田久保善彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
どうしてこの会社ってこうなの?
そう感じたら本書のページをめくってみよう。
ファミリービジネスとは『ファミリーが事業経営や株式の所有に非常に大きな影響力を持っている』場合のこと。
本書はファミリービジネスについて経営者の悩みの種がQandA形式で網羅されていることにより、ファミリービジネス企業の組織風土が噛み砕ける。
ファミリービジネス経営者はもちろん、そこで働く従業員、ファミリービジネスの取り引き先などステークホルダーにもおすすめな本。
ファミリービジネス経営者の立場を知ろうとすることはファミリービジネスの事業継続の発展のため、ファミリービジネスと密接する地域活性化のため、共に両輪を動かすことに繋がるとわたしは思う。
ファミリービジネスならではの悩みはガバナンスが弱くなりがちで経営者以外の新鮮な視野が入りづらいことではあるけれどそれは経営者の経営判断のスピーディーさと中長期的な視点を保てる強みと表裏一体である。
ファミリーという公私を分け隔てづらい土壌は番頭役という従業員との仲介役がいることで解決される面もあるそう。
本書では会社の存続に関わる株式についての記述、ファミリーとファミリー外の役割の違いについての記述など、事業継承についてページが多く割かれている。
ファミリービジネス経営者に向けて書かれている本だけれど、ファミリービジネスの組織内の暗黙知、空気感はよく現れているため、いろんな読み方ができるとわたしは思う。
気になる方は、ご一読してみてください。
-
Posted by ブクログ
1週では理解しきれなかった。
マネジメントやリーダーの経験を少し経験し始めて、悩む頃である2.3ヶ月目を目安に読んでほしい。
リーダーやマネージャーになったばかりは
その役職を全うすることや、管理職としての評価を意識してチームの成果を出す事にしか目がいかない。
だから部下を信じきれず、
・教えすぎる
・自分のやり方だけが正しいと思い込む
が発生する。
自分がリーダーになった際に意識する事は
・アウトプット力を上げつ続ける努力をする
・教えすぎない。相手が何に悩んでいてどうしたいと思っているかを聞いて導く
・顧客を知る際は、①会計も調べる②組織の理念を理解する③組織の構図を理解する
-
Posted by ブクログ
人的ネットワークと志の醸成、能力開発の3つは全てが繋がっており、何か1つが他の2つの要素を高めていくこと、サイクルを回しながら高まっていくということが理解できた。自分一人ででは生きていけない、自分自身の志や能力開発だけ考えているだけでもいけない、ただ、志や能力開発をしていく中で周りの人との関わりを大事にしていくことを考えていけば、その志や能力開発はさらに飛躍していく可能性がある。人的ネットワークの大切さがよくわかった。なかなか踏み込めない、ネットワーキングレベルが低い段階ではあるが、少しずつ広げていくこと、一歩踏み出す勇気がまずは大事だと思った。
学びメモ
・豊かなネットワークは一足跳びに完成するものではなく、一歩ずつ階段を登るように構築されるもの。
・自分自身のネットワーキングレベルを知り、自分のできることからまず行動すること。
・ウィークタイ、弱いつながりは、異なる価値観や生活スタイルを持つ人との関係となることが多く、自分が知り得ない多様性に富んだ有益な情報をもたらしてくれる。
・志の醸成、人的ネットワーク、能力開発は相互に相乗効果を発揮するサイクルを形成し、それが回ることで人としての成長が起こり自己実現に向かえる。
・他者へのgiveが大きくなることで、他者から誘われたり、助力を求められたりする機会が増え、ネットワークの構築につながる。
・人的ネットワークがもたらす恩恵は、内省、安心、享受、協奏、循環。
・誘われる力。自分が誘われるためには、まず相手にとってコミュニケーションの姿勢や人としてのあり方など、信頼できる人間であることが求められる、また、相手が自分を誘う直接的な魅力を外部に発信する必要がある。
・応援される力。相手が応援したくなるような個人の魅力、これも発信させることにより相手に伝わり、期待や共感が生じる。
-
Posted by ブクログ
