森山至貴のレビュー一覧

  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    クィアは本来強烈な侮蔑の言葉。
    それを逆手にとって、森山先生と能町さんがクィア・スタディーズを語り合う。
    かなり踏み込んでいるから、LGBTなどのベースになる知識がなかったら読み進めるのが少し難しいかも。でもとても面白く意義深い対談なのでぜひ読んでほしい。
    今まで思いもしなかったLGBTQ+だけでは...続きを読む
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    “みんな”から取りこぼされるものとしての“クィア”
    易々と包摂されなどしないのだということ

    ままならない心と身体と共に生きる違和感を手放さないっていう話が面白かった。「ありのままで良い」のもそれはそれで違うだろって。
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    息子が10代になったら読んでほしい、また、自分もそのときに読み返したい本。
    文中に触れられている意図はなかったにしても、ついつい言ってしまうフレーズが多くて反省した。言葉を尽くしてコミュニケーションをとっていきたいと思う。
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    曖昧に覚えてた単語や知らなかった単語の勉強になった
    対策があるので今後の参考にしていきたい
    「「「「差別は特定の社会的カテゴリーに対する不当な負の取り扱い」」」」
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    めちゃくちゃ良かった!!!!!色んな話をしているので感想はひと言では言えないけど。
    なんかその言説ひっかかるんだよなーと思っていたことを、それキモいよなー違うよなーと言ってくれている感じがして爽快だった。
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    これを自分なりに要約すると、何かを言われて自分がやり場のない感情になった時はそれは「レイヤーが違う正義感」で殴られたからって言う自分しかわからないような帰結になってるけど、要は裏表紙や帯見て、言われた言った経験があれば読むべきだし、
    言う側も言われる側もこの考えを持っていないとレイヤーの違う正当性で...続きを読む
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」

    こういうずるい言葉がある、そしてそれはこういう理由でずるい、というだけでなく、
    そのような言葉に対して、どのような反応をしたらよいか、まで入っていてとても面白かったです。
    しかも、理想論はXXだけれど、それだと現実的でないからXXではどうでしょう、といった形で実践できそうなところも良かった。

    ...続きを読む
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」
    女性たちにふりかかる様々な言葉を収録。言った側からすれば悪意もなくありふれた言葉かもしれないが受け止め方次第ではどれもハラスメントとなり得る。ページをめくる手を止めて考える時間が多い本だった。解説欄には詳しく知るための本も紹介しており入門書としてよくできている。
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    なにげなく言ったり言われたりしてる言葉に潜む差別について、具体例とともにそれがなぜ問題かを教えてくれる良書。
    とくに、気になった言葉。
    ○そんな言い方じゃ聞き入れてもらえないよ
    トーンポリシング。上司とか先生とかにはお願いをする、という当たり前と思ってたことが、これをすることで弱い立場を助長させる可...続きを読む
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門
    性に関する議論は、概念の分類や問題の背景、新たな課題などが入り組んでいるため、一見するととても難解な分野であるように思える。一方で、一定の理解を示すことが求められているようにも思える分野である。だからなのか、差別をしていないことを標榜するための無知な「LGBT」言説があふれている。
    本書は「何が偏見...続きを読む
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」。森山至貴先生の著書。「ずるい言葉」に惑わされてはいけない。いくら大人や他人が「ずるい言葉」でコントロールや洗脳をしようとしてきても「ずるい言葉」を無視して自分に自信を持ってとにかく前に進むこと。あなたを閉じこめる「ずるい言葉」の存在を10代...続きを読む
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門
    第四章のトランスジェンダーの言説史の整理が特に自分にとり啓蒙的だった。単に広義トランスジェンダー(トランスセクシュアル、狭義トランスジェンダー、トランスヴェスタイト(異性装)に3区分される)を学べるだけでなく、その区分がジェンダー研究の中でいかに進展していったかを追うことは、自分自身のフェミニズム/...続きを読む
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門
    良かった。「ふつう」は無いということをどこまでも突き詰めていくクィア・スタディーズの考え方に触れてしびれた。 
    現実生活のどの場面でも役に立つだろうと思う。
  • 10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」
    モヤッとくる一言がどういう精神構造から発されているのか言語化してもらえると分かるようになるので言われた側も心を守りやすいはず。解説が丁寧。関連用語の概説も便利。
    言葉は抽象的な概念を規定してしまう暴力性を孕んでいる。
    自分も例に挙げられたような発言をしているかも知れないのでヒヤヒヤした。こういうのっ...続きを読む
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門
    人間の性の在り方は、やはり奥が深い、という印象。
    「 クィア・スタディーズ」という学問の存在をはじめて知った。セクシュアルマイノリティに関して、知的な好奇心で勉強しても良いのだという考え方を知って、ちょっとホッとした。
    正直、基礎編よりあとは、情報が多すぎて一回では覚えられないが、歴史という観点から...続きを読む
  • LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門
    「良い新書は大学1セメスター分の講義である」

    最近の口癖。講義をベースに書かれている新書もあるのだから当たり前といえば当たり前である。

    読みやすいのに重要な点がちゃんと抑えられていて、復習を提供してくれると同時に、いつでも戻って参照できる基本が詰まっていた。巻末読書ガイドも丁寧でありがたい。こう...続きを読む
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    頭の良い人たちの会話。
    こんな少ない言葉で理解し合ってる…という驚き。
    性に関する本は最近読んでなかったけどたまにはアップデートが必要だなと思った。
  • 10代から知っておきたい 女性を閉じこめる「ずるい言葉」
    「ずるい言葉」の何がダメなのか言語化されているのが良かった。一見褒め言葉なのに、心の中では疑問符が浮かぶ言葉も受けてきた。まだまだ事例のような発言をする人もいることがただ悲しい。最近の芸人の性加害疑惑でSNSでは、女性に対する過激な表現が散見される。言われる側、言ってしまう側も知識としてこの本を読む...続きを読む
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    対談の中で、LGBT、マイノリティとマジョリティ、そしてよく分からなかったクィアについて、体験談や識者の論説や社会制度などを踏まえて説明され、いろいろと勉強になった。
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    著者の森山至貴さんについてはまったく存じ上げなかったが、能町みね子さんの名前に惹かれて読んでみた。自分の身体や性の悩みや不安は他人とは比べられないし、人それぞれ好みも考え方もいろいろ。つくづく当事者にしかわからないこと、言われてみればなるほど、と思うことも多くて楽しく読みつつも、無知故に無神経な言動...続きを読む