篠月しのぶのレビュー一覧
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第一次二次大戦時のヨーロッパ的異世界へ「幼女」として転生させられちまった元エリートビジネスマンの物語、その第6弾。
この戦局においてはターニャの無双も出番はなく、ひたすら種種雑多な戦線に出向いていいようにコキ使われる、という描写が多かった気がしますね。
主人公よりはサブキャラクターにスポットが多く当たる巻でもありましたね。ドレイク中佐はいいキャラだ。メアリーのポンコツ具合と対比されて、さらに男が上がっているようです。
にしても。「オーバーロード作戦」の小ネタ解説には笑わせてもらいました。あの世界にアインズ様がいたらどうなるのか。相手が近代世界だろうと、ナザリック軍とともに問答無用で無双して -
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第一次二次大戦時のヨーロッパ的異世界へ「幼女」として転生させられちまった元エリートビジネスマンの物語、その第4弾。
とうとう泥沼の東部戦線編がスタートということで、ターニャさんは開幕からやらかしてくれますね。相変わらず首から上を狙うのが得意のようでなによりです。それゆけフリーダムファイター。ガンボーイは今のところ手持ちにありませんが。
しかし東方の赤い人たちはものっそい粘り強そうで。さすがは兵士が畑で採れる国ですねぇ。殲滅用にガンボーイが欲しくなるところですわー。
3巻にてターニャが銃を拾ったところから分かっていた展開ですが、その銃が目印にメアリーさんから仇敵認定されてしまいましたねぇ。 -
購入済み
アニメから入りました
幼女戦記アニメ1話を見てからすぐ購入しました。
タイトルからは想像もできないような重厚な戦記モノ!!
世界観的には第一次世界大戦と第二次世界大戦をごちゃ混ぜにしたヨーロッパ…に似た異世界。現実にはない魔法という概念が存在していて、ある程度研究され体系化されており、航空魔導師という兵科が存在したりしている。
主人公は日本のサラリーマンが転生した9歳の幼女。愛らしい見た目とは裏腹の現実主義的な考え方のギャップが面白い。また、自分の出世の為にと利己的にやってる事が、本心とは裏腹に周りからは良く解釈されていたりするのも面白い。
文章が少し固めで、時系列や視点が結構頻繁に変わるのが最初は気に -
Posted by ブクログ
共和国を相手取るライン戦線での大勝と、それゆえに泥沼化していく大戦が描かれた3巻である。
この辺を読んでいると、やはり史実から採っているところが多くあるのだなと、そう感じるところはある。ド・ルーゴにロメールなどは、あちらの歴史に疎い自分でも元ネタがすぐさまわかるレベルであるのだし。
共和国から脱する勢力を食い止めることができず、対戦における憂患を除ききれなかったところで、すでに帝国の命数は決まった感がある。勢力図としては、まだ帝国と関係する勢力の存在は(大きなもので)二つ存在することを思えば、史実に詳しくなくとも、その未来が明るいものとは到底思われないだろう。
今回も星四つで評価して -
Posted by ブクログ
近代的魔法戦争物の第二弾である。
物語的にはかなり展開し、500ページ超(それも600ページ近いほど)の分量に相応しい程度の内実を揃えている。徐々に悪魔的な役割を果たし始めた主人公の行く先も気になるところだ。
ただ、全体的には、それでも話のテンポが悪い。単純に文章量が多すぎる。現代のライトノベルにおいて見られる悪弊だが、もっと省略できる部分があるし、簡素にできる表現も多い。
結局小説も文章表現であり、内容を伝えるための一手段・メディアである以上、シンプルさが望まれるところである。味わいと言うには、いま少し(ニュアンスにおいて)精確さを欠いているところも気になる。
とはいえ、引きと最 -
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