新川直司のレビュー一覧
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ネタバレ公生の毎報コンクールのクライマックス。前巻で天才少年が戻ってきたと思わせる演奏から一転、乱れた演奏を始める公生。苦しみに溢れた演奏。しかも途中で弾くのをやめてしまう。公生がそんな苦しい中で思い出すのはかをりとのアゲイン。かをりを思ってかをりのために弾こうと決めた公生はまた演奏が変わる。音がきらめき出す。コンクールとしては無評価なのに、後悔のない顔をする公生。演奏後は公生の話題で持ちきり。これで毎報コンクールが終わる。武士より絵見、絵見より公生の演奏が見ていてどんどん引き込まれていく感覚がすごかった。みんな悔しそうなのに公生はそーゆうのないんだなぁと思っていたら、最後線路沿いを走っていくとこを見
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ネタバレ毎報コンクール後半。有馬公生だけを目標にピアノを弾いてきた武士と、有馬公生を倒すために否定するために弾き続けてきた絵見。今巻は絵見の演奏。多才で無限の可能性があった絵見は5歳で公生のピアノに感動しピアニストを目指した。同い年の子2人に大きな影響を与える公生はホントにすごかったんだろうなぁ。そして公生の演奏が始まる。他人に興味がなかった公生が他のピアニストたちに触発されて、止まっていた時間が動き出す。舞台に向かう公生の、音楽はこんなにも血が沸るものだったんだっていう言葉が印象的。でもピアノのすぐ真横に母親の影を見てしまう公生。このお母さんが表情ないし車椅子だし何回見ても慣れない。もはや怖い。弾き
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ネタバレ四巻となるこの巻では、インターハイ埼玉県予選決勝トーナメント一回戦で浦和邦成と対戦する物語が描かれている。試合的には後半半ばくらいまでが収録されている。
今回、ワラビーズのお地蔵さんが覚醒する物語が中心に描かれているが、コンテを完コピした浦和邦成の守備はそこまで甘いものではなく、終盤に流れるような展開で失点するところなどは非常にサッカーらしい描き方がされている印象だ。
ただ、物語としてはちょっと錯雑としている点は否めない。特に序盤、敵チームのキャラ(チカ)のかつてのミスを描いた部分などは当初「あれ、こんなあっさり点が入ったの?」と今の試合と勘違いしていた一面もあって、敵味方の視点移動と過 -
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詩人のいないサッカーは汚点。
2017現在のサッカーそのものに対する提言。メッシもCロナウドもすごいけど、アスリートとして最上最高なのであって、かつて世界を魅了したバッジオやロナウジーニョとは趣が違います。すごさに文句のつけようはないんだけどね、ファンタジーではないんだよね。現在のスペースを消しに消すサッカーの中で、ファンタジスタが生まれたらすごいことになるのは間違いないんだけど。
カテナチオをぶち壊すためにファンタジスタは生まれました。となると、バルサ式のポゼッションを覆すためか。ドイツのゲーゲンプレッシングを潜り抜けるためか。どちらかから、次代の稀代のフットボーラーが生まれてくる。それを期 -
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ネタバレユニフォーム改善を願ってのフットサル大会参加と、夏の大会の県予選のトーナメント初戦まで話を進めた3巻である。
2巻でぶち上げられたインテンシティトレーニングGet作戦(男子の練習に参加させてもらおうという企画)と痛ユニフォーム問題の解決が一遍に済ませられているのはテンポ感が良いが、一方で二年生のキャラが深められなかったのがやや痛いところだ。
また、テンポが良いのは一方で、キャラを量産して読者を混乱させている一面も否めない。トーナメント初戦で当たる浦和邦成は埼玉の覇者であり、それぞれキャラも濃いが、このキャラたちもトーナメントで使い捨てになるのかと思うとなんとも言えない。
物語そのもの -
匿名
ネタバレ 購入済み面白かったです。
登場人物の内面がよく描かれていて、話に引き込まれながら読めました。
舞台に向かう前の葛藤の緊張感、持っているものを全てぶつける演奏のスピード感や迫力、恋愛メインのシーンの高揚感や切なさ、日常生活の穏やかさなど、各シーンにメリハリがあり、読みやすかったです。
少し痒いくらいに気障でロマンチックな言葉づかいが最初気になったのですが、最後まで読んでみるとキラキラした青春ものらしさが出ていたし、ピュアで爽やかなだけではない切なく儚い雰囲気にも合っていて、むしろこれが良いのかもと思いました。
話の展開は最初から最後まで想像を裏切らず、それぞれの人物の考えや気持ちも言葉ではっきりとでも説明くさくない -
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....私は辻村深月さんのファンでして。
最初に新川先生の漫画と出会ったのは辻村先生原作の「冷たい校舎~」でした。
中々の佳作で原作ファンのわたしも「これなら納得の出来」だったのですが...
数年後、「四月は君の嘘」を読んでビックリ!
「うわあー、頭角を現してきたなぁ!」ってなりました。
そして本作。
....面白い。相当面白い。
「さよならフットボール」と合わせて読む必要がありますがこれはオススメです。
シンプルな線画にはきはきした女の子達....この人はスポーツ漫画描くのに凄く向いているのではないだろうか.....
続巻が楽しみです。 -
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ネタバレ女子サッカーの現場を描く物語の開幕巻である。舞台は高校、弱小の蕨青南高校に集まった才能たちを描いたド直球スポ根漫画だ。
非常に現代的なスポーツ少女らを描いたその内容は、例えば「お前はメッシか!?」「50点取れ!」といったネタの新鮮さにせよ、「草生える」「ぐう正論」のようなライトなネタ表現にせよ、らしさのようなものが見える。
しかし、その中で突きつけるようなやる気なし監督の「女子サッカーに未来はあるのか?」という言葉は印象深い。この命題を解き明かしていくことこそがこのシリーズの担う役割になるのだろう。
サッカーの内容も戦術的な側面に触れながら、ポゼッションとカウンターに二分して説明すると -
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「私のクラマー」を読んで、主人公誰だよ!?ってなったので、前日譚であろうこっちを読んでみました。
主人公は恩田でした。
フィジカルかテクニックか。格闘技のグラップラーかストライカーかに通じる、永遠のテーマ。もちろん、両方を持ち合わせているのが、一番で最高。なのだけど、それがむずかしいとわかっているからこそ、相容れない二極として語られる要素であるのです。クリロナの存在でアスリート化が進みすぎてる2017現在では、時代遅れの認識かもしれないですかね。
そこで男性と女性の体格差が歴然としてくる、けれど性別を個人の実力で覆せる最後の時期であろう中学生を舞台に持ってきているところがうまいなぁ、と思いま -
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青春女子サッカー。さて、誰が主人公なのか?
曽志崎と周防の二人かな、と思って読んでいたけど、どうにも恩田らしい。前日譚にあたる作品を読んでいれば、あっさり解決する問題なんでしょうか。
読んでないんですよ。
あ、女インザーギでないのはわかりますよ。
FWに女インザーギ。WGの周防。おそらくトップ下の恩田。CMFの曽志崎。と面白そうな蕨青南。女子サッカーに未来はあるのか?と突きつけられた言葉には、目の前のなでしこの蕾が見せる未来と希望が、答えてくれるはずです。ソフト面は。
日本代表が目指すサッカーはなでしこが体現してると思うんだけどな、北京五輪のころから。そういう意味で、男子も女子もサッカーに