森山至貴のレビュー一覧

  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」。森山至貴先生の著書。「ずるい言葉」に惑わされてはいけない。いくら大人や他人が「ずるい言葉」でコントロールや洗脳をしようとしてきても「ずるい言葉」を無視して自分に自信を持ってとにかく前に進むこと。あなたを閉じこめる「ずるい言葉」の存在を10代から知っていればきっと人生の可能性は広がるし騙されて嫌な思いをすることも減るはず。

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    2021年12月16日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    第四章のトランスジェンダーの言説史の整理が特に自分にとり啓蒙的だった。単に広義トランスジェンダー(トランスセクシュアル、狭義トランスジェンダー、トランスヴェスタイト(異性装)に3区分される)を学べるだけでなく、その区分がジェンダー研究の中でいかに進展していったかを追うことは、自分自身のフェミニズム/ジェンダー論/クィアスタディーズに対する学習不足の部分……すなわち性指向と性自認の絡み合いに関する部分……をなぞり直す役に立った。第四章の概念整理をもとに同性愛の話や「オネエ」の話をみかえすと、色んな見落としをしていたことに気付かされた。

    後半のクィアスタディーズ概念紹介や研究論文紹介も手堅く、硬

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    2021年11月12日
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    自分が知らず知らずのうちに相手を傷つける・困らせる言葉を言っているのではないかと不安になった。人から言われた不快な言葉を糾弾することも大切かもしれないが、まずは自分の言動を見直したい。

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    2021年11月06日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    良かった。「ふつう」は無いということをどこまでも突き詰めていくクィア・スタディーズの考え方に触れてしびれた。 
    現実生活のどの場面でも役に立つだろうと思う。

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    2021年10月16日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    自分の性自認が定まらないので読んだ。初心者に対して優しい語り口ですらすらと読めた。差別に加担しないために、まずは知ることが大事。クィア・スタディーズ以外でも、知ることは大切だと感じた。

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    2021年07月21日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    人間の性の在り方は、やはり奥が深い、という印象。
    「 クィア・スタディーズ」という学問の存在をはじめて知った。セクシュアルマイノリティに関して、知的な好奇心で勉強しても良いのだという考え方を知って、ちょっとホッとした。
    正直、基礎編よりあとは、情報が多すぎて一回では覚えられないが、歴史という観点から見ていくというのはとても興味深かった。

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    2020年10月08日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    ネタバレ

    「良い新書は大学1セメスター分の講義である」

    最近の口癖。講義をベースに書かれている新書もあるのだから当たり前といえば当たり前である。

    読みやすいのに重要な点がちゃんと抑えられていて、復習を提供してくれると同時に、いつでも戻って参照できる基本が詰まっていた。巻末読書ガイドも丁寧でありがたい。こういう本に出会えるかが学びでは重要なのかもしれない。

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    2017年04月01日
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    日常に潜む「ずるい言葉」とその解説、その言葉を言われた時の切り替えす言葉が書かれた本。
    言葉の中に潜む一見見逃されがちな言葉でも、実は人を傷つけていたりいやな気分させている。差別や偏見、上の人間からの圧力など、悪意がなければ、意図がなければその言葉を言ってもいいのか?それはその人の中のエゴでしかなく、相手のことを考えていない、言葉の裏やどう感じるか、分析ができていないからこそ人間関係の軋轢が生まれてしまうのではないかと思いました。
    今回の本のタイトルでもある「10代から知っておきたい」という言葉にもある通り、社会へ出ることが少ない10代の方々にこそ是非読んでほしいと思いました。言葉の一つ一つを

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    2025年12月08日
  • あなたのフェミはどこから?

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    初めて読んだフェミ本。
    日本ではまだまだマイノリティの扱いだけど、
    私はこっち側の意見に納得できる、、

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    2025年10月07日
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    自分が言われて嫌なこと、あるいは自分がうっかりと人に言って傷つけてしまいそうな言葉について、色々考えさせられた。「10代から知っておきたい」と題にあるが、読む人を選ぶというか、これを読みこなせる若者はある程度理屈っぽいというか、言葉で思索を深められる力のある人だと思う。

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    2025年07月24日
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話

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    正直読み終わってもクィアってものを掴みきれていない。

    LGBTQの話ではだけではなくて、フェミニズムとか男らしさ女らしさとか家族とか結婚制度に触れたはなしで、その一つ一つにはしっくりくるものがある。

    それは自分の価値観に沿うものがあるっていう大前提があるんだが、それ以上に対談者2人が自分はこうであるがこれってどうなのか、という姿勢を保ちつつこういう考え方もある、学術的にはこうだよ、っていう話をしているので肯定も否定もされない、という感覚が強く持てる。

    特に家族と結婚、私の不幸、の話は刺さりましたねぇ

    2025.7.12
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    2025年07月12日
  • あなたのフェミはどこから?

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    フェミニズムとの付き合い方は、人によってさまざまだ。人によって千差万別のフェミニズムが存在すると言っても過言ではない。

    能町さんの寄稿が読みたくて手に取った本だが、他の方の文章も読み応えがあった。

    高嶋鈴さんの、男性の先輩とのエピソードは、よくあることだよねと思いつつ、その強烈な傷つきにもまた共感できて、世の中に蔓延る不条理を少しでもマシにするために、理論を学び、語る技術を身につけねばと、決意を新たにする彼女の姿に、自分もぼんやりしてちゃいけないなぁという気持ちにさせられた。

    人それぞれのフェミニズムだが、出会いのきっかけとして、ベル・ブックスの『フェミニズムはみんなのもの』とジュディス

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    2025年05月01日
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    例の会話が極端だったが、こんな事言う人いるいるばかりだった。こんな風に考えれば楽かもなぁと感じることが多かった。学びになる。

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    2025年03月01日
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

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    同じ著者による『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』を読んだことがあるけれど、こっちも良書。すごく勉強になった。
    これは、前著の方を読んだときも感じた感想だけれども、紹介されている例を見ると、明らかにそれは問題発言だろう、と思うようなものが多くある。それでも、「はじめに」に書いてあるように、ここで書かれている事例が、「担当編集者さんを通じて何人かの女性に実例を教えていただ」いたものなのだから、まだまだ蔓延っていて、自分も気が付かないうちに言ってしまったことがあるのだろうなと思うと、言葉に対するアンテナが、まだまだ低いのだなと反省させられる。

    著者も言っている通り、「男性である私は、その大変さを

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    2025年02月05日
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

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    ネタバレ

    概ね共感できる言葉ばかりです。

    少なくともこの本を読んで日本にいまだに残る男尊女卑の問題などに関して考えるきっかけになると思いますので、いろんな人に読んでいただきたいです。

    子どもがいないからこそできることだね
    あなたには子どもが子どもがいないからわからない
    女性のわりには話が通じるね
    その年齢の子どもがいるわりには若く見えるね
    女にはわからない世界だから
    嫁入り前

    こんなことを言われたらもやっとしますよね
    こんな明らかに嫌なことを言う人もそんなにいないと思いますが…

    また女性は大学など行かなくてもいいとか、寿退社、出産を機に仕事を辞めなかればならない、独身と聞けばお局様、報酬の高い仕

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    2025年01月25日
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

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    前著の『あなたを閉じ込める「ずるい言葉」』で 特に女性からの共感が多かったみたいなので、本書が生まれたらしい。
    女性という性別に対する決めつけ や偏見から生じる発言。
    それらを実例を基に細分化し、心理を読み解いていく。
    自分は実際にこんな発言をしている人なんて見たことがないので、いまいちピンと来なかったけど、もし目の前で言われたらモヤモヤするような…。
    自分も性別による偏見や色眼鏡で相手を傷つけてしまうことのないよう、気をつけようと思った。

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    2024年11月27日
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門

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    性的傾向の少数派のひとたちのなかでも、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)という比較的知られている傾向のタイプから頭文字をとって「LGBT」とよく呼ばれます。しかしながら、性的な傾向、それは自身の性に対する違和感のあるひとがいますし、いわゆる男らしさのつよい男もいれば、女らしさのつよい女もいるわけですし、性愛対象も、男⇔女という異性愛に限らず、男⇔男、女⇔女があれば、肉体は男でも性自認は女で性愛対象は女という傾向の人もいるわけです。

    つまり、LGBTと言ってしまえば、性的少数派をすべて網羅して言ってしまえていることにはならない。反対に、LGBTという言

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    2024年11月06日
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

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    「あなたのためを思って言ってるんだから」
    「本人が傷ついてないならいいでしょ」
    「もっと早く言ってくれれば」
    言われるとなんだかモヤモヤするような…でも確かにそれも正しい気がする…と思わせられるずるい言葉の心理や意図を深掘りして、本質を見抜くことの大切さに気づかせてくれる一冊。
    主に中学生と高校生を対象としている。
    子供は大人に守られないと生きていけない。
    親と子ども、先生と生徒。
    その上下関係に無自覚に付け込み 主観的な言葉で支配しようとする大人がたくさんいる。
    中には肥大化したプライドから自分を正当化するためだけに発せられる詭弁も。
    本当に自分のためを思って言ってくれている言葉とずるい言葉

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    2024年10月06日
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話

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    頭の良い人たちの会話。
    こんな少ない言葉で理解し合ってる…という驚き。
    性に関する本は最近読んでなかったけどたまにはアップデートが必要だなと思った。

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    2024年03月15日
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

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    「ずるい言葉」の何がダメなのか言語化されているのが良かった。一見褒め言葉なのに、心の中では疑問符が浮かぶ言葉も受けてきた。まだまだ事例のような発言をする人もいることがただ悲しい。最近の芸人の性加害疑惑でSNSでは、女性に対する過激な表現が散見される。言われる側、言ってしまう側も知識としてこの本を読むべき。

    LGBTQなど自分の知識が乏しい点では、言う側になってしまうかもしれない。この本を読めてよかった。

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    2024年02月16日