志とは何か?自分自身は、学ぶことの楽しさや今以上に成長したいということ、社会に貢献したいという率直な思いを持って生きてきており、ビジネススクールにも通っているが、具体的に何がしたいのか?と問われると言語化できない自分がいた。しかし、この本を読んで大きな志を必ずしも持っていなくても良い、それを見つけるためにどう生きていくべきかという考え方に受け入れられた、また、本を通して自分なりの小志が見つけられたと感じている。モチベーションを高めるのに良いと思う本、
学びメモ
・志とは、一定の期間、人生を賭けてコミットできるようなこと、目標。重要なのは誰かが決めた目標や規範に乗っているかどうかより、自分自身が乗ることに決めたということである。
・小志を積み重ねていく中で徐々に自分自身の大志に気づく、または、小志が積み重なる過程で初期の志とは異なる方向に進むこともある。
・小さな志を積み重ねることが大きな志につながる、他人と比較するようなものでなく、どちらが高い低いという問題ではない。
・会社や組織に自分の人生を委ねるのではなく、自らの足で立ち、考えた、自分の時間を何にどう使うのかを、自分の意思で決めなければ、この世の中での自分の人生が何のためなのかわからなくなってしまう。自分起点の志を見つけること。
・自分自身を客観視し、その後に自問自答をする、自分がコミットしていた取り組みや組織における自身の位置付けを理解すること。
・ある種の怒りや憤りを発端とすることも多い。この感情は本人が大事にしているものを毀損されそうになったり不当な扱いを受けたりしそうな時に、自分が盾になってでも戦おうという気持ちに転化している、これが命をかけて取り組むことにその人を導く。この感情と向き合うことも大事である。
-
Posted by ブクログ
ネタバレグロービスの人脈本。例が豊富に掲載されていて素晴らしい
メモ
・豊かな人的ネットワークは一足飛びに完成したのではなく、一歩ずつ階段を登るように構築されてきた。自分のできることから行動する。発信するなどの行動で他人から認知される中で着実にステップアップしていた。
・人的ネットワークの存在によって自己への新たな気づきを得ることができ、成長が促進される
・人的ネットワーク、志、能力開発の三要素は相互に相乗効果を発揮するサイクルを形成する
・人的ネットワークがもたらす5つの恩恵
内省 自分の内側への活用
安心嬉しさ 一緒にいる心地よさ安心感
享受 他者から受ける情報機会影響力
協奏 相互作用 自分1人ではなしえなかったことが実現できる
循環 めぐりめぐって帰ってくる。新しい繋がりに
・ネットワーキングレベル5段階
レベル0 ネットワーキング活動をしていない
1 活動開始した
2 ネットワーキングの活性化に寄与
3 自分の価値観に沿ったネットワークづくり
4 ネットワークをビジネスや活動に活かす 抜擢されるようになる
5 周囲が人を集めてくれて、コミュニティが経済圏になる。コミュニティ同士を繋げる
・意識的に人的ネットワークを拡げる努力をし、失敗を経験しながら行動を繰り返すことで現在のネットワーキングレベルに到達していることを理解すべき
・プロジェクとのような同じ目的を持って集まった人の繋がりはミートアップたいという。意図的に繋がりを維持しないとウィークタイになっていく。
ミートアップたいは人的ネットワーク成長につながるイリ口となることが多い
・ネットワーキングレベルが低い人はミートアップたいから構築していくべし。必然性を持って知り合った人との関係を大切にするということ。
・関係性の中で、志や価値観は養われていく。それが機会につながる。
・誘われる力 基礎力(信頼される言動、前向きな姿勢、協調性など)をベースとし、能力、志、繋がりに依存する。
・応援される力 相手が応援したくなるような魅力が基本。発信により伝わり、期待や共感が生じる。支援依頼や危機的状況の発信をトリガーに支援に至る。
・ネットワーク構築の具体方法
レベル1へ 身近な人からつながって多様な価値観に触れる。
自分ができることを積極的にGIVEする。
レベル2へ 今まで入ったことのないコミュニティに入り、中心の役割を積極的に担う。レベル0の人が行動しやすいコミュニティの場を作る。
レベル3へ 自分自身の興味関心があることに選択と集中をする。
自分のタグを発信し、コミュニティの中心人物として自ら人を集める
レベル4へ タグに関する能力を伸ばし自分のタグを磨く 専門性を高める
圧倒的な熱量と当事者意識でコミュニティを育てる。
レベル5へ 自分の限界を決めずに積極的にチャンスをとりに行く。 -
Posted by ブクログ
