遠藤遼のレビュー一覧

  • 星降り温泉郷 あやかし旅館の新米仲居はじめました。

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    あやかしが見えると言う他の人に理解してもらえない力を持ってしまった静姫。誰にも相談できずに、恐ろしい思いをしてきたら、あやかしが苦手になるのも当然かも。それでも、旅館で働き出してからは、同僚や客から逃げ出さずにちゃんと見ている静姫が気持ちいい。「あやかしだから...」なんて言わない感じが。最初はツンケンしてた葉室が、柔らかい雰囲気になっていくのも楽しかった。

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    2020年07月31日
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~

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    保険の営業マンと陰陽師。全く違う2つの顔を持つ真備の話。どちらの仕事をしているかで、雰囲気が変わるのが楽しい。どちらの時も優しい感じは変わらないけれど。桜子との関係はかなりスローペース。真備の鈍感さはかなり強力だから、周りを巻き込まないと難しいかも。と思いつつも、桜子を応援したくなった。

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    2019年10月22日
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~

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    保険の解説勉強になります!自分の保険契約の時、確かにそんな話聞いたなぁ〜、と思いながらも、今の今まで思い出さなかった。真備強すぎ、少しはピンチにならないと逆に詰まらないような。桜子の気持ちにイマイチ鈍感な真備君、陰陽師の時とギャップを感じてかわいい。

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    2019年10月16日
  • 鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん

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    精進料理の店で働きたいと押し掛けた空也。最初は精進料理のイメージではないな。と思ったけれど、人のことを考えてその人たちのために行動するところを見ると、そんなことないかも。と思い始めた。素直な空也は、料理に真摯に向き合う竜玄と一緒に成長していきそう。不思議なことも何度か起きたけれど、ここではそんなことが起きてもおかしくない。となんとなく思ってしまった。

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    2019年10月09日
  • 浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ

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    姉妹で切り盛りする普通(?)の洋食屋の話。助けが必要な人の手助けをする、温かいお店。
    そんなお店には「なんでもできる力」ではないけれど、それぞれ不思議な力を持っている三姉妹がいて、常連さんたちもそれを受け入れている...。とにかく温かい話だった。助けたい。という気持ちが伝わってきて...。出てくる料理も美味しそうだったし、この「うさぎのしっぽ」、行ってみたいなぁ。

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    2019年08月15日
  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 1

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    ならまちが舞台、万葉集の歌がピンポイントで出てくる、あやかしと人間のハートフルストーリー、と個人的にはツボな設定てんこ盛りでよかった。
    登場人物みんないい人で、安心して読めるのもいい。和みたいときにオススメの本。

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    2019年04月07日
  • 奈良町あやかし万葉茶房 : 1

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    奈良が舞台で万葉集が出てくる本ってなかなかないからすごく新鮮だった!設定はありがちかもしれないけど、いろんなあやかしが出てくるのは楽しいし、周りの人の正体もなるほどな〜って納得しました。吉野さんすきだな〜!あと女子たちがとてもかわいい。

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    2018年05月18日
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業のお祓い日報~

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    ネタバレ

    保険営業と陰陽師のお仕事小説。嫌味を言う上司が生霊になって家にまで付いてくるとか嫌だー!以前住んでいた場所の近くなので懐かしい地名がたくさん出てきて親しみをもってしまった。保険営業としてはまだまだだけど、陰陽師としては凄腕の真備君。姉弟子のゆかりに式神の梨華との陰陽師のお仕事場面かっこいい。清楚なお嬢様桜子さんとこれからなにか進展があるのかな。続巻が出ているようなので読みたいな。

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    2017年09月29日
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業の来世サポート~

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    週末陰陽師シリーズの2冊目。
    1巻目が面白かったので購入。

    相変わらずこのシリーズは勉強になります。

    夫が亡くなった場合の家庭の支出はそれまでの約7割になるとか、普通に働いている場合どの程度の入院費が出るように設定するとよいのかなど、本書を読むだけで保険についてかなり詳しくなります。

    自分は遺族年金とか初めて聞きました。

    あと、外資系の会社の内情とかについても知れるので面白いです。
    結構びっくりしたんですが、マネージャーが査定で降格して事業所解散とかあるんですね。


    ストーリーは前回の続きで、桜子の紹介案件で話が進みます。

    本書は大きく2本の話が入っていますが、それぞれテイストが違

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    2017年09月10日
  • 週末陰陽師 ~とある保険営業のお祓い日報~

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    平日は保険の営業員、休日は陰陽師という主人公の物語。

    ライトノベルで経済小説ってあまりなくて珍しいなというのがは始めの感想。

    保険は大きく分けると3つしかないこと、外資系と国内系の保険会社のサービスの違い、悪いなど、保健の内容や営業についても良く知れる勉強にもなる小説。

    世界観が非常に作り込まれて、満員電車で犬の霊がまとわりついているのは誤魔化しをしたからとか、結果を求めるマネージャーの生霊がうだつの上がらない主人公の自宅までやって来たりと、細部が丁寧でなるほどと思わせてくれる。

    前半は陰陽師をやってるらしい保険営業員の話という感じで、会社の先輩でかつ姉弟子の御子神ゆかりや女子校生の姿

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    2017年09月08日
  • 平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫

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    ネタバレ

    物語の力を信じて。

    物語があれば后になるより幸せ。薄紅は後宮で働く一方で『千字堂』で物語を読んでいる。そこに訪ねてきたのは安倍晴明の孫・奉親だった。奉親が持ち込んだ事件を、物語を読んで得た知識と人の機微から想像して解き明かしたことから、その後も奉親はたびたび訪ねてくるように——。

