あらすじ
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半導体の原理を納得して理解できる。『高校数学でわかるマクスウェル方程式』の著者竹内先生の『高校数学でわかる』シリーズ待望の第3弾。一見難解な半導体の原理を、高校レベルの基礎知識で納得して理解出来る理系学生の必読書。(ブルーバックス・2007年3月刊)
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Posted by ブクログ
トランジスタの意味(整流、増幅、スイッチ)から始まって半導体の原理が数式と図式を通して、理解できた。「高校数学でわかる」シリーズの相変わらずの好著。
P59の状態数と状態密度の出し方が、通常の説明とは順序が逆になっているようで、理解が私には難しかった。具体的には、「あるエネルギー状態での電子状態の数を表す関数をN(E)とおくと、エネルギーの幅ΔEの間にある状態の数はN(E)・ΔEなので」の「N(E)・ΔEなので」が自明では無かった。
Posted by ブクログ
シリーズの「シュレディンガー方程式」や「マックスウェル方程式」と比べると数段難しいですが、p 型半導体と n 型半導体を接合するとなぜ増幅作用やスイッチ作用が起るのかが、数式とグラフで示されて非常に楽しく読め、
また、CMOS と FET の違いも子供の頃にアマチュア無線の勉強した時よりも良く理解出来ました。
Posted by ブクログ
竹内先生の高校数学でわかるシリーズは好きでよく読んでいる。本書は私のこのあたりの勉強不足もあり最初はおもしろく読んでいたが途中で挫折。統計力学で勉強したマクスウェル・ボルツマン分布などが重要であることを改めて認識。以前はこのあたりのハードウェア的な話はあまり興味がなかったのだが、統計力学などの物理学の応用分野としておもしろそうだという興味は強く湧いてきた。
Posted by ブクログ
半導体についての全体像を知ることができた。今後、他の半導体についての本を読んだとき理解が深まりそうだと思った。
半導体の仕組みは、目に見えない構造を自由に操っているみたいで凄かった。
Posted by ブクログ
高校数学で分かる、なので専門外の技術者向けの半導体物理入門書にいいと思います。
私は機械系出身で量子力学の経験がなかったのですが、半導体物理の専門書を読んで分からなかった部分がとても分かりやすく書いてありました。
また、機械系には馴染みのないドリフト電流と拡散電流、電子やホールの移動度などの言葉もしっかり記述してあって、良かったと思います。
非電子系にはオススメです。
Posted by ブクログ
工学にありがちな細かい計算にこだわらず半導体の原理を解説。
デバイス開発の背景なども合間に述べられているので、飽きずに読み進めることができます。
より詳細な理論を求める人は、参考文献を参照すれば完全に半導体工学を理解できるでしょう。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
半導体を理解するということは、半導体の中の電子の動きを理解することです。
量子力学、電磁気学などのいっけん難解な半導体の動作原理を、高校レベルの基礎知識で、納得しながら理解できます。
[ 目次 ]
第1章 半導体の秘密
第2章 キャリアの数は?
第3章 半導体の中の電流
第4章 pn接合とショットキー接合
第5章 世紀の発明トランジスタ
第6章 光の世界へ
付録
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]