最東対地のレビュー一覧

  • この場所、何かがおかしい

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    ジャンクフードみたいな本だ。ホラー作家が行く日本各地の何かおかしいところ。
    とは言っても人間の狂気にまつわる場所や、心霊スポット巡りの本ではない。ちょっと変わったところに行く紀行本なので、軽い気持ちで読めた。
    収録された各地の風景がいい。作者のエピソードもクスリと笑えるし、「えっ、そんな所あるの?」と驚くスポットもあった。自分自身、道で見かけた奇妙な場所にふらりと入っていた時期があったが、そういった時期を思い出して懐かしい気持ちになった。

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    2025年08月09日
  • えじきしょんを呼んではいけない

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    ネタバレ

    最東対地さんのホラーは自分の好み。
    B級感漂う雰囲気がいい。頭空っぽにして気楽に読める。今まで3作読んだけど、今作が一番好きかも。
    終盤、最恐スポットナビが出てきた時はオヤッとなった。デビュー作夜葬とちょっとリンクしてるんですね。
    了児の豹変っぷりも怖かったけど(そこまで変わるか?っていう面白さもあり)、一番怖いのは主人公だな。
    オチも最後までどうなるか分からなくて楽しく読めました。

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    2025年07月21日
  • 夜葬

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    最初は同じような展開が続くのかなと思ったが、少しずつ規則性に気付いて方向性が変わった点は良かった。予想を逸脱しない展開ではあるが、それなりに怖くて楽しめると思う。結末がちょっとよくわからなかったかな。

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    2025年07月03日
  • #拡散忌望

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    前作夜葬が面白かったので、こちらの作品も読んでみた。今作も面白かった。一気に読めました。
    B級感漂う雰囲気が好きなんだよな。
    ツッコミどころは多々あるんだけど、どうしてそうなるん?とか余計な事考えないで、頭空っぽにして楽しめばいいんだな。

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    2025年04月30日
  • 夜葬

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    栃木県の山奥、外界とは完全に隔離された『鈍振村』。そこでは死者は顔をくりぬかれ、その穴に白米を盛られる。くりぬいた顔は地蔵にはめ込んで弔ったという。連続して顔をくりぬかれた殺人が起こる。次の標的は、、、『どんぶりさん』、ホラーでした。

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    2025年04月16日
  • おるすばん

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    設定は面白いけれど主人公の行動とか展開のテンポがイマイチで、後半に詰め込んだ感が強め。あと誰の心情か分かりにくかった。ラストのバッドエンド感は好きだけど分かりにくい感じは否めなかった。

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    2025年04月04日
  • この場所、何かがおかしい

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    ネタバレ

    文章の書き方がひと昔前のテキストサイトかブログかといった風なので、間違いなく人は選ぶと思う(元々ブログありきなので当然っちゃ当然だけど)。
    行先は「何かがおかしい」場所を選んでいっているのだけれど、おかしさの範囲がバラエティに富んでいるので、「怖さ」「不思議さ」など読む側の目的が一つなら、もどかしくなるだろう。

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    2025年03月19日
  • 夜葬

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    ネタバレ

    怖さより面白さが優った感じ。おもろかったわ〜。
    終盤にナビが鈍振村を解説し始めた所は笑ってしまったw

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    2025年03月04日
  • 怪談風土記 七つのしきたり

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    ネタバレ

    モキュメンタリー……フェイクドキュメンタリーらしく、人を怖がらせるホラーというよりは本当にありそうな、民俗学や不思議な話にとどまっており、ちょっとした娯楽本として読める。

    なんか言い訳がましく聞こえる前書き、アレいらなかったんじゃないかな。モヤッとして終わる話も嫌な読後感ではなく、とくに気にならなかった。
    が、刺激的な話を求めていただけに物足りなさを感じた。

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    2025年01月31日
  • 夜葬

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    B級ホラー映画が好きな人はハマると思う。
    特に伏線とかオチが優れているわけでは無く。ありがちな導入から事件の真相を凸凹コンビで追う王道展開。
    被害者が増えていく中で主人公たちが標的となり生き残りと事件解決の為始まりの地へと向かう安定感。
    言い回しや描写が優れているわけでもないが難しいところも無く読みやすいし、ラストもホラーらしく終わり最初から最後まで安心して気軽に読める。
    重たい長編を読み切った後などサクッと読むのに丁度良い作品。

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    2024年11月15日
  • 寝屋川アビゲイル 黒い貌のアイドル

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    人気絶頂のアイドルグループのセンターを見事勝ち取ったるるの顔と体に突然現れた黒いシミ。シミによってアイドル生命を断たれたるるは、とある霊能者を紹介された。しかし、紹介された霊能者は変人霊能者コンビで……!?

