新川直司のレビュー一覧

  • 四月は君の嘘(8)

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    凄く良くなってきた。親子のわだかまりが解けていく場面とか、幼馴染が恋慕の対象に変わる心象とか、これでもかってくらいに心が扇動されます。あと3巻でクライマックスを迎える訳で、なんとなく展開の予想もしてしまっているけど、それでも気になって仕方ないですね。

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    2016年02月19日
  • 四月は君の嘘(1)

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    3月4月と待ち続け、ようやくこの5月に最終巻が出た「四月は君の嘘」。前クールでTVアニメも放送していたので、知っている人も多いはず。クラシック音楽にかける少年少女の熱いドラマ要素と、高濃度の少女漫画要素がほどよくブレンドされていて、実に読みやすい。どのジャンルでもプロへの道は険しいけれど、音楽―特にピアノやバイオリンは本当に小さい頃から鍛錬しなければならない。その大変さと覚悟が演奏パートで丁寧に描かれ、読者に鮮やかな音を届けてくれます。主人公に荒療治をしかけまくったヒロイン、宮園かをりがついた嘘とは?そこから始まり動き出す物語は甘くてほろ苦い。(kuu)

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    2016年02月01日
  • 四月は君の嘘(11)

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    ネタバレ

    有馬公生だだ落ちモード。。。
    そりゃ、
    片思いの女の子が危険なんですもんねぇ。。。

    カヌレ食べたい。

    なんど、
    あなたはヴァイオリンを弾いてくれたんだろうね?
    みんなの前で、
    僕たちの前で弾いてくれたのは1回しかないのに、
    なんど、
    あなたはヴァイオリンを弾いてくれたんだろう。

    へーちょ?
    ひっちょ?
    大阪?
    澤部?

    あなただけでなく、
    みんな、
    みんなが居てくれるんだ。
    でも、
    あなたに届け、
    あなたと最後のコラボレーション。

    宮園かをりがついた嘘。
    有馬公生にはびっくりすぎますよね。
    ちなみに、
    今まで名前が登場してないけど1番いい味だしてたの、
    柏木奈緒ですよ。
    本編で確認して

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    2016年01月28日
  • 四月は君の嘘(2)

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    ワンピース作者尾田栄一郎が嫉妬するという『四月は君の嘘』をとりあえず2巻読んだ。これ、面白いし、泣きそうになるわ

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    2015年12月30日
  • 四月は君の嘘(8)

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    回を重ねるごとに、
    かをりの病状は悪くなる。
    椿は先輩と別れ、
    公生を意識するようになる。
    そして(7巻から出てはいたけど)
    公生たちの前に凪が登場。

    この物語において、
    ターニングポイントの1つ。
    そんな感じの1冊でした。

    【余談】かをりが言葉を引用した
    三田誠広さんの「いちご同盟」
    持ってる方は是非読み返してみては。

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    2015年11月14日
  • 四月は君の嘘(7)

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    ヴァイオリンのガラコンという
    アウェーな環境の中で弾ききり、
    母との別れを果たした公生。

    それは決別というよりかは
    自分の心に、何気ない仕草に
    母がいると気付いたということ。
    それか結果として、恐れの対象だった
    母の幻想から脱却できたのだと思う。

    【余談】柏木さんの発言は
    いちいち的を射ているなぁ、と
    作品を見て感じます。
    椿が意固地になるのも分かる気がする。

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    2015年11月14日
  • 四月は君の嘘(11)

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    最終巻らしい終わり方でした
    精神的にもろい主人公の公生がかおちゃんとどう向き合うのか?
    そしてかおちゃんの思いを読むことが出来て心が洗われるようでした。
    私たちは今の一瞬を大切に生きていかなければと思いました。

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    2015年09月11日
  • 四月は君の嘘(6)

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    ガラコン開幕。
    主役のかをりが来ない中、
    公生は一人、舞台に上がる。

    「音が聴こえない」ことによる
    彼の演奏の変化が、
    漫画なのに、なぜだろうか。
    音として伝わってくるようだった。

    【余談】三池の言動を見ていると、
    昔は公生もこうだったのかな、と
    イメージしてしまう。
    演奏順変更を断られたとき、
    公生のその目に
    三池の姿はどう映ったのだろう。

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    2015年09月09日
  • 四月は君の嘘(1)

