月村了衛のレビュー一覧

  • 暗鬼夜行

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    ネタバレ

    市立駒鳥中学校は、一学年に一、ニクラスの小規模校で、目立ついじめも暴力事件もない平凡な中学校。
    作家の夢に挫折し国語教師となった汐野が、文芸部の顧問として指導し、最優秀作として全日本コンクールに出品した読書感想文が、過去の優秀作の盗作だという告発のLINEが流れる。

    感想文を書いた生徒が教育委員会の教育長の娘だったこともあり、悪質なイタズラとして片付けようとした学校側の思惑をよそに、またあらたなLINEが投稿され、やがて保護者たちを巻き込んで問題は大きくなっていき…


    月村了衛さんが中学校を舞台にサスペンス?と意外だった。
    読んでみれば、中身は中学生の話ではなく、夢破れて傷ついた自尊心と密

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    2021年02月11日
  • 黒涙

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    月村作品だけど何故かあまり響かなかった。多分主人公の沢渡に魅力がないことが大きい。警察内部の描き方が甘い点はあるが、黒社会や中国スパイ等を巡るストーリも良かったし、沢渡以外の主要人物は確り描かれていたけど、やはり主人公に魅力がないとねえ。それに内通者もすぐわかっちゃったし。

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    2021年02月06日
  • 暗鬼夜行

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    ネタバレ

    誹謗メールに始まる学園ミステリー。

    最近の著者の作品は現代ノワールのハードボイルドサスペンス調だったので、社会問題は絡めているもののエンタメ系の学園ミステリーでした。
    真相はがっかりな感じでしたが、ラストの主人公の精神が破綻していくのが怖かった。

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    2021年02月05日
  • 神子上典膳

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    シンプルなチャンバラシーンが魅力的。
    そして、最後のあっと言わされた感。(^^;
    山中の逃走劇も登山もの的な感じがあり楽しかったです。
    サービス満点な一冊。
    一刀流についてちょっと知っている方が楽しめるかと思います。

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    2021年01月03日
  • コルトM1851残月

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    江戸を舞台としたノワール。
    当時としては段違いの高性能銃、コルト M1851 を持つ主人公が淡々と悪さをしている中でちょっとした熱さを見せるのが特徴的。
    この手の話でチャンバラが出ないのは珍しいですね。
    主人公がピンチに陥ってからの展開の早さが好印象でした。
    オチもきれいでしたね。

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    2020年12月20日
  • 暗鬼夜行

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    なんだろう、このあと一歩感は。スマホとかLINEを登場させてる割にはその特性を活かしきれておらず無理に時代に合わせようとしてる?動機がぶっ飛んでいて推理の斜め上だった。

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    2020年12月14日
  • 暗鬼夜行

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    初見の作家である、前置きもなく端緒から物語は始まる、これはもう文学ではなくただの事件ものだ。最初から最後まで嫌ごとばかり続いていき最後は辟易とした、ちょっとこれからフォローしようとは思えない作家である。中学教師の話であるが、専門課程をこなした小学教師とは違い三流大学出でもなれる中学教師などロクな教師しかいないことは、周知の事実であるが、生徒からしてみたら熱血教師もいやだしエロ教師はもっと嫌で、ただ単にひたすら授業を進めてくれる教師が一番ありがたいのでないかと思う。

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    2020年12月08日
  • 槐(エンジュ)

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    てっきり女ランボー的な話になるかと思えばさにあらず。
    そちらの描写は割と淡々としているのに対し、子供たちの描写がしっかりとしていました。
    ある種、青春小説としてとらえる方が正しいのかもしれません。
    とはいえ、犯罪者側の残酷描写とかはしっかり描かれているので、子供向けとはいえないのがちょっとターゲット層を絞りづらいというか何というか。(^^;
    2 箇所ぐらいしっかりと書かれている戦闘描写に作家の思想というか、書きたかったことが現れているんじゃないかなぁと思いました。
    面白かったけど、手放しで褒めるほどにはオリジナリティが無いんじゃないかという印象です。

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    2020年11月08日
  • 暗鬼夜行

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    末路、という言葉にはいかにも終幕や行き着いた先のネガティヴさしか感じないが、この作品の末路はその上がること叶わない千仭さではない山月の咆哮の凄みを感じる。織り込まれる文学作品が全て生きて来るラスト。人は変わると言う事。

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    2020年10月31日
  • 暗鬼夜行

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    ネタバレ

    中学校の教員の現場をリアルに描いた点では、なかなかよかった。こんなことで大騒ぎするの?って思う人も多いでしょうけど、こんな感じなんですよ。SNSはどれだけ禁止しても大人だって漏らしちゃう。ああ、本当に先生ってたいへんだなあ。

    さて内容ですが、まあ、だいたい予想通り。ほかに疑わしい人物が登場してこないもんね。

    主人公をもう少しいい人にしたほうが、応援したくなってもっと面白くなったのではと思います。なんか、当然の罰を受けてざまあみろって感じですよ、これじゃ。

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    2020年10月31日
  • 暗鬼夜行

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    10月-26。3.0点。
    中学教師の主人公、以前は作家を目指していた。
    指導した中2女子の読書感想文が、市代表となった。
    その感想文が盗作だと、同級生のスマホにタレコミが。

