篠月しのぶのレビュー一覧
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無料版購入済み
無料で5巻まで読んだ感想
「幼女戦記」とタイトルにある通り、10歳そこそこの(オッサンが転生した)女性指揮官が部隊を率いて華々しい活躍をするというもの。
中身がオッサンだけあってか、内容に「少女らしさ」は皆無。
というか、「幼女」の設定すら必要ないのではないかと思う。
人目を惹きつけるために「幼女を主人公にしました」というだけだろう。
内容は非常にシリアスで、かつ現実的。
そもそも部隊が完全に第二次世界大戦と被っており、3巻あたりからは国名や都市名、地図なども現実とダブる。
このあたりがちょっとね、という感じ。
全く違う世界観なんだから、完全オリジナルですべきだったのではないだろうか?
ただし、主人公の「帝国」は -
Posted by ブクログ
僕のすむ村には、入っちゃいけないっていわれる山があるんだけど、入っちゃいけないっていわれると、入りたくなる。でも、その山へ続く橋は他の橋とは全然違ってて気味が悪かった。今思えば、あそこでやめておけばよかったんだ。
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久しぶりの読書。しばらくヒスイ地方で延々ポケモンを捕まえていたり、なんだりかんだり。レイワ怪談シリーズも早くも5冊目。既刊はこれで読み切り、今後の展開を楽しみにするというところである。今回の巻もゾッとする話ももちろんあるが、やや怖さは控えめでマイルドだと感じる。
1冊目がかなり怖かったので、ちょっとやさしめにしようということにやはりなったのかも?そんな中でも怖かったのは「 -
匿名
購入済み面白いが読み難い
本格軍記物に近い内容は面白いですが
小説文としてはかなり読みづらさが目立つ作品です。
コミカライズは、その点をうまく消化して更に原作小説で書ききれなかった登場人物相互の認識齟齬など補う良作となっているため
作品世界を楽しむ上でも小説と合わせて読むことをお勧めします。
戦争の未来を歴史として知ってしまっている主人公と、その歴史を紡ぐ側故にその危機を全く理解出来ない異世界人。そのギャップ故のチートと、理解されない苦痛。ユーモアを交えて陰残な表現少なく進められる物語は、読み手を「戦争を盤上のゲームとしてしか捉えられない」擬似的な狂人の世界へ誘います。
今の段階では
幼女に転生している -
Posted by ブクログ
さて、分厚い戦争物の小説第2巻。
ネットで見る限り、やはりこの本は読みにくいという感想が多いですね。私もそうです。他の小説の倍以上の時間がかかってます。1冊10日くらいのペース。このままだと予定どおり読み終わらなくて困る。
さて、2巻は1巻で創設された第二〇三航空魔導大隊の初陣。大した考えもなく侵攻を開始したダキア公国軍の前近代的な軍隊を、見事なまでに標的にして、演習にしてるところがなんともはや。
60万という規模で浮き足立つ参謀本部に対して、歩兵なぞ相手にならんと蹂躙する大隊。この小説のメイン舞台となる大隊の記念すべき初陣です。
ダキアからノルデンへの転戦。ここでも圧倒的な大隊 -
Posted by ブクログ
偉大な将軍の逃れえない死、致命的なすれ違いの外交、そして同盟国への攻勢。
いよいよ物語は終盤へ向かって行くが、読者の私は盛り上がるかと言うとそんなことはなかった。
第一に、主人公が自分の置かれた状況から逃れることばかり考えており、もはや物語の中心ではなくなっている。
第二に、この巻で起こる事件は明らかに第二次大戦中の事件をモチーフにしているのだが、あまりにそのままで捻りがない。例えるなら、スープを注文したはずが、野菜とレシピが乗った皿だけを客に出されたような。作者が手を抜いているとしか思えない。
第三に、主人公が悲壮な決意を固めたある人物に対して、その朋友を最も効果的な殺害を献策しておき -
ネタバレ
アニメ版からの印象ですが
存在Xって必要ありますか?
無神論者で超合理主義者のいけ好かない主人公に
信仰心を持たせたいからって色々画策しますが、
そもそも魔力なんて特別な力を与えてたり
主人公の性格に合ってる帝国に生まれさせたり
言動が完全に矛盾してます。
主人公に苦労させたいだけなら
魔力無しで時代遅れの軍制のダキアに生まれさせればいい。
Xのバカさ加減には呆れます。
一方の主人公もXに、
「人に飼われるのは性に合わない」
とか言いながら前世ではサラリーマンやってた超矛盾野郎。
(そんな奴は学生時代に起業して独立してろ)
より上位の存在Z(作者)が、
「幼女をWW2のドイツ側で活躍させてぇ