    ***

    久しぶりの最東対地さんの本。今まで読んできた本の中で一番コミカルなタッチの話だった。アイドルグループのセンターに上り詰めたるるという少女が、原因不明の黒いシミに悩まされ、アイドル業を続けることが絶望的になってしまった。
    方方に救いを求めたどり着いた男から、大阪にいるとある霊能者たちを紹介される。藁にもすがる思いで、一路大阪へ出向いたるるであったが、そこで出会った霊能者はイケメ

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    2024年10月06日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    あっという間に読み終わった。
    14人の作家さんのホラーアンソロジー。1話140字以内で書かれていた。なかには1行のみの作品もあった。
    まるで歌詞のようで、理解しがたいものもあったけれど、さまざまな作家さんの作風を味わえて良かった。

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    2024年08月03日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    140文字で描く怪談。ほとんど歌詞のような意味不明な内容のものからオチまでちゃんと着いた物語になってるものまで作家それぞれ個性が出ていて面白かった。
    もちろん私の好みは短くとも物語になっているものだ。下手の横好きではあるが物を書いたこともあるので僅かな字数で書くことの難しさはわかる。でもこの短編集はおそらく一般ウケは狙ってないように思う。ああ、でもWebで人気の意味怖に近いものがあるかもしれない。短すぎるだけに文章の裏を読む想像力は必要だ。
    澤村伊智のは短いながらもやはりキレがあった。あとは一田和樹、岩城裕明の作品が個人的には好みだった。

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    2024年06月17日
  • この場所、何かがおかしい

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    表紙に惹かれて思わず買ってしまった本。

    ブログも参照しながら、世の中には知らない不思議な場所がたくさんあるなぁ~と感心してしまった。

    文章は読みやすいけど、面白い訳ではない…という感じ(^_^;)

    もっとホラー的な要素とか都市伝説的な要素もあるのかと思ってたけど、実際に行ったレポを淡々と行われてるだけで少し物足りなかった。

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    2024年04月22日
  • この場所、何かがおかしい

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    「こっわ!」と思う、おかしな場所のレポート。うさぎの島、案山子の村が面白かった。伊東のまぼろし博覧会?が 秘宝館みたいで ちょっと笑えないなぁと思った。

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    2024年04月05日
  • 花怪壇

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    ネタバレ

    遊郭というか色街である夜凪を舞台にしたホラー小説を書くために取材に赴き各地で語られる怪談を収集する作者最東。そうしていくうちに別々の夜凪で語られる共通の遊女「梅丸」の話を耳にする。

    いいですね。ホラーホラーした展開。かかわった人がどんどん消えていったり今までかかわっていた人が全然違う人だったり、とか王道な展開も。
    ただこの手の話って「話の畳み方」が難しいですよね。あんまり綺麗にこれまでの怪異に説明がついたらホラーというよりミステリに寄っちゃうし、かといってなにもかもわからないままフェードアウトされてもお話の面白さがなあ・・・・今作もちょっと最後が力技っぽい印象も。作者消えて編集部からのお知ら

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    2024年01月18日
  • 夜葬

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    ネタバレ

    誰が犯人なのかわからずどんどん殺されていくのが怖かった。記者の2人がハッピーエンドとはいかない感じもホラー要素が優先されていて面白い。誰も幸せにならなかった‥

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    2023年11月26日
  • この場所、何かがおかしい

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    世の中にはまだまだ知らないところがあるんだなぁと。
    そして、ホラー体験かなぁと思いきや
    廃墟の紹介とか、こんな場所あるよとか
    意外と普通な展開……
    小峰峠トンネルの話で、かつてに有名な事件……って書いてあって何の事件があったんだろと思って調べたら、胸糞悪い事件だったのはゾッとした。

    友ヶ島から見える神島、上陸不可とかは知らなくて新鮮!

    山梨のグリーンキャッスルの廃墟可愛くて、
    一度見に行ってみたいなぁと思った。

    淡路島にある巨大観音像、全然知らなかった……

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    2025年12月07日
  • この場所、何かがおかしい

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    メジャーなところも含めて、不思議な場所の紀行文。

    フランクな文章で楽しいのですが、戦争に関わるところも文章が変わらず少し残念というか。

    東京の小網神社、機会があれば行ってみたいです。強運、厄除けにあやかりたい。でも、そこに至るまでの信心だったり努力の結果なんだろうな。

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    2023年08月06日
  • おるすばん

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    ネタバレ

    読みやすいから逆に想像しやすくて堅苦しい文体のホラー小説より恐怖感は高かった。
    ミステリだと少し軽く感じるのにホラーだとこれくらいの方が怖いの、なんでだろう?

    伏線回収も上手かった。
    って思ったけど伏線の張り方が上手いと思った。
    すごい丁寧に風呂敷を広げている感じ。

    大切な人を守るために調べていたはずが自分もとっくに当事者だった、という王道ホラーでだんだん恐怖の正体が開けていくのはすごい良かった。

    描写が脳内で映像にしやすいタイプの文章。
    キムラサンに持っていかれちゃう時の心理描写?がすごい好き。

    ラストの産まれてきたのが人形、ってオチと描写は蛇足かな?と思った。
    終でおわって良かった

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    2023年08月03日