竹内淳のレビュー一覧
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[ 内容 ]
フーリエ級数・フーリエ変換は、物理学や電子・電気工学、さらにそれ以外の分野でも、極めて重要で有用な数学です。
また、数学ファン・物理ファンにとっては、フーリエ変換を理解できれば、科学はもっと面白くなるはずです。
本書はラプラス変換も含めて、この理系必須の数学を高校理系レベルの数学の知識でできるだけやさしくマスターすることを目指します。
[ 目次 ]
第1章 フーリエ級数
第2章 複素形式への拡張
第3章 フーリエ変換への拡張
第4章 代表的な関数のフーリエ変換
第5章 フーリエ変換の性質
第6章 ラプラス変換
第7章 ラプラス変換を用いた演算子法
付録
[ POP ]
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
熱力学と統計力学は、重要な物理学の分野です。
しかし「ちゃんと理解していない分野」の代表でもあります。
定義は簡単だけれど、もうひとつよく解からないエントロピー。
統計力学からエントロピーを導いたボルツマンの原理。
どことなく違和感を感じていた熱力学と統計力学を、納得して理解できるように解説します。
[ 目次 ]
第1章 天を目指す人々
第2章 夢のエンジン
第3章 エントロピーって何だ?
第4章 気体分子運動論-ミクロの世界で何が起こっているのか
第5章 統計力学の世界へ
第6章 ボルツマンの原理-統計力学の中核へ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
半導体を理解するということは、半導体の中の電子の動きを理解することです。
量子力学、電磁気学などのいっけん難解な半導体の動作原理を、高校レベルの基礎知識で、納得しながら理解できます。
[ 目次 ]
第1章 半導体の秘密
第2章 キャリアの数は?
第3章 半導体の中の電流
第4章 pn接合とショットキー接合
第5章 世紀の発明トランジスタ
第6章 光の世界へ
付録
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
電気発見の歴史をたどりながら、電流、電圧、電界、磁界、磁束密度、静電容量…、そしてマクスウェルの方程式が見通しよく理解できる。
電磁気学を学びたい人、学びはじめた人、しっかり原理を知りたい人の絶好の入門書。
高校生から。
[ 目次 ]
第1部 エレキの謎を探る旅(平賀源内の挑戦 クーロンの秘密兵器 ファラデーの登場 もう一人の天才、アンペール 最後の壁、電磁誘導)
第2部 電磁気学の統合(マクスウェルの方程式 電子のベール 無限のバトンリレー エレクトロニクスへ)
第3部 旅の終わりに
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章 -
Posted by ブクログ
仕事でレーザーに関する基礎知識が求められたので必要となり本書を紐解いた。
光学に帰依した歴史上の偉人達の足跡解説に加え、数式を用いて、カメラ、眼、望遠鏡、顕微鏡などの光学機器の仕組みについて解説されている。
「高校数学でわかる」とはいうものの、数ⅡBを分野横断的にこれでもかと使うためかなり難しかった。数学をきちんと通ってきていた人なら最後まで数式について行けるのだろうか。
私は数学が好きだったものの全く得意ではなかったので、『生き抜くための高校数学』を片手に読み進めていった。それでもやはり2行2列のベクトル配列計算や偏微分、積分を複合的に使った光線追跡や分解能の箇所は非常に難解だった。
基礎の -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校数学だけでは・・・、わかるところまではいかないんじゃないかなと思う。ちょこちょこ大学の教養レベル(理系高校数学+αの内容)をも超える数学が出てくる。タイトルを本気にしてはいけない。
また、タイトルには無いが高校物理学も学んでいることが前提となっている。
ただ、序盤は数式をしっかりと理解しないでも流体のイメージをしやすく書かれている。
細かい数式の展開を追いたい場合には、物理や数学の教科書を側に置いて、わからない箇所は教科書を読みながら式の解き方を学ぶと良い。
本文中には図と数式が多いが、数式を用いずに説明するには限界がある(;式を使わないように説明するせいで非常にわかりにくく誤解しや -
Posted by ブクログ
ネタバレ電気信号をフーリエ級数で表す。ほとんどの関数を三角関数の和で表せる。
オイラーの公式=eのiπ乗=cosθ+isinθ
テイラー展開=a+bx+cx2+dx3・・・とおくと、eのX乗、とsinx、cosxのテイラー展開で表せる。テイラー展開した式を足し算するとオイラーの公式が証明できる。
複素平面を使うとフーリエ級数を表しやすい。フーリエ変換からフーリエ級数へ。
指数関数のフーリエ変換。原点に点対称。
ローレンツ型関数。面積がπに等しい。
フーリエ変換の性質=線形性、推移則(時間推移則と周波数遷移則)、相似性、など。
フーリエ変換の応用=振動現象、熱伝導、光学、量子力学、電波天文学など。CTス -
Posted by ブクログ
熱力学について考えない日常生活が長いと、ついつい熱とは何であるかを忘れがちになる。
毛皮のコートや羽毛布団では物質を温めることはできないし、
統計と確率抜きに温度とは何であるかを語ることはできない。
本書はボイル・シャルルの法則やカルノーサイクルなどを基礎に、エントロピーや熱力学の第2法則などを丁寧に解説しつつ、
熱と統計の関連性をボース・アインシュタイン分布やフェルミ・ディラック分布を材料に紐解く。
熱力学の教科書を書いたらこんな感じになるだろうというオーソドックスな構成であり、
復習するには役立つが、数学の部分は省略がちで初学者には向いていないし、余談も雑で面白みに欠ける。
悪い本では