伊藤絵美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろんな、精神疾患を治すための技法やそれについて書かれた本を読んだけれど、この本は私にはとても合っていた。
作者自身が学び、実践したことがベースにあるので説得力がある。
スキーマ療法、セルフコンパッション、それらは他の療法にも重なる部分があり、マインドフルネスを解説している部分もある。マインドフルネスをそのまま実行したのは私に合ってなかったけれど、分解してわかりやすく、やりやすくなっていた。
自分にやさしくする行動はシステム化できる。
内なるチャイルドの要求を丁寧に取り上げ、対応していく。
厳しくすることでは人は回復しない。
やさしくすることで人は回復してゆく。
何度も読みたくて2 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元々伊藤絵美さんの本はわかりやすいため読んでいた。セルフケアについて書かれた本はないかと探していたところこの本に辿り着いた。
伊藤絵美さんの本はこの本以外でもとても勉強になることが多い。この本の前にスキーマ療法を行い大分ストレスが軽減されたがなかなか生活に定着することができずにいた。この本はどのように生活で活かしていけばよいのか書かれていたため大変勉強になった。
以下二点について書こうと思う。
・五感の大切さ。ストレスが溜まれば溜まるほどそのことに集中し緊張が高まり混乱してしまう。でも呼吸や五感を感じることでリラックスできる。一度ストレスから離れて客観的に自分を見ることができる。痛みについて -
Posted by ブクログ
気持ちの面で自分にやさしくあろうとするのは難しいけど、身体のケアをすることでならやさしくできそうだとおもった。頭の中は自罰でいっぱいでも、行動でならやさしくできそうだ。この本を読んで、自分が今何したいかの声に耳を澄ませることができるようになった。これからしてみたいことは、具合悪いときはちゃんと薬を飲むこと、目が疲れたら目薬をさすこと、ゆっくりシャワーをあびること。仕事も、長続きするように、自分がやりやすくなる工夫をした。やることややったことを全部毎日記録するようにしたら、マルチタスクで混乱することが少し減ったかな。これからは、どうしたら過ごしやすいかっていうことを考えるようにする。そのことが、
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Posted by ブクログ
自分にやさしくするために、どうしたら良いのか、具体的な自分との対話や自分のケア方法を知ることができました。
以下、心に残った・今後意識していきたい点です。
・インナーチャイルドと、大人の自分が存在する、と考える
・インナーチャイルドの声を聞いて、判断せず、受容・共感する
・インナーチャイルドに、無条件の安心感を与える。(動物や小さい子供に向かって大丈夫だよ、と優しく声をかけるようなイメージ)
・安全な環境を確保する。安全ではない職場環境から離れることも、自分にやさしくすることである
・サポート資源がインナーチャイルドと大人の自分の周りに存在することを認識する。サポート資源は人、もの、機関、故人 -
Posted by ブクログ
カウンセラー自身は、どんなセルフケアをやっているのか興味があって読んでみた。驚愕。「こんなにも、自分自身のことを晒け出しちゃっていいの?」ってくらい自己開示していた。タバコ、テトリス、ギャンブル依存の他に、家族との関係を赤裸々に書いてあった。それはスキーマを具体的に説明するため、また、母を亡くした後鬱になったことからどのように自分を立て直していったのかを振り返るために描かれたのだろう。
私は、音楽やラジオを聴いてるときに、いつの間にかいろんな考え事をしてしまい、音楽やラジオの内容がわからなくなることがよくある。それが「自動思考」というとのだとわかった。この自動思考(その瞬間に、自動的に湧き上が