森山至貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
刺激がつよつよの本。大人は一回読んでみてもいいと思いますが、子供に読ませるのは、、、うーん悩む。
誰かの何気ない言葉に傷ついた人は、この本によって勇気がもらえるかもしれません。
「こんな言葉も傷つけてしまう可能性があるのか...」という気づきにもなりました。
最初のうちは、「完全懲悪!」みたいな爽快感や、新鮮な発見や学びがありましたが、著者のあまりに「傷付けた側」を非難する強い言葉と、少しの言い訳を許してくれなさそうな「ど正論」の理論武装に、だんだん読むのが辛くなってきました。
優しい世界なんてどこにもないのかな( ;∀;)
考え方にしても言い返すにしても、もっとしなやかにできないのか -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで見つけて、即書店で購入しました。
裏表紙のフレーズを、言われたことのある女性は多いんじゃないかと思う。
このフレーズを見た時に、なんとも言えない嫌悪感を感じた。
「ずるい言葉」なんて甘い感じではない。10代から知っておきたいという言葉通り、若い人に読んでもらいたいし、女性以外にも読んでもらいたい。
私自身、その年で独身はやばいねと直近で言われたばかりだったので、この本を手に取ろうと思ったのかもしれない。同い年の男性には言わないのになぜ女性だけこんなことを言われるのか、女性は若い方が良い(そこに価値がある)のようなニュアンスを感じたり、一人でも生きていけそうとか、なんなんだろうなと感 -
Posted by ブクログ
「男だったら殴ってるよ」
「男には...女には..」
男だから、女だから、
主婦だから、独身だから、子供がいないから、
女じゃない、女らしさがない、
区別と差別、マジョリティとマイノリティ、
バイアスとアンコンシャスバイアス、
相手を貶めようと意図的に放たれる言葉もあれば、無意識のバイアスから放たれる言葉もある。
読みながら、娘には相手の本質を見抜く目を育ててほしい、と感じないではいられない。
今時、こんな言葉言われたら即距離置いちゃうなぁ..、と思う言葉の集合体が本になっている。
あれ?なんかおかしいんじゃない?
と日常の中で思っても、そんな言葉はすぐに空に浮かんで消えていく。忙し -
Posted by ブクログ
LGBT等の基本的な説明の前半はわかるしすぐれていると思う。でも「クィアスタディーズ」の説明にはいってオースティン、デリダ、バトラー様という例の流れになるといきなりわからなくなる。クィアスタディーズというのはこういう感じでしかできないのだろうか。
この本の印象では、クィアスタディーズなるものは主にもっぱら「概念」やひとびとの思い込みをめぐる研究であるという印象を受けてしまうのだが、それでいいのだろうか。もっと豊かな実証的・経験的研究があるんではないのか。
フェミニストとLGBT(特にMtFトランス)のあいだの政治的・哲学的意見の対立のようなのを紹介しているのは貴重。ここらへんあんま -
購入済み
読みやすいが
読みやすいが自分が求めていた内容ではなかったです。同性愛者やトランスジェンダー当事者の価値観や、歴史的、文化的なルーツなどを知りたい方にはこの本は不要かと思います。どちらかといえば学術的な内容が多いかも。