伊藤絵美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういった心理学関連の本は堅い文章が多いイメージだが、分かりやすい執筆で読みやすかった。
アダルトチルドレンの自覚があり、幼少期の自分を癒す目的で、幼少期の辛かったことなどを思い出したときに「あのときは辛かったよね」と心の中の幼い自分に心の中で語りかけていたのだが、これがスキーマ療法なのだと初めて知った。
また、アダルトチルドレンだけではなく、誰でも癒される療法なのだということも分かった。
本書に書いてあったような、ヘルシーさんとチャイルドがそれぞれ飲みたい飲み物が違って、そのときのシチュエーションなどで決めるシーンなどは経験したことがないので、ここまでチャイルドの声を聞けるようになりたいなぁと思った。 -
Posted by ブクログ
ヘルシーな大人モード と 内なるチャイルドモード
が、この新書の肝。
スキーマ療法の最重要概念。
自らのチャイルドに出会い、ケアすることがセラピーの目的。
ってことで、事例がどんどん出てくる。
ヘルシーさんがチャイルドに声をかける、対話することが大事なようだ。
どちらも自分。
チャイルドは素直にストレス反応を訴える。その自分を自分で観察する。
急な雨、いやな夢、SNSで批判される、、、
そうしたストレス体験をした際、チャイルドがどう感じるか。ストレス反応。
その気持ちをヘルシーさんはジャッジせず受け止める。
チャイルドさんの一番のサポート資源は自分自身、
でも周囲にもケアしてくれる人や機関はいる。
スキーマ療法で提唱されている5つの中核的感情欲求
①無条件に自分を愛してもらいたい。守ってもらいたい。理解してもらいたい
②有能な人間になりたい。いろんなことがうまくできるようになりたい。自信をもちたい
③自分の感情や思いを自由に表現したい。自分自身の価値や意志を大事にしたい
④自由にのびのびと動きたい。楽しく遊びたい。生き生きと楽しみたい。自然を感じたい
⑤自立性のある人間になりたい。自分も他者も等しく大切にしたい
いやー、これ、改めて読んでみて、言えてるよなー、と思う。
引き合いに出して申し訳ないが、自分の部下、これができたら幸せになれるだろうな。
どうやったらこうなれるんだろ。
深い本だ。目次だけではわからない。読むべし。
第Ⅰ部 自分にやさしく気づきを向ける
第1章 ストレスに気づいて観察する
第2章 ストレスを感じる自分にやさしさを向ける
第Ⅱ部 周囲からのサポートを受けることで自分にやさしくする
第3章 孤立せずに人とつながることの重要性
第4章 サポート資源を確認したり調べたりする
第5章 サポートネットワークを作成し、積極的に活用する
第Ⅲ部 「自分にやさしくする」スキルを身につける
第6章 安心安全を自分に与える
第7章 中核的感情欲求に気づいて、満たす
第8章 セルフ・コンパッションを理解し、実践する -
Posted by ブクログ
いろんな、精神疾患を治すための技法やそれについて書かれた本を読んだけれど、この本は私にはとても合っていた。
作者自身が学び、実践したことがベースにあるので説得力がある。
スキーマ療法、セルフコンパッション、それらは他の療法にも重なる部分があり、マインドフルネスを解説している部分もある。マインドフルネスをそのまま実行したのは私に合ってなかったけれど、分解してわかりやすく、やりやすくなっていた。
自分にやさしくする行動はシステム化できる。
内なるチャイルドの要求を丁寧に取り上げ、対応していく。
厳しくすることでは人は回復しない。
やさしくすることで人は回復してゆく。
何度も読みたくて2周目が始まっている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元々伊藤絵美さんの本はわかりやすいため読んでいた。セルフケアについて書かれた本はないかと探していたところこの本に辿り着いた。
伊藤絵美さんの本はこの本以外でもとても勉強になることが多い。この本の前にスキーマ療法を行い大分ストレスが軽減されたがなかなか生活に定着することができずにいた。この本はどのように生活で活かしていけばよいのか書かれていたため大変勉強になった。
以下二点について書こうと思う。
・五感の大切さ。ストレスが溜まれば溜まるほどそのことに集中し緊張が高まり混乱してしまう。でも呼吸や五感を感じることでリラックスできる。一度ストレスから離れて客観的に自分を見ることができる。痛みについてもそうだろう。どうしても痛いという感情に左右されてしまう。でも、あえてその痛みに注意を向けると身体の緊張が強くなっていることが多分にある。痛みを否定することなく寄り添うこと、そうすることで痛みが生じている自分に気づくことができる。でもそれで痛みが和らぐのはなぜなのだろう。痛みは本来体に生じている痛みだけではなく、それ以外の感情、記憶?などにも影響しているのかもしれない。
・内なるチャイルドとの対話は自分を受け入れるという意味でよかった。いつも自分にとって消したい自分がいるのはわかっていたがそれを何処かで見てみぬふりをしてきた。しかし、そんな自分もいるし、それを否定するものではないということに気づかせてくれた。そのもう一人の自分に寄り添い、対話し、一緒に問題解決していく。自分にとって味方の存在なのだ。その見方を信頼することは自分を信じることでもあるのだろう。
これらを生活に取り入れストレスに気づき、受け入れられるようになりたい。これは何度も何度も繰り返ししなければならないだろう。実際にやってみて少し気持ちが楽になったと思う。これからも続けていこう。
ストレスとの向き合い方に悩んでいる方におすすめです。