あらすじ
数多の次元世界を制する支配者集団〈無限王朝〉と戦う伝説の忍び〈光牙〉――その一人、零牙に与えられた任務は亡国の姫と幼君の護衛であった。亡命の旅路を急ぐ一行の行手に、無限王朝麾下の骸魔忍群が立ち塞がる。幻惑的傑作アクションが新たなる世に徹底加筆の〔新装版〕で甦る! 著者解説&解説/福井健太
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Posted by ブクログ
異世界転生異能バトル、忍者、人情もの+月村テイストでした。時代物苦手な人でも大丈夫。むしろ、ファンタジーダメな人は手を出さない方がいいかも。ワンシーズンのアニメにうまく詰め込むと面白いかも。
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美しく幻想的でありながらぞっとするような恐ろしい能力や命のやり取りをする中でも明るく個性ある魅力的な登場人物にテンポよく進んでいく展開で面白かった。
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まず第一印象は、時代小説っぽいなってこと。ハヤカワの百合SFフェアで買ったから、びっくりした。ネーミングセンスもどことなく時代小説というか、伝奇物っぽい。はっきり言えば、厨二臭いとも言えて、凄いカロリーが高い。とは言え、文章力のお陰で、痛々しくなく格好良いと言える絶妙なバランスで、雰囲気を醸し出すのに一役買っている。
難点としては和洋折衷というか、独特の世界ビジュアルのせいで、少し情景が想像しづらいこと。一方で、戦闘描写は凝った文体の割には分かりやすいし、演出も好み。機忍法を使ったバトルは、根底の理論がSF風味に味付けされてはいるけど、説明も結構分かりやすいし、味がある。
百合としてはどうかと言えば、そういう要素もある伝奇物、というレベルかなという感じ。とは言えそこに着目して読めば、個人的には好みな関係性が描き出されていたので、満足度は高い。また、百合に限らず心理描写には割合凝っていたように思う。
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#日本SF読者クラブ 異世界忍法帖ですな。光牙→甲賀→甲賀忍法帖→陰陽座の主題歌を脳内に鳴り響かせながら読む。
山田風太郎や白土三平が好きな人には、こたえられないでしょう。石ノ森章太郎ネタも入っていたな。続編希望。
Posted by ブクログ
機龍警察の月村了衛作品ということで、期待して読んでみた。うーん、期待しすぎた。
異世界忍術モノだが、ちょっと詰め込み過ぎだろう。
異世界の設定が良く分からん。異次元と異空間と別次元…多重世界を描くにしても節操がないというか、頭の中で世界の構築が出来ない。説明不足なのか設定自体が荒っぽいのか…。
山田風太郎リスペクトは大いにわかる、マーベルや石ノ森章太郎にも触発されているようにも思う。
であれば、続編や同世界観の別作品書いてほしいなぁ。
このままじゃ、伏線のほとんどがほったらかし、出したらしまいましょうよ
Posted by ブクログ
架空世界が舞台ですが、忍者小説そのものですね。
架空世界の世界観があまり伝わってこないのは、しょうがないのかもしれない。
荒唐無稽な忍法合戦、弱いものを守って強敵に立ち向かう。
エンターテイメントとして純粋に楽しみましょう。