    菅原孝標娘と晴明の孫のバディとはまた面白い。源氏物語をこよなく愛する薄紅が探偵役。源氏物語をネタに謎解きしていくのが興味深い。自分で物語を紡いで事件解決に向かうのは驚いた。

    仕事のかたわら、物語に浸る。それが元気の源。薄紅の姿はなかなか理想的。物語を読む楽しみを語る薄紅に大きく頷きながら読んだ。

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    2025年08月22日
  • 源氏物語あやとき草子 : 3 夢の浮橋

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    紫式部が「源氏物語」を執筆中の出来事を書いた物語。

    ミステリーや恋愛(紫式部と藤原道長)といった要素はありません。男性が尊重される時代の中、藤原彰子や紫式部が自身が持ちうる手段で抗いながら戦っていく姿が描かれています。

    冗長になることなく、だからといって内容が薄いまま話が進むこともなく、楽しみながら読むことができました。


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    2025年07月19日
  • 夫婦包丁のおしながき

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    波前藩の御台所頭の弥之助を襲ったのは誰か、全くの謎でヒントもなく最後の最後に突然黒幕が明かされて「は?そんなことどっかで匂わせてましたか?」と思うほど。波前藩に腕の立つ料理担当がいたからと言ってなんでこの人に関係してくるの?まったく理解できない。可もなく不可もなく、シリーズとするには弱いかな。全体的にほんわかした感じなのは佐江の人柄かな。

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    2025年03月23日
  • 千年を超えて君を待つ

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    ──でも大丈夫
        わたしには、推しがいるから──

    大学院生・藤原弥生の研究対象は『源氏物語』
    もちろん彼女の推しは、紫式部!

    冒頭に描かれる弥生の振り切ったオタクっぷりが良い(笑)
    満員電車の中ではほとんどの人がスマホを手にしている中、弥生は頭の中で『源氏物語』を反芻し、味わっている。
    「あー、早く帰って〝平安装束暮らし〟その他諸々のSNSをチェックしたい」
    絹の質感や風合いを細かくチェックしたいから、モニターはゲーミングPCの最上級だ。

    なぜこんなに源氏が好きなのか?
    それは彼女が『源氏物語』に命を救われたから…


    高校時代の弥生は、失恋といじめでリストカットを繰り返していた。

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    2025年03月21日
  • とりかえばや陰陽師とはぐれ検非違使

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    ネタバレ

    最初は貞頼のヘラヘラした態度というか、チャラい訳ではないが菊月の真っ当な忠告を受け流すような不誠実な性格が苦手だったのだが、親友の事件をきっかけにようやく飲み込めた。
    飲み込めたというか、慣れたというか。
    また彼自身が成長したのもあったのだろう。
    その後も菊月の前では迂闊な発言がいろいろあった気がするが。

    菊月は頭脳プレーにしろ陰陽師として呪を使うにしろ優秀なので、貞頼より受け入れやすいキャラだった。
    ゆえに終盤の暴走には驚かされた。
    そりゃ真実を明かされたらキレもするだろう。
    そこを止めたのが貞頼……この頃にはすっかりいいバディになっていたのだろう。
    まあ最後まで口喧嘩(というより菊月が一

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    2025年03月17日
  • 夫婦包丁のおしながき

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    料理にかける想いや意味を知ることができる小説。

    時代小説は、未知の世界が多く学ぶことが多くたまに読みたくなります。
    自慢の能力を失う中、希望を見つけて夫婦として共に奮闘して歩む姿が良きでした。

    いつの時代でも料理の偉大さを感じます。
    特に昔の時代は料理に一品一品意味があり食を大事にしている背景が伺えました。

    現代人は食を蔑ろにしている感じがあるので、食の大事さをこの小説で知ってもらいたいと感じます。

    ご飯物小説は何かしら哲学的なものを感じるのがいいですよね。

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    2025年02月02日
  • 浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ

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    美味しそうって思えるハンバーグの描写。そして悩みや苦しんでいる人に寄り添ってくれるお店の三姉妹。今自分がハマっている小説がダントツだけどお腹空いてくる描写と人はお腹を満たすだけじゃなくて懐かしさややる気を満たしてくれる生き物なのだなぁと思う。思うが自分は食べ物に興味がない。それよりも景色で満たされたい。
    感受性でお腹が満たせればいいのに。そしたら自然破壊もないし、もっと環境に優しいエネルギーや生き方ができるのではないか??

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    2025年01月10日
  • 夫婦包丁のおしながき

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    夫婦となった藩の包丁人と女中がの力をあわせて御料理番のつとめに挑む。さまざまな料理で奮闘すると同時に夫婦としても心をかよわせていくお話。この作家さんの今までの作品とは違って少し驚き。

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    2025年01月01日
  • 平安後宮の洋食シェフ : 2 蹴鞠と秋の宮中バーベキュー

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    まさか鶏舎まで作って卵かけご飯作るなんて
    まぁ平安時代の方は思いつかないよね
    でも洋食じゃ無くても色んな料理作るね
    最後はジビエでバーベキューに流しそうめん平安時代の人じゃ無くても盛り上がるしかないよ

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    2024年10月18日
  • 平安後宮の洋食シェフ

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    いや~たくましいコック様だわ
    まさか中宮でフライドチキン作るなんて
    まぁ野菜無いのが痛手だけどそれなりに洋食作ってるよね
    しかも気に入られて専属だったり
    まぁ帰れる機会があったけどまさかの死亡フラグだったなんて回収しなくて良かったね
    次は赤ちゃんの為の妊婦さんに優しい洋食を!

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    2024年10月17日