竹内淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
最もわかりやすいシュレディンガー方程式の入門書。
高校数学レベルの知識さえあれば、量子力学の最も重要な方程式あのシュレディンガー方程式に到達できる!
シュレディンガー方程式を理解しなければ、ほんとうに量子力学を理解したことにはならないのだ。
『高校数学でわかるマクスウェル方程式』の著者による待望の一冊。
[ 目次 ]
第1部 シュレディンガー方程式への旅(量子力学の誕生 波を表す式 シュレディンガー方程式 ほか)
第2部 原子の姿(波としての電子 量子数とはなにか 核と核分裂 ほか)
第3部 シュレディンガー方程式を解く-計算編(解析的に解く 数値的に解く 外からの影響がある場 -
Posted by ブクログ
授業の復習のために購入。210ページ(本編)で熱力学~統計力学のエッセンスを取り出しながら、最終的に、Boltzmannの原理を導出する。もう少し具体的に言うと、古典熱・統計力学におけるボイル・シャルルの法則から状態方程式、熱力学の3法則やエントロピーを扱い、気体分子運動論による統計力学に入っていく。
タイトルにもあるように、高校数学で基本的には構成されている。もちろん偏微分や1周積分など高校の分野を超えた記法もあるが、簡単な解説を付記してから書いてあるので、読む上では問題はない。が、やはり数Ⅰ・A・Ⅱ・Bのエッセンスを理解していないと、読むには少し厳しいだろう。
理系高校生が少し背 -
Posted by ブクログ
とても簡潔かつ丁寧にシュレディンガー方程式を導き出すさまを解説してくれています。テイラー展開やオイラーの公式、フーリエ級数あたりは高校数学より先の内容ですが、どういうものかはわかる様に説明してくれています。自分の記憶では、理系学部の1年生で習うくらいのはなしでしょうか。筆者もおっしゃられていますが、紙と鉛筆をもって、泥臭くも愚直に手を動かしてみれば、式の変形を追ってシュレディンガー方程式にたどり着くことができました。
見通し良く簡潔に説明してくれているのですが、私には以下の2点がどうしてそうなるのか、よくわかりませんでした。
●P61
(運動量演算子と運動量の値の関係式)この式を使って運動 -
購入済み
わかりやすい
大学時代、悲しいことにFFTのプログラムを理解できなかった。いま改めて読むと、フーリエ変換自体は簡単なものだということが理解できた。本書を参考にして、エクセルで合成する高調波の数を変えながら、近似される矩形波を見ていると面白かった。
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Posted by ブクログ
コンパクトで解りやすい統計学の入門書。
と言っても、「ビジネスに役立つ統計書」というわけでなく、数学をベースとした本格的な統計学を学ぶための入門書である。
分散や検定に始まり、回帰分析、二項分布、正規分布、ポアソン分布について、導出過程を含めて分かりやすく説明されている。また、ガンマ関数、確率母関数、モーメント母関数の説明も分かり易い。
「高校数学でわかる」という書名どおり、数IIIで習う部分積分、置換積分、極座標変換に加え、大学初歩のヤコビアンあたりまでの知識があれば十分。
ただ、カイ二乗分布、t分布、F分布については紙面の都合もあり、サラッとしか触れられていないのは少し残念。この辺り