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「カクレ悪意」や「カンチガイ善意」を見ぬき、一生自分らしく生きていく強さを身につける! 差別を考える社会学者が、「ずるい言葉」に言いくるめられないための手がかりを伝授! 「あなたのためを思って」 「もっと早く言ってくれれば」 「友達にいるからわかるよ」 「傷ついたのもいい経験だったね」 「私には偏見ないんで」 「昔はそれが普通だったのに」 よく口にする、または耳にする言葉です。でもこういう言葉を聞くと、なんだかちょっとモヤモヤしませんか? 実は言葉の裏には言う側の自覚なく(あるいは自覚的な場合も)別の意味が隠されていることがあって、 それでなんとなくモヤモヤしたり、イラッとしたりしてしまうのです。 そういった納得のいかない言葉について、なぜそんな言葉が使われるのか、 そこにはどんな意図が隠されているのかを解説していきます。 また、そういった言葉を言われたときにはどのように考え、対処したらいいのかにも触れるとともに、 各項目ごとに、より理解を深めるための関連用語を取り上げています。 個性や異文化をどう受け入れていくのかがますます重要になっていく時代、 言葉に隠された意識を見抜けるようになることで、自分らしく生きる強さを身に着けましょう。
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Posted by ブクログ
平成の頃はよく耳にしたけど、令和になってから「その言い方は良くない」と反発されるようになった言葉たちがいくつかある。
「友達にいるからわかるよ」「私には偏見ないんで」「傷ついたのもいい経験だったんじゃない?」
平成の価値観を生きてきた自分にとっては、「確かにもやっとするけど何がどうして良くないかは説明できない」言葉たちだった。
それらをひとつずつ取り上げて、著者が「他人がその言葉を不当だと判断するメカニズム」を丁寧に紐解いてくれる。
特に心に残ったのは「昔はこれが普通だったのに」「今はそういう時代じゃないからね」など、アップデートされた令和の価値観に反発する言葉たち。
自分もそうだが、平成の頃には馴染んでいた価値観を否定する人の言葉を聞くとき、「昔はそんなこと言ってなかったじゃん」と反論したくなる。しかしこの本を読んで、価値観がアップデートされるということは、過去に「誰かが不当に扱われる世の中であってはいけない」と気づいた人がいて、行動を重ねてきてからだ。その事実を見ないようにして、過去には許されてたのにという理由だけで自分を正当化しようとするのは、「価値観がアップデートできてない恥ずかしい自分を認めたくないから」である。
また、価値観のアップデートは「今の時代ではそういうのダメって思われちゃうから」という受け身の体制で行われてはいけない。それではいつまで経っても、「なぜ変わる必要があったのか」「誰が何を不当な扱いと考えて抗議したのか」を無視し続けてしまう。知性を持って行動できる人間として生きているのだから、世の中の価値観に受け身に合わせるのではなく、自分自身で納得できるまで考えなくてはいけないと感じた。
Posted by ブクログ
人は無意識に色々な偏見を持っていて、それを周囲に押しつけて責任を逃れたり、そういう言動をゆるして傷ついてしまいがちである。本書はそれらの身近な事例を一つ一つ挙げてその構造と理由を明らかにし、対処法を示してくれている。
難しいなと思った点が1つ。本書は徹頭徹尾、偏見や責任逃れや同調圧力がいかに間違っているかを伝え、それらに負けかけている人を根拠をもって励まそうとする著者の強い意志で貫かれている。そのため、そうした許されざるべき行動を取る人や風潮が単純な悪として表現されがちになってしまっている。
とはいえ、偏見を持っている人にも理由があるかも...という話を始めてしまったら、この本の伝えたいことがぼやけてしまう。
読む側がよく考えながら読むことでこの本の価値は倍になるのかもしれない。
Posted by ブクログ
日常に潜む「ずるい言葉」とその解説、その言葉を言われた時の切り替えす言葉が書かれた本。
言葉の中に潜む一見見逃されがちな言葉でも、実は人を傷つけていたりいやな気分させている。差別や偏見、上の人間からの圧力など、悪意がなければ、意図がなければその言葉を言ってもいいのか?それはその人の中のエゴでしかなく、相手のことを考えていない、言葉の裏やどう感じるか、分析ができていないからこそ人間関係の軋轢が生まれてしまうのではないかと思いました。
今回の本のタイトルでもある「10代から知っておきたい」という言葉にもある通り、社会へ出ることが少ない10代の方々にこそ是非読んでほしいと思いました。言葉の一つ一つを詳しく解説しているので新しい視点と知見を得ることができると思います。
言葉として細かい表現と、論理的な思考を求められるところが多いと思うので、何度も繰り返し読むことをお勧めします。
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