安里アサトのレビュー一覧
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シンエイ・ノウゼンという子供が死神になるまでの物語プラスα。その為にシンが死に隣接した存在になるまでを描いているというより、シンエイ・ノウゼンを構成する欠片を纏めているといった印象を受けるね
だからこそ、ラストの帰結に繋がるのだろうし
シンエイ・ノウゼンは特別に不幸だったというわけでも死に惹かれていたわけでもない
ただ、数千万人に一人みたいな気味の悪い奇跡によって有り得ない程の戦闘適性を持っていただけ。それによって仲間が死に絶える戦場であろうと生き残れてしまった
また、エイティシックスが押し込められた八六区という絶死の戦場が平時なら何の価値もない戦闘適正に意味を持たせてしまっただけ
そも -
Posted by ブクログ
冒頭、まずは衝撃が大き過ぎた前巻のフォローから
前巻ラストの衝撃と言えばそりゃセオの件が筆頭に来るけれど、他のメンバーだって大きく傷ついている。小説においてはどうしても数として扱わなければならない犠牲だって、当事者としては顔も声も知る相手。幾ら絶死の戦場で死に慣れたエイティシックスと言えど、仲間の喪失に何も思わないわけではなくて
特に長年の隣人を失ったシデン、戦えなくなったのに生きているセオ関連の心理ダメージは大きいようで
喪失の一方で遂にレーナがシンに応えたぁ……
第1巻の頃から特別な繋がりを持ち始めていた二人。本当に少しずつ心を近づけていって互いの差を理解して。そうして何度も大切な相手を -
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ネタバレ今回はレギオンとの戦闘もあるけれど、それよりも愚かな造反軍の顛末に焦点が当たったお話だった。
あと、レーナはおやすみ回^^
造反軍の愚かさ、自分では何も決められず誰かに責任を押し付ける様は、ある意味共和国の白豚どもと似通っていて、だからこそシン達86が、自分の事を自分で決められる王たちが、一層尊く感じてしまった。
けれど今回はなんと言っても再登場したクジラ(原生海獣)の印象が強い。
なんか起きるんじゃないかとドキドキした。
あれ、これもしかしてクジラくん今後重要な意味を持つの? と思ったけど後書きでそれは否定されてた。えー。
共和国がらみで色々伏線が張られているようなので次回も気を抜けない -
購入済み
待ってたー!
続きを楽しみに待ってました!が、発売日が延期になり、忙しい時期と被ったため、しばらく読めず(TдT)
さっき、やっと読み終えた!
人の自由について考えさせられますね。
アニメの中で、シン達が手に入れた死をも含めた自由。あの映像美しかったなぁ。
それとの対比が、、、ねぇ。。。
前巻に続き、人間が内側に隠しているものが物語の主軸。個人的にはこっちの人たちの心情の方が理解しやすいので読んでいて、グサグサくるけど面白い。
正しくありたいと思う人たちの在り方も、読んでいて爽快感がある。
続き早く読みたいです! -
ネタバレ 購入済み
絵がかわいい
全部絵のレベルが高いし内容も良かった。こういう公式のものは中身が薄いことが多いけれど、これはその辺の同人誌よりも絵が上手いし、公式が良い方に働いている。86好きな人はクスリとできます。
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前巻の穏やかな空気を少しだけ引きずる前半部
特にシンの告白を有耶無耶にした上でキス逃げという前代未聞の振る舞いをしたレーナの醜態は面白いけど酷い(笑)
だからこそレギオンとの戦いが始まってからの、エイティシックスが戦う場所とはどのような場所かを思い出させる熾烈極まる絶死の戦場の悲惨さが際立つのだけれど
ゼレーネによって齎された戦争終結の手段。ひとまずフレデリカという存在の重要性は穏便に扱われたものの、まず秘匿司令部の場所を調べなければならないようで
それを思えば事はそう簡単ではないのだけど、これまで戦争に終わりがあるなんて想像すら出来なかった点を思えば、終わりが在ると知れただけでも充分過ぎ -
Posted by ブクログ
まさかこの作品で休暇を楽しむエイティシックスの面々が一巻丸々描かれるなんて想像もしなかったなぁ…
戦場に出れば死も無情も恐れぬ戦模様を見せつけるエイティシックス。けれどこうしてホテルに宿泊して観光や休息に勤しむ彼らを見ていると、やはり芯の部分は少年少女だったんだなぁなんて今更感じてしまったよ
前巻にてまたもや恥ずかしい告白みたいな事をしたシンとレーナ。もはや二人の想いは周囲の知る所となっているわけだけど、当人達はそこまで思い至ってないしそもそも直面する自分の想いにあわあわし続けている印象
このあまりにもゆったりとしていて、誰かに急かされる事もない時間と空間は二人に自分の内面を直視する時間と -
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Posted by ブクログ
共和国北域の地下ターミナルに潜むレギオンには人として大切なものを削り捨てていくエイティシックスと何処か類似性が見られた。だから前巻を読んだ時点ではレギオンを通して、エイティシックスのどうしようもなく誤ってしまった部分にスポットライトを当てていくのかと思いきや、この巻では更にエイティシックスの在り方をトレースするような存在が登場したね
むしろエイティシックスの信念を貫徹させた場合に到達すべき境地の存在と言うか……
今回の舞台となるのは北の連合王国。共和国とも連邦とも異なる方法でレギオンに抗ってきた国家
考えてみれば、レギオンによって窮地に陥った世界で清廉たらんとしていた連邦がちょっとおかしい -