稲垣みどりのレビュー一覧

  • BIG NINE~巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来~

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    ネタバレ

    著者のSXSWでの発表が面白くて手に取った本。生成AIの登場前にこれだけAIがもたらす脅威について予測できたのがすごい!G-MAFIAにゆだねて国家としての戦略を持たないアメリカと、国を上げて開発に突き進む中国の一騎打ちの構造は今でもあまり変わっていない。前者は短期的な利益回収のためにデータのバイアスや倫理的配慮は二の次、後者は生産開発のプロセスでちょいちょい手を抜く。ANI →AGI→ASIと進化する中で彼らのプロダクトが今後どんな影響を及ぼすのか…ディストピアな未来しか見えない。

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    2024年06月16日
  • ボブが遺してくれた最高のギフト【電子版限定写真付き】

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    ジェームズとボブの過ごしたクリスマスのお話。

    薬物に溺れていたり、家族との折り合いが良くなかったりで、クリスマスにあまりポジティブな思い出がなかったジェームズだが、ボブと出逢い、人々の温かさに触れ、少しずつ彼のクリスマスが変わっていく。

    ジェームズの「もらうより与える方がいい」という気づきが特に素敵だなと思った。人に優しくしてもらったら、その優しさをまた別の人に分けていく。そうすることで自分もその人も温かい気持ちになる、ポジティブな連鎖。情けは人のためにならず、ということだと思う。

    ボブは天に召されてしまったけど、きっとこれからもジェームズを支え、彼を笑顔にしてくれることと思う。

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    2023年07月19日
  • ボブが遺してくれた最高のギフト【電子版限定写真付き】

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    それは夢みたいな時間

    終わったらあっという間
    ではなく、終わったら
    終わらない物語になる

    思い出

    安定なんてどこにもなかった
    それでも毎日が楽しかったのは
    君がいたからだった

    クリスマス
    寒く、厳しい季節だ
    楽しく 賑やかなものではなかった
    ―僕の場合は。

    救いもあった 味方もいた
    でも僕は寂しかったのだ

    でも今は違う
    ―君がいる。

    諦めないこと、前を向くこと
    チャンスを信じて待つこと
    それだけさ

    うつむいたって自分の足しか見えないんだ

    大丈夫
    この世の中は残酷で ちゃんと優しい人たちもいる

    受け取る喜びもある
    与える喜びもある

    人生は シンプルに楽しんだ方がいい

    人生

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    2020年12月13日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    様々な人が互いの違いを認め合い、そのうえで誰もが納得できる共通了解に向かっていくこと。理論編には納得できる部分が多かったが、実例を読むと、本当に本質と言えるのか疑問を持った。

    「いいケア」とは何かを考える事例では、進行役と四名の参加者によって対話が行われ、最終的に「その人の自覚的・無自覚的な願いを想像したかかわりである。いいケアの実現には、対等性の志向、対話的なかかわり、ケアする人の貢献感が必要である」という結論が示される。しかし、これは本質というより、参加者全員の意見を均等に取り入れた結論に見えた。

    企業の例として紹介されているSCSKの経営理念「夢ある未来を、共につくる」の本質観取につ

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    2025年11月27日
  • ボブが遺してくれた最高のギフト【電子版限定写真付き】

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    きっと動物との出逢いも縁なのだ。著者に無償の愛を捧げ続けたボブ。動物と暮らすことは人生をとても豊かにし、生きる原動力にもなる。慈愛に満ちた心温まる物語。

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    2021年01月29日
  • ボブが遺してくれた最高のギフト【電子版限定写真付き】

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    《人はまだまだ捨てたモノじゃない》

    戦争、内戦、腐敗した政治、犯罪、差別、偏見…
    醜い人のニュースに溢れた世の中。
    そんな中で感じることができる、猫などのペットに対しての「無償の愛」は素敵な「幸福感」だ。
    ボブには沢山の心優しい人が集まってくる。そこに「醜さ」は無い。
    心優しい人が必ずペットと共にいるとは限らないが、ペットと共にいる人は殆どが優しい人なのではないだろうか。
    「命の大切さ」と「無償の愛」を知っているから。

