あらすじ
戦場で勝利し、戦場で勝利し続け、しかし帝国は破滅へ一直線。
爛れ切った愛国心と、残酷な現実の抱擁を経て
ゼートゥーアは「世界の敵」たるべく舞台を作り上げていく。
死に逃げることも出来ない参謀本部の責任者として
ゼートゥーアが求めるのは『最良の敗北』なのだ。
言葉よりも、理性よりも、ただ、衝撃を世界に。
世界よ、刮目せよ、恐怖せよ、そして神話に安住せよ。
我こそは、諸悪の根源なり。
なお。付き合わされる幼女曰く、大変辛い。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
何をやっても多分ダメ。
多分ダメだからなんとか少しは良い方向に持っていこうや!
その為ならなんだってやってやんぜ!って感じが出てきた帝国が泥沼の中を走り回る。
勇ましく走っているように見えているのか死人が走っているように見えているのかは相手国次第
ゼートゥーア大将がカッコいい。
ゼートゥーア大将の「敗北を受け入れる覚悟」に痺れます。
イルドア侵攻の理屈が明かされた時、正直言って、舌を巻きました。戦後交渉まで視野に入ったゼートゥーア大将の視野の広さに。(正確にはカルロ氏の筆ですが)
あと、正統派主人公気質のメアリー・スー中尉がイラつきます。ぜひターニャちゃんの鉄槌をスー中尉に。と願ってしまいます。
これから物語をカルロ氏がどう料理してくれるのか、続きが気になって仕方ありません。
Posted by ブクログ
初っ端からロリヤさんの取り乱しっぷりに吹き出してしまいました。それは置いといて、かなり良いところで終わってしまいましたね。スーさんが帝国軍とぶつかりましたが、あんなに都合の良い話ではないのでは…。とにかく次巻も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
電撃侵攻したイルドアと1週間の停戦交渉、そして首都に向かって進撃、首都を陥落せしめ、物資を根こそぎ奪い取り、さらに北部からの難民をおしつけ、引き上げる帝国軍。
ゼートゥーアの思考は、帝国の敗北後の世界に及び、戦後の合衆国と連邦のバランスをとるため、合衆国の参戦を促す。
イルドアの港湾施設の破壊に向かう203魔導大隊、迎え撃つドレイク大佐、スー中尉。合衆国国旗を餌に首都までおびき寄せ、撤退する帝国軍とターニャら。
一方、連邦ではロリヤにより大規模な冬季侵攻が提案されていた。