    イヤミスとしては凄くいいと思う。サラッと読める。
    でも、人間って怖いな。

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    2020年10月28日
  • 暗鬼夜行

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    「土漠の花」がスケールが大きく面白かった。
    反してこれは中学の読書感想文の盗作がテーマ
    教師 教育委員会 役所 そして生徒
    それぞれが絡まりドキドキするミステリー
    とても面白かったのだけれど
    うーん 共感しにくかったなあ
    あまりにもエゴとエゴ

    汐野の生い立ちとか家族は?
    キャラクターが出来上がったわけが知りたいと思った
    登場人物の名前とキャラクターがごちゃごちゃになってしまった

    それにしても 中学生 こわー

    ≪ スマホから 疑心暗鬼が 一瞬で ≫

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    2020年07月18日
  • 暗鬼夜行

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    題材は全く違うが「騙す衆生」と相通ずるものを感じた。自分が中学の時は保護者たちのことなんて噂したことすらなかったけど、今の学校が作中のようなら実におぞましい。そして馳星周の「不夜城」を思い出さずにはいられないほど呪詛がすごい。

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    2020年07月04日
  • 暗鬼夜行

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    夏休みの課題である読書感想文。駒鳥中学校の最優秀作を全国コンクールに出品した直後に、生徒達のLINEに盗作をほのめかすメッセージが届く。当該生徒の担任であり文芸部の顧問でもある汐野の行動や、教頭・校長の対応は呆れ果てたものだが、理想や情熱のない教師なんてこんなものかもしれない。盗作疑惑の追及や犯人探しをせずに400ページ近い本書を読ませる力量はさすがだと思うが、残念ながら読後感は決してよくはなかった。

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    2020年06月14日
  • 追想の探偵

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    題材のチョイスが何より素晴らしい。こんなニッチな題材で日常の謎系ミステリーが成立するとは。小学生の時分、父親が買ってくれた昭和の特撮大全集を貪る様に読んでいた頃を思い出してノスタルジックな気持ちに浸れた。特撮への造詣があれば一層楽しめること請け合い。短編形式ゆえに途中でオチが読めたり、主人公の20代という年齢設定に多少無理を感じたものの、存分に楽しめた。しかし、冒頭二話のインパクトが強いので、三話目以降は物足りなさが勝ってしまった。バリエーションが出尽くしてしまった印象もあり、続編はちょっと難しそうかな。

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    2020年05月20日
  • 機忍兵零牙〔新装版〕

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    ネタバレ

    機龍警察の月村了衛作品ということで、期待して読んでみた。うーん、期待しすぎた。

    異世界忍術モノだが、ちょっと詰め込み過ぎだろう。
    異世界の設定が良く分からん。異次元と異空間と別次元…多重世界を描くにしても節操がないというか、頭の中で世界の構築が出来ない。説明不足なのか設定自体が荒っぽいのか…。

    山田風太郎リスペクトは大いにわかる、マーベルや石ノ森章太郎にも触発されているようにも思う。
    であれば、続編や同世界観の別作品書いてほしいなぁ。
    このままじゃ、伏線のほとんどがほったらかし、出したらしまいましょうよ

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    2020年04月30日
  • 機龍警察 火宅

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    機龍警察の、本筋とは離れた短編エピソード。とは言っても、主要登場人物の過去に関わるものがあったりして必見。
    龍機兵が必ず登場するわけではないし、警察という官僚機構
    の矛盾とか人間関係を主軸にしている話が多い。

    いや、面白いよ。

    むしろ、短い話の方がいいんじゃないかと思う。

    個人的には、国会答弁に翻弄される悲しい宮仕えの話が好きやったな。

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    2020年02月26日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    主要登場人物の過去をえぐり出し、シリーズの展開も見せて行く。
    相変わらずの面白さだが、やっぱり、その過去のエピソードが長すぎる気がする。ちょっとダレる。いや、そこもハラハラなんだけど。

    読み続けるのが楽しみなシリーズ。

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    2020年02月25日
  • 黒涙

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    個性豊かな登場人物たちに惹きつけられた。異なるキャラクターをうまく描いていると感じる。
    後半の手に汗を握る展開、一気に読んでしまった。
    ラストのシーンは余韻があり、読者に主人公とそのパートナーの行く末を想像させる。
    惜しいなと感じたのは、ハニートラップにリアリティがなかったこと。佐藤優さんの著書に慣れているので、どうしても現実味に欠けると感じてしまう。
    シンシアもラウタンも、魅力的な人物であるだけに、稚拙なハニートラップの加害・被害者として終わってしまうのは呆気なかった。

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    2019年12月07日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    11月-6。3.5点。
    機龍警察シリーズ。今回はユーリに焦点。
    警察から契約解除されたユーリ。ロシア時代の知り合い、闇の武器売買組織に手を貸す。

    面白い。スピード感あり。龍機兵操縦者達のエピソードが揃った。次作も期待。

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    2019年11月13日