「人的ネットワーク」づくりの教科書
著:グロービス経営大学院 監・執: 田久保 善彦
私たち人間は一人では、何事も成しえない。変化の激しい現代において、特に複雑化した課題を解決するためには、これまで以上に、勤務先などの所属する組織の内外を問わず、多様なメンバーを結集し、対話を重ね、新しいアイデアを共創していくことが重要になっている。
今後、組織外の人的ネットワーク構築に自ら積極的に取り組んでいくことで、新たな価値や機会の創出につなげられる可能性が高まる。
本書では、そんな人的ネットワークを、「1対1の人のつながり」と定義し、その効能や、それを拡げ、深め、活用するための方法論について以下の5章により紹介している。
①人的ネットワークの意味、価値を知る
②人的ネットワーク構築の要所を知る
③自分を知る
④行動する
⑤7人の事例に学ぶ 人的ネットワークのつくり方
何のために人的ネットワークをつくるのか。
自身の成長のためではなく、新たな価値の創出と対象への貢献を最大化するためである。
関係性の構築の中においても、受け身ではなく、どれだけ能動的に相手への貢献を意識して対話ができるかどうか。だれしも最初から大きな力と能力を身に付けているわけではない。
その際には、志の強さや時にはガッツや努力でカバーして人となりを理解いただく中でお付き合いをいただくことも必要である。+の姿勢と伸びしろを感じてもらい、付き合いのメリットを感じてもらうことでチャンスは広がる、
自分のためではなく、相手のため。そしてより先にある志に向けて背伸びしながら行動することで常に新しい景色が見え、行動することでその壁を乗り越えることはできる。
卑下することなく、かといって驕らず、前向きに学びと気づきを深め続けていきたい。 -
Posted by ブクログ
人的ネットワークづくりを構造的に記した本。レベル0〜5までのネットワーキングレベルなど人脈づくりのプロセスを科学的に掘り下げている。
しかし自分には何のために人的ネットワークづくりが必要かといった最初の人的ネットワークの意味、価値を知るのパートがもっとも腹落ち感があった。
・さまざまな変化により「孤独を感じやすい未来」となる可能性があるからこそ、人生を豊かにするためには、意味、価値のあるネットワークを、今まで以上に意識的に形成する重要性が高い。
・自分にはない力で組織、人を動かしてもらい、それにより、成し遂げたいことが実現できるという例も他者から受ける恩恵と言える。 -
Posted by ブクログ
人脈の効果と構築方法を科学した初めての本
人脈(人的ネットワーク)はあった方がいいのは何となくわかる。しかし、その有用性と構築方法を100人を超えるインタビューと800人を超えるアンケートから科学したのは本書が初めてだと思う。
人脈のレベルは0~5の6段階あり、それぞれのフェーズで何をすべきかが具体的に記載されているため、幅広いビジネスパーソン向けにアクションにつなげやすい構成になっている。
なんとなく社外にも人脈を作りたいと思っている方、少し人脈作りを始めたがブレイクスルーしたい方には是非手に取っていただきたい一冊。
PS P76の誘われる力を構造化した絵はとても秀逸だった。基礎力+発信力を土台とし、ステータス+志+つながりによって誘われる力が養われる。発信し続けることで誘われる力を蓄えたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに長く残り続けられる会社はどのようなところなのかという課題意識から読書。
メモ
・ファミリー企業の三要素
株主 絶え間ない事業承継を見守る
経営 時代の変化に適応
創業家 理念価値観を守り抜く役割
・平時も有事も事業継続のための身の丈経営にこだわる
・コア能力と価値観に沿った顧客価値を提供する
・価値観をつなぐ
・日本型サスティナブル企業方程式
事業の変化・時代の変化・世代の変化
・顧客価値=時代を通じて通用する本質的な独自のコア能力
流行に流されないコアと価値観にそったサービス提供
変化しづつけるための継続組織学習
・身の丈経営=継続への執念と身の丈経営(致命リスクは負わない)
独立性を保つ資本構成と危機に耐える財務力
社会地域関係と伝統を敬う心からのガバナンス
・価値観=価値観を柔軟に解釈率先垂範有形無形での経営者伝達
後継者の育成、継承
社員の価値観教育と社員間の共通体験
社外ステークホルダーから価値観の大切さの実感
・