竹内淳のレビュー一覧

  • 高校数学でわかるマクスウェル方程式 : 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ

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    非常にわかりやすい。同じ著者のシュレディンガー方程式に比べると数学的にも話を追いやすい。高校で物理選択の理系だった方なら通読に苦はないと思う。

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    2015年10月07日
  • 高校数学でわかる流体力学 ベルヌーイの定理から翼に働く揚力まで

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    粘性による応力(206p)の説明が分からない。それ以外は理解できたが、このシリーズでは珍しい。後は満足。

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    2015年07月14日
  • 高校数学でわかる線形代数 行列の基礎から固有値まで

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    「ユニタリ行列」や「エルミート行列」で線形代数が嫌いになった人こそ読むべき本。共役複素数に混乱させられたこれらの行列も、改めてみると実に綺麗に整理されていることが実感できました。数値計算や和算、量子力学との関連トピックスも扱っているのが面白い。

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    2014年11月08日
  • 高校数学でわかるシュレディンガー方程式 : 量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ

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    量子力学・量子化学全体から見ればほんの入り口といったところなんだろうけれど、量子数やパウリの排他律・レーザやトランジスタへの応用にまで触れているあたりが凄い。これから大学の理工系学部に行く学生が読めば、基礎科目の見通しが良くなること間違いなし。

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    2014年11月03日
  • 高校数学でわかる統計学 本格的に理解するために

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    エクセルを用いて、一般にも統計学が使えることを伝えつも、本旨は統計学の数学的基盤をしっかり記述することを狙いとしている。ハウツー本ではない。道具の意味をしっかり自分の頭で理解して使いこなすために有意義な本。

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    2014年08月01日
  • 高校数学でわかる半導体の原理 : 電子の動きを知って理解しよう

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    トランジスタの意味(整流、増幅、スイッチ)から始まって半導体の原理が数式と図式を通して、理解できた。「高校数学でわかる」シリーズの相変わらずの好著。

    P59の状態数と状態密度の出し方が、通常の説明とは順序が逆になっているようで、理解が私には難しかった。具体的には、「あるエネルギー状態での電子状態の数を表す関数をN(E)とおくと、エネルギーの幅ΔEの間にある状態の数はN(E)・ΔEなので」の「N(E)・ΔEなので」が自明では無かった。

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    2014年07月27日
  • 高校数学でわかる相対性理論 特殊相対論の完全理解を目指して

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    ローレンツ力を導いたところで、鳥肌が立った。このシリーズはハズレがない。竹内先生には、是非、様々なテーマを継続してやっていただきたい。「高校数学でわかる」というのがミソ。高校数学で「使えるようになる」とは言ってないし、そこまで求めない方が良い。決して難易度は低くないし、何度も反芻しながら、思考する部分もあるが、読後は充実。

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    2014年04月25日
  • 高校数学でわかる線形代数 行列の基礎から固有値まで

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    物理学を意識しての線形代数。高校数学と大学数の橋渡しをしてくれる。数学書なので、ときとどき行き詰まるが何度も読み返すことでなんとか乗り越える。最終章の量子力学との関わりが味わえるのが本書の醍醐味。

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    2013年03月10日
  • 高校数学でわかるフーリエ変換 : フーリエ級数からラプラス変換まで

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    ぐいぐいと概念、数式、応用例、人物史と読んでしまう。タイトルに偽りなし。構成もうまい。数学的な厳密さには欠けると思うが、著者も書いているとおり、それは物理学の範疇ではないだろう。光ファイバーの帯域など応用例も興味深い。純粋な知的好奇心が深く満たされた。もっと勉強したい!

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    2013年03月09日
  • 高校数学でわかるマクスウェル方程式 : 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ

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    電磁気がどんなものか、すごく簡単な理解ができる。ある程度数学を勉強した人ならば読み解いていくことが可能だろうし、理論体系化にまつわる歴史も知ることができるので読んでいて楽しい。導入として最適だと思う。ただやっぱり著者は文章を書くのが専門ではないので少し読みづらい箇所もあると思うが、些細なことなので星5つ。

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    2012年12月26日
  • 高校数学でわかる統計学 本格的に理解するために

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    確率って苦手だから頭の章は読む速度が、このシリーズの他の本とは段違いに遅かったけど...
    回帰分析の章はオモロっ!
    「えっ?最小二乗法って思ってたよりも簡単やん」とか相関係数とか決定係数とかの説明はすいすい読めた。
    正規分布は学生の頃、待ち行列のシミュレーションなんかで正規分布は使ったけど、数学的説明省かれてて意味は良く理解らなかったけど、これ読んだら「おぉ!」って感じでよく理解った。なるほど、統計の女王だ。
    そして、知ってるようで知らない「偏差値」の説明はもう、「なる〜!」って感じだ。平均と標準偏差を元にしたものが「偏差値」なのかぁ。
    尖度と歪度かぁ。統計学の授業でやった覚えないが...寝て

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    2012年07月10日
  • 高校数学でわかるボルツマンの原理 : 熱力学と統計力学を理解しよう

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    「PV=nRT が出てきて懐かし〜!」と思いながら読み始めた。

