スティーブン・ピンカーのレビュー一覧
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ネタバレコロナ禍で「オンラインファースト」が強制的に進められました。
10年は進んだともいわれます。
僕は仮想空間と現実が輻輳する社会にギリギリ親和性のある世代です。
これからは必ずしも人口が経済力にならないと思います。
仮想空間にシフトすることで現実の消費が下がるのは自明です。
ただ人口が基本となるのは否定できないとも思います。
「大阪市の人口増加を考える」
もちろん魅力的な都市にすべきやと思います。
ただそれよりも直接住むことにメリットを感じてもらえないかと考えています
住民票を置いてもらえると税収も上がるし役所にもメリットある話なんですよね
例えばあいりん地域
アドレスホッパーの拠点にでき -
3.6 (32)
Posted by ブクログ
「コロナ後の世界」というタイトルですが、あとがきによれば、本書はもともと2019年から進められていたインタビュー企画に、今回のコロナ禍を組み合わせて内容を深めたようです。まず中身以前に、この6人をよく選んだなという意味で強いユニークさを感じました。たとえていうなら、服のセレクションショップで、「思いもよらないセレクションで面白いなあ」と感じる感覚でしょうか(これは選んだ服自体が良い/悪い、を超越した感覚です)。「銃・病原菌・鉄」などの著者であるジャレド・ダイヤモンドを先鋒に(なんて贅沢な!)、次鋒は人工知能の研究者で「LIFE3.0」などの著者であるマックス・テグマーク、そして人生100年時代
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Posted by ブクログ
それぞれの立場で言っていることがある。ワクチン肯定だったり、AI礼賛だったり。しかし、得てしてヨーロッパの言論はこのコロナを肯定的に捉えようとしているのがわかる。
コロナの感染者数が高めのままだが重症化、死亡するのが高齢者のみに限られることがわかり、経済をとにかく回せとなって解禁してきている2022年7月現在の視点から見ても、劣らない意見を述べている。
独裁国家はパンデミックに対応できない:中国を揶揄
AIでコロナ情報をアップデートする:うまくいっている部分と機能していない部分がある
ロックダウン:家族の絆の大切さが確認でき、働き方の見直しが始まる。人生100年時代、息切れしない働き方はなに -
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賛成派と反対派に知識人を分けて、ディベート開始!その内容を記録したエキサイティングな本で面白い。知識人同士が対談すると、妙に気を遣い合って議論にはならず、相互補完的な意見交換に終始する。そんな日和見な論壇風景が生温いと感じるなら、この本は最適だ。ひろゆきの論破シリーズも本にしてみては?と思い付いたほどだ。お題は、「人類の未来は明るいか」さて自分はどちら側で参加しよう。
と、上記が読み始めた前半。で、読み進めると、ディベート特有の噛み合わない空中論争。テレビタックル読書編。意味のない揚げ足取りと一方的主張にだんだん辟易してくる。あー、そうか。ディベート番組のエンタメとしての醍醐味は、揶揄中傷、 -
3.8 (5)
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テーマは利己性と利他性、社会性。集団によってどのように暴力性は生まれるかといった考察は興味深い。
エドワード・O.ウィルソン
高度な社会性を形成する真社会性は、生物進化の歴史上、少なくとも17回実現している。テッポウエビで3回、スズメバチで2回、キクイムシで2回、ハダカデバネズミで2回など。人類では、300~100万年前にグループ間の競争があった。競争を好む性質は、群選択によってもたらされた。社会的生物では、グループの中では利己的な個体が有利になるが、グループ全体として行動する場合は利他的なグループが有利になるという法則がある。宗教信仰は部族主義から生まれてきた。哺乳類のバイオマスのうち、人 -
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コロナの情報としては古い(2021年5月現在。2020年7月の新書なのでやむを得ない)けど、それ以外はとても興味深く読めた。
違う見解もありつつ、海外の知識人たちが日本に対してほぼ同じように感じているんだなーと思ったのが、結婚後の女性の負担が多いところと定年退職が不要では?という話。
海外から見ても異様なんだね、日本の結婚後の夫婦間の家事育児分担(笑)
たしかに、双方が仕事を持つのになぜ育児も家事も女性がするんだろう。私も思う。
定年退職については詳しくないからわからないんだけど、働きたくても辞めざるを得ないのはたしかにおかしい。気力体力的に辛いならリタイアは全然ありだけど60代はたしかに -
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Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章独裁国家はパンデミックに強いのか
第2章AIで人類はレジリエントになれる
第3章ロックダウンで生まれた新しい働き方
第4章認知バイアスが感染症対策を遅らせた
第5章新型コロナで強力になったGAFA
第6章景気回はスウオシュ型になる
あとがき
P147FBとグーグルのアルゴリズムはつながりを検知
する~よい記事と判断~多くの人の目にふれるように
~ランキング上昇
反論の多い記事は上昇する⇒フェイクへ
P192ロックダウンを早期にしても経済を止めることに
変わりはないので、失業率は同じ
知の巨人へのインタビュー本 -
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Posted by ブクログ
「ライフシフト」や「銃・病原菌・鉄」など世界的ベストセラーとなった本の著書たちが、コロナをどう捉えているのかを理解することができた。
コロナはネガティブな要素もあるけれど、必ずしもそれだけではなく、全員が口を揃えていたのが、「深く考えるきっかけになった」と。
たしかに、世の中ずっと安定しているわけがないし、いつ不安定になってもおかしくない変化し続ける社会。とはいえ、人は簡単には変われない生き物だから、こうしたきっかけがなければ、今までの常識や当たり前に思っていたことを見直す機会をなかなか取れないのだろう。
そういう意味でも識者たちの深い思考に触れる良い本だった。
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Posted by ブクログ
コロナ禍の今、自分にできること、すべきこと。
第一歩は、考えること。ふかく考えること。
この書籍で面白いと思ったところは、世界に名だたる知識人6人の中でも、日本の経済に対する評価やその捉え方に差異があることだ。もちろん、立場もまるっきり違う人達だから、当然といえば当然だけれども、何より大切なのは自分達の知識と経験から答えを出していることだと思う。
誰かの受け売りじゃなく、自身の持てるあらゆるデータを吟味して、私はこう思う、という意見を表明することの大事さ。
スティーブン•ピンカーさんのインタビューが中でも唸らされた。
非常事態の今、強力なリーダーシップを発揮する言葉、現行を破壊せよという -
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