トマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスパイ学校の劣等生たちが、最高のスパイと共に最高難度の任務に挑む話。
優秀でないからこそ愛着が湧くのだろうか。劣等生の彼女たちが可愛い。
キャラも一人ひとり個性的でそれぞれ好きなのだが、私は今のところ蒼銀の髪の子が気になっている。体術が得意そうだし、頭脳派と見た。
今巻はポジティブ思考で騒がしい奴、この話の主人公なのだろうリリィにスポットが当たっていた。
彼女の潜入先での活躍ぶりは凄かったし、格好良かった。
と言うか、変装術やら解錠術やら皆優秀だよね。これで劣等生ってどんだけなんよと思ってしまう。
最高のスパイであるクラウスと彼女たちの絡みも悪くなく、何より普段淡々と劣等生たちをあしらっ -
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Posted by ブクログ
登場した巻に壊滅したライバルチームをこうも温かく、そして幾度にも亘って描いたライトノベルってなかなか無いのではないかと思えた短編集
各話タイトルから判るように改めて『鳳』の人柄を描いているね。唯一ヴィンドだけタイトルになっていないけれど、それは彼が最終的に何を掴もうとしていたか、『鳳』というチームをどう見ていたかを考えれば彼個人に迫ったエピソードを別個に必要としなかったとも捉えられるかな
この短編集では『鳳』の内実に迫る内容となっているけど、同時に『堕落論』という特殊な敵も登場する
『鳳』がスパイ養成所のエリートで『灯』が落ちこぼれなら、『堕落論』はエリート寄りの存在。ただし、『鳳』と絶対 -
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Posted by ブクログ
短編集第1巻に引き続き第2巻も頭が痛くなるような導入だ(笑)
スパイ教室の短編集って基本こういうノリで進むのか。そう思わせられただけにラストの展開には少し驚いてしまったけども
アネットとティア、エルナがメインとなる短編はライトノベルの短編らