落合さよりのレビュー一覧
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悟君のことや、船橋さんのこと、皆の矢印があっちこっちにとんでいてこれからどうなるんだろうとハラハラしてしまう。
しかしそれが心地よくもあり、楽しくもある。悟君と小杉君はなんだかんだでいいライバルだね。お互いに切磋琢磨していけばいい。悟君は戸惑い心をどうにかおさめられるのかが問題だ。
あと義友さん、銀太郎さまのこと信じてないわけじゃないんだろうなあ。昔は幼いまことの為に信じているふりをしたのかもしれないけれど、それでも何やら神様に思うところがあるのだろう。そうでなければ話しかけたりしない。
彼の胸の深い部分もそのうちさらけ出せる話があればいいなと思うよ。 -
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変わらない場所にうつろう人々。変化する心もあれば、変わらない愛もあることがしっかり描かれていました。
400年はあっという間。今回は各自恋愛模様の決着というか、ひとまずのゴールを迎えました。これでもかみたいな大恋愛シーンはなかったですが、心の整理を済ますシーンはありました。船橋さんは恋愛ではなく父への憧れであることを自覚し、悟は迷いを欺瞞に変えて、その心を平静に導きました。彼らの17歳としての等身大の思いはなんとも言えない気持ちになりましたが、悟に関してはまだ終わりではないので小休憩といったところなんですかね。また、心の整理が終わってしまった代表である義友も今巻ではだいぶ目立ちました。今 -
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今巻は真が持つ素直な感情にときめかされました。
素直な気持ちで。1巻から通して真は神使やそれに連なる事柄に対して本当に素直な気持ちのまま対処してきました。それは今巻で父親の達夫が言っていた「視えないのといないは違う」という言葉に繋がる気持ちだと思います。視えるから視えないからの以前に気持ちにフタをしない素直な気持ちですべての物事に接すことができる真だからこそ深い縁で繋がる事ができる。それはクラスメイトの日輪子やユミの件でもそうですし、感情にフタをしやすい悟を楽にさせることもできます。今回でその素直な気持ちに感化された悟がこの先どういった行動をするのか楽しみな展開になってきました。
き -
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狐と神社(神道)なんて、私得!
表紙のアナログでのカラーも素敵!!
……という感じで、書店で眺めては棚に戻しを繰り返してましたが、思い切って買ってみて良かったです、当たりでした
銀太郎は獣人デザインで良かったです、ケモ耳男子だったら正直手に取ってみたかも怪しい
もふもふは正義
大きな手をまことの頭に置く、という構図がとてもかわいい
まことのキャラも、よくある真っ直ぐ系ヒロインだけど、「私、偽善者かなあ」と悩むなど共感できて良いです
かわいいし
一巻の内容を読む限りでは、一巻~三巻で終わってもいいかなー
という感じがしますが、結構巻数出てるので、のんびり -
Posted by ブクログ
ほんのり甘酸っぱい話やしんみりとした話など、全体的に穏やかな話が多い印象の第8巻。
特に印象に残ったのは巻頭の小杉中心の第37話。まことに恋する小杉の視点で描かれるまことが非常に可愛らしく、甘酸っぱい小杉の心情描写が細かいこともあり他の話には無い魅力を感じた。
悟の過去に触れる第38話も3つの祭りの話が巧く絡まって悟の心情の変化が綺麗にまとまっているのも凄い。
また、神社と関わりのない人と行動する狼の神使との交流ということから一般人の神社への見方を描くのも面白い。
義友の話は全てを明らかにしないまま本当に少しずつしか進めないので少々以前の話とどの当たりに差があるのか分かりにくいのが残念に感じる