    購入済み

    とても心に残る良い作品です

    最初から最後まで時には笑い時には泣きながらあっと言う間に読み終わりました。自分の中では最高峰の作品です。音楽の知識がなくても大丈夫です。

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    2015年08月11日
  • 四月は君の嘘(11)

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    非常にいい漫画だと思いました。
    私にはこれぐらいの尺が一つの物語としてはとてもいいと思います。
    一つのテーマを書ききってます。
    最初の涙の理由についても少し触れていて自分としては回収してくれてありがとうという気分です。
    テンプレートと言う人もいますが、今の世の中しっかりと終わらせることができる作者は素晴らしいと思います。
    また、時を置いて読んでみたい作品です。

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    2015年07月13日
  • 四月は君の嘘(11)

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    これからは容易に想像がつきます。いつも、いつまでも胸の中に繰り返し、繰り返し、よみがえり、かなしみとともに、前に進んでいく。陳腐なかなしみでなく、生きる糧としてのかなしみ。

    ミステリのような恋愛ものでした。終わらせ方は、作者の手にありますが、リフレインでなく、象徴的な終わらせ方もあったのでは。多様な読みの余地を残すことができれば、読者の中にも物語が生まれるからです。

    ともあれ音楽でしかあらわせない、自己表現とコミュニケーションの極致を、群像劇として、構成し、描き切った著者に脱帽です。

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    2015年06月20日
  • 四月は君の嘘(8)

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    こうせいの自転車のうしろにのるかをりの涙。生きることのせつじつさ。一日だけ、自分を生きる。『いちご同盟』の登場。

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    2015年06月20日
  • 四月は君の嘘(7)

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    さよならが新たな関係の結び方になっている。

    椿の気持ちに進展あり。後半、音楽でなく、恋愛に。うまいな。

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    2015年06月20日
  • 四月は君の嘘(6)

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    プールの底から見上げる場面。夜空を見上げるなら誰しもわかる。しかし、この場面描写にはしびれた。まだまだ音楽が聞こえる。親子の解釈も変わりつつある。

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    2015年06月20日
  • 四月は君の嘘(4)

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    音が聞こえる。音楽を描いている。母子に積み重なった悪癖を乗り越えることができるのか。なかなかヘビー。

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    2015年06月19日
  • 四月は君の嘘(11)

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    とても良く練りこまれていて素晴らしい作品だった。漫画を読みながら表現に目を引かれて何度もページを遡り、舐めるように読み返したのは初めてだった。タイトルに繋がる仕掛けが全て繋がった瞬間は得も言えぬ感覚。クライマックスのシーンの演出も素晴らしかった。大きな枠で見て、きちんとテーマが戦略的に構築されてクライマックスで結実するように、しっかりと切り分けられていたのが良く感じられた。学ぶものが多かった。

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    2015年06月18日
  • 四月は君の嘘(10)

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    リアルじゃなくても「語って」良い。何を伝えるかが大事。 キーワードを繰り返し、文脈や周囲の言葉を変え、変化を可視化させる。 椿側からの描写。幼なじみの関係性についての反転。レモネードと言う鍵。 うそつき、の使い方。いくつかの論理が同時進行しながら、重なり合い、読み手を焦らし、表現すると言う手法。 物語はクライマックスへ。あと一巻……

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    2015年06月18日
  • 四月は君の嘘(9)

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    一つの作品からの連続した引用。過去の発言の引用。音が聞こえなくなる公正の設定の転用。同じモチーフ、重なる部分、同じのはずなのに矛盾する部分、それらを上手く使って搦めて表現する手腕は凄い。

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    2015年06月17日
  • 四月は君の嘘(8)

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    サイドストーリーの椿とメインストーリーの重ね合わせ。繊細で良い表現。ひとつひとつの話が前に進んでいる。相座妹の登場もまた一つ物語を進めそう。かをりの話が本格的に掘り下げられて来ている。過去と戦う少年と未来と戦う少女か。

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    2015年06月17日
  • 四月は君の嘘(7)

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    さよなら。母との関係の解消。死んだ事で死者として存在し続ける者という主題の一つの展開。かをりの物語が動き出し、椿の物語も。幼なじみの安定と進展のジレンマ。音楽との関係性が上手くそのテンプレートに絡められていて良い。

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    2015年06月17日