    アボガドロ数の解説の段落に
      酸素欠乏環境に入る → 呼吸中枢からあくび指令が出る → あくびによって酸素以外を取り込みさらに酸素欠乏に陥いる → 酸欠死
    って連鎖の解説があるのにビックリ。
    そっかぁ、窒素事故とか一酸化中毒等の事故現場には無闇に飛び込むと二次災害になるのねぇ。

    定積比熱と定圧比熱と気体定数の間の関係性の数式展開は読んでてちょっと感動した。 (^.^;;;)
    しかし、高校の時に状態方程式習った時は「ふ〜ん」で済ませてたのは勿体無いことした。
    多分ここら辺も習ってたんだろうなぁ...(って、歳行ってからぢゃない

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    2012年06月18日
  • 高校数学でわかる半導体の原理 : 電子の動きを知って理解しよう

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    シリーズの「シュレディンガー方程式」や「マックスウェル方程式」と比べると数段難しいですが、p 型半導体と n 型半導体を接合するとなぜ増幅作用やスイッチ作用が起るのかが、数式とグラフで示されて非常に楽しく読め、
    また、CMOS と FET の違いも子供の頃にアマチュア無線の勉強した時よりも良く理解出来ました。

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    2012年05月14日
  • 高校数学でわかるボルツマンの原理 : 熱力学と統計力学を理解しよう

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    数式を使わない入門書はどこか薄っぺらいが、本書は高校数学という道具を駆使して、学問の醍醐味を味合わせてくれる。

    以下、復習
    ・シャルルの法則:絶対零度の発見。気体の体積は温度に比例する。
    ・PV=RT:ボイル・シャルルの法則
    ・アボガドロ定数:6.02x10^23個:=の原子の質量=原子量(g)
    ・空気中の酸素濃度は21%だが、これが18%になると酸素欠乏症になる。
    ・エネルギー保存則:熱力学の第1法則
    ・内部エネルギー=重心の運動エネルギー+回転エネルギー+振動エネルギー
    ・不可逆過程or熱は温度の高いところから低いところへ流れる:熱力学の第二法則
    ・自由エネルギー(ヘルムホルツFとギブズ

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    2012年05月03日
  • 高校数学でわかるマクスウェル方程式 : 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ

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    適切な図、数式の解釈、論の展開、小話のおもしろさ。「高校数学でわかる」シリーズは文字通り、高校数学をマスターしている人であれば、間違いなく理解できる書物だ。

    ・今日の電気のプラスとマイナスはフランクリンが決めた。
    ・ファラデーはクーロン力も万有引力も近接作用で理解できると考えた。
    ・空間そのものが電気や磁気を伝える媒体である
    ・これ以上分解して理解することが不可能な基本的な関係=法則
    ・磁束が時間変化すると、そのまわりに電界が生じる
    ・P158 マクスウェルの方程式(4つ)
    ・マクスウェルの予言:電磁波の予言
    ・光にとって相互作用の少ない媒質:ガラスなど
    ・3色を組み合わせて作った「黄色」と

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    2013年03月09日
  • 高校数学でわかるシュレディンガー方程式 : 量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ

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    簡潔にして、量子力学の深奥に迫る好著。成功の要因は「高校数学で分かる」という前提を設けたことだろう。すいすい、ぐいぐい読める。

    おまけで、マイナスかけるマイナスがプラスや虚数iの歴史的記述なども面白かった。スピンやパリティなどの概念も取り上げている。

    ・不確定性原理が式で導かれたところ:位置と運動量、時間とエネルギーは同時に正確には測定できない。

    ・パウリの排他原理が働くのは、フェルミ粒子(電子、クォークなど)だけで、ボーズ粒子(光子、中間子)には働かない。

    ・摂動:主要な力に対して、付加的な力の作用をいう。

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    2012年05月03日
  • 高校数学でわかる統計学 本格的に理解するために

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    あらゆる統計学の手法について、数式や図表も交えて説明されている。
    高校時代「数Ⅱ」までしか取らなかったので、ついていくのが大変だったが、言葉がわかりやすかったのでよかった。

    文系理系、学歴関係なく、これからは物理学と統計学は必須だとつくづく思えた。

    メンデルは単なる牧師でなく相当の勉強家・博学であったこと、ナイチンゲールはイギリス王立統計学会初の女性会員となったなど、統計学に貢献した偉人の伝記も楽しい。

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    2012年03月21日
  • 高校数学でわかる半導体の原理 : 電子の動きを知って理解しよう

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    半導体の入門書としては最高。説明がしっかりしていて、半導体を専門としている自分にも新しい発見があった。

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    2011年08月31日
  • 高校数学でわかるマクスウェル方程式 : 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ

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    ネタバレ

    電磁気の振舞を記述したのがマクスウェルの方程式です。
    高校生が理解しておくと、その後世の中に出ても、
    無線、ノイズなどよい面も課題も明確になります。

    本書では、高校数学で分かる範囲内で解説しようとしている。

    基本的に、マクスウェルの方程式は微分方程式になる。
    個々の現象を、それぞれ定性的に説明してもよい。

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    2011年06月19日
  • 高校数学でわかるフーリエ変換 : フーリエ級数からラプラス変換まで

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    わかりやすい。また数式のあれこれだけではなくフーリエやナポレオンとの関係等、工学の勉強だけしていたら知らなかったような歴史も知ることができ、読み物としても非常におもしろかった。ためになります。

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    2011年04月27日