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    2021年01月17日
  • BIG NINE~巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来~

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    AIの簡単な歴史から説き起こし、現在はGAFAとIBM、マイクロソフトの米国6社、それに中国のバイドウ、アリババ、テンセントの3社、計9社がビッグナインとしてその先導役を努めていて、今後もその傾向は続くだろうとしている。そしてこの9社主導の傾向を放っておけば、それぞれが勝手な方向に進んでAIの将来は収拾がつかなくなる、というのが著者の問題意識だ。AIの将来像は、今後の対応によって3つのシナリオが考えられるとし、最善の方向はビッグナインのみに任せずにもっと国家が関与を強めると共に、国際的な機関による倫理を重視したコントロール体制を敷くことであるとしている。この様な論拠に立つAI論は特に独自のも

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    2020年02月29日
  • 最強のポジティブチーム

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    会社でも家庭でも、もっと言えば自分一人でもポジティブであることの重要性が丁寧に書かれていた。
    自分一人からでもポジティブに変えていきたいと思った。感情は感染力があるから少しずつ周りの人に影響を与えることができる。

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    2019年02月16日
  • 最強のポジティブチーム

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    機嫌の悪さは風邪のウイルスのようにチームに感染し、逆に機嫌が良くても感染する。病原菌になるのかビタミンCになるのか。

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    2025年08月01日
  • 呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集

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    スウェーデンのミステリー18作品。作家が違うので色々なカラーがあって、楽しめた。児童虐待や移民問題、イジメ、LGBTなどなど、様々なテーマがあった。

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    2022年09月29日
  • ボブが遺してくれた最高のギフト【電子版限定写真付き】

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    2作目の映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』の原作本。とは言え映画のエピソードが漏れなく入っているわけではないし、細部も異なっているから、映画を楽しんだ方は無理に読まなくてもいい。また、映画を観るために読む必要もない。ぼくは両方楽しめたし、ボブに会うのはこれが最後だと思うと読まずにはいられなかった。ジェームズのその後が気になるが、ネットで調べた限りでは元気にやっているようで安心した。

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    2022年03月20日
  • 呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集

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    日本人には馴染みの薄い風習や空気感がどの作品にも共通していて、スウェーデンミステリ入門書としてはよくできてると思う。でも、突出して面白い作品がなく、冒頭の作者紹介を読んでる段階で食傷気味に陥る。
    紹介文がないと理解も薄くなるけど、紹介文がくどいと読む気が失せてくる。バランス大事だと思う。

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    2021年08月10日
  • 最強のポジティブチーム

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    自分がいる組織が「本当の意味でのポジティブなチーム」になっていくために必要なものが何か考えるために読んだ本です。できている部分も、できていない部分も、今後何をしていく必要があるかもよく理解できる本でした。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    カルチャーをつくるには、自分たちが何を象徴する存在になりたいか、どういう存在として知られたいかをまず確認しよう。

    ポジティブなチームは、より多くを気にかける名工たちの集まりだ。だから結果として、より多くの傑作が生まれる。

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    2021年01月31日
  • 最強のポジティブチーム

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    ■偉大なチームをつくるための原則は、以下のようなもの。
    ・ポジティブなチームをつくる。
    どんなことにも熱中できる、困難を乗り越え、より大きな影響力を持てるようになる。「ポジティブさが成功の原動力になる」、つまり楽観的な人の方が成功しやすい。

    ★チームが「何を信じるか」「何を大切にするか」を示す、カルチャーをつくる。
    互いをやる気にさせ、絆きずなを強め、チームワークを促す、ポジティブなものである必要がある。

    ★チーム全体でビジョンを共有し、それに向けた大きな目的を持つ。
    ビジョンは、皆を同じ方向に導く役割を果たす。
    共通のビジョンと目的を生かし続け、楽観的・前向きに働けば、信念、愛、希望を持

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    2020年04月06日