてはいい

    西区
    モゾ行ったことないけど、田舎のイオンの位置付けと一緒かな
    それよりも、名古屋の車文化の特徴というかを男女それぞれの視点で描いていて、どちらの

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    2020年05月01日
  • ずっと名古屋

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    吉川作品を読むのも二回目。
    『戦場のガールズライフ』とはうって変わって、超短編集。
    地元新聞連載であったらしく、一篇ずつ名古屋市の十六の区と、周辺の県を順に舞台にしていく。

    これだけの篇数に、それぞれ主人公や語り手がいるわけで。
    まず驚かされるのは人物の多彩さ。
    ゆる不登校の少年、SKEのオーディションに出たいと切望する女子中学生、名古屋生まれの彼女とよその地域から来た彼氏、どこの国か明かされないが名古屋で暮らす留学生、そして名古屋在住の作家の河村さんなどなど。
    よくもこんなに背景の違う人物を書き分けられるものだ。
    物語の結構も凝ったものが多い。
    えっ、そんな設定? それが語り手? などと、

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    2018年10月27日
  • 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス

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    伊坂幸太郎「さよならジャバウォック」の中でジャバウォックというのは「鏡の国のアリス」に出てくる言葉と知り、興味を持ち読んだ。
    荒唐無稽な空想の童話だが古いイギリスの伝承など大人にも興味深い話。言葉遊びがふんだんに表れ、英語原本で読めたら何倍も面白い筈。

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    2025年12月06日