伊藤絵美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
伊藤先生の本は優しい言葉でわかりやすいのと、読み手への温かい心配り、そして何よりも率直で人間味溢れる文書が好きで、良く読んでいますが、治療技法を学ぶ時は必ず自分で試すことの大切さを改めて認識しました。
暴露療法を体感するために、ジェットコースターやバンジージャンプに何度もトライし、最後はスリルを味わえなくなる程落ち着いた心持ちになってしまうあたりでは、爆笑してしまうと共に暴露療法恐るべし!と伊藤先生が仰るように素朴に思いました。
スキーマ療法の紹介では、先生のこれまでを赤裸々に自己開示されていて、大丈夫かな?と思う程でしたが、長年のスキーマ療法を経て辿り着いた境地とあり、スキーマ療法も -
Posted by ブクログ
伊藤絵美さんの本は、いつも温かな感じがするので、とても穏やかな人とイメージを勝手にあったが、
衝撃的な話が多くて驚いたり、クスっと笑ってしまったりする場面も。
例
タバコやギャンブルに依存してやばかった話
痴漢撃退のため安全ピンを忍ばせていた話など
他にも痛みや痒みに対してマインドフルネスになる話も勉強になった。
あと、長女あるあるで、両親、特に母親から言われたことを絶対であふ一方、妹たちはそれを守らないことが不思議に思ったり、両親の仲を必要以上に気にしたりすることも共感できた。
一方で、
やはり仕事に関しては優秀だったように感じる。
特に、セルフスーパービジョンと言うカウンセリン -
Posted by ブクログ
スキーマ療法を自分で行うためのワークブック。
スキーマ療法は自分のトラウマに向き合う必要があり、非常に辛い作業になる。
Book1はスキーマ療法に入る前のお膳立ての内容になっている。
お膳立てと言ってもその内容はかなり本格的。
《代表的な内容》
サポートネットワークの構築
コーピングスキルの獲得
認知行動療法のストレスモデルの心理教育
セルフモニタリングの習得
認知再構成法
マインドフルネス
これらの技法を実践するだけでもかなり効果があるはずだ。
実はBook1にはスキーマ療法の内容はほとんど出てこない。内容的にはほとんど認知行動療法である。
ただ、わざわざBook1、Book2と -
購入済み
自分のメンテナンスのために
タイトルどおり、自身のケア、メンテナンスのためのコツや思考が詰まった本。
行き場のない思いや、日常や仕事で受けた何気ない言葉の影響、傷とどのように向き合えば良いか。
その対処法は何かがわかり、とても実用的。ふとした瞬間に読み直すと新たな発見もある。良書 -
Posted by ブクログ
初級ワークショップというだけあって本当に丁寧で分かりやすかった。クライエントさんとのセッションもこんな感じなのだろうなあ。
認知行動療法というと技法が目立つ気がしますが、この本は技法以前の、CBTを行う上での基礎が丁寧に記述されていると思います。クライエントさんとのコミュニケーションスキルや、アジェンダ設定、アセスメントシート、心理教育など。それぞれについて目的と効果もきちんとまとめられているのがまたCBTらしい。図表や実際の対話例も豊富で分かりやすいです。
個人的には基本スキルの「双方向的コミュニケーション」を知れたのがとても良かったです。CBTに関わらず、協同的で気持ちよい対話を行う上で役 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◯セルフケアの基盤:自分の状態を「外在化」する
ストレス反応を「自分自身」と切り離し、紙に書き出すなどして客観視することから始まる。自分の心身に何が起きているかを観察する「マイクワイエットタイム」の重要性を説いている。
◯コーピングの質と量:100個のリスト作成
ストレスに対処するための具体的な行動(コーピング)を、質より量で数多く持つことを推奨している。「お茶を飲む」「空を見る」といった些細な行動をリスト化し、即座に実行できる武器を増やすことが目的である。
◯マインドフルネスの実践
「今、ここ」の感覚に集中し、思考や感情をジャッジせずに受け入れるトレーニングを重視している。これにより、過 -
Posted by ブクログ
人権とは、住む場所や食べ物があること、暴力や紛争から守られること、健康に暮らせること、必要な教育を受け自分の可能性を伸ばせること、自分自身の親の人種や国籍、性別、病気や障害、考え方や意見で差別されないこと、意見を表明でき、それが尊重されること か。日本にも世界中にも、人権が守られていないひとがどれほどいるのだろうと、本とは関係ないことだけど考えてしまった。
わたしは親から人権を侵害されていたんだなあ。ここは安心安全な場所だなんて、親がいる家の中で思えなかった。子どもの頃からどれだけ傷つけられてきたんだろう。
そんな大きなストレッサーがあれば、傷ついたままなのは当たり前だよね。がんばってるよ、