あらすじ
連邦の戦略攻勢『黎明』。
この発動に向けて、連邦は着々と準備を積み上げていく。
迎え撃つ帝国は未だそれに気がついていない。
帝国軍に残された時間は、あまりにも乏しい。
この窮地に帝国軍では、ただ一人。ターニャだけが気が付く。
故に、世界は目にするのだ。
黎明があれば、払暁あり、と。
ゼートゥーアというシステムが、世界を騙す端緒がついに始まる。
その引き金を引いたのは、幼女の皮をかぶった怪物である。
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Posted by ブクログ
コミー共との戦い、東方戦線。
統一歴1928年1月1日の帝都における新年パーティ。
サラマンダー戦闘団は休暇もそこそこに1/3?ぐらいに東部へ展開。
連邦は200kmプランと600kmプランを検討。第一梯団、第二梯団による幅100kmの面制圧。
統一歴1928年1月13日、ロリヤの肝いり、クトゥズ大将の指揮する連邦の黎明作戦が発動。
統一歴1928年1月14日、ターニャの偵察により敵部隊発見、ラウドン大将率いる東部方面軍の全滅よりは命令偽造、全軍撤退を優先し反撃を企図する。グランツ中尉はゼートゥーア大将の元へ単独飛行1/15に詳細報告、払暁作戦?
ターニャの葛藤とサラマンダー戦闘団が軍規以上にターニャに従うようになった瞬間、のちの民間軍事会社サラマンダーの萌芽。(この出版ペースではターニャが米国で空軍創設し会社経営をなすこところまでやると10年ぐらいかかる?)
統一歴1928年1月21日、バルク大橋でターニャは塹壕で戦闘中。シャベルは万能、蛸壺は生命線。航空魔導士は最強だ。
やっぱり前線で戦略眼をもつ戦術的天才がいると違うな。全ての功績はゼートゥーア大将に。
楽しく軽く読めるノラクロ漫画版、一番詳しく深く読める書籍版、ヴィーシャの顔が変だけど戦闘シーンが楽しめるアニメ版、最初のオリジナルなWeb版と4度も楽しめる。
数で押せるって羨ましいですね
劣勢の帝国に対しての正攻法。「数ですり潰す」正しく運用されれば無敵な連邦の戦略が渋いです。
ソ連の縦深戦略理論と米帝のアクティブディフェンスドクトリンの対決。空挺魔導師がいる世界での結末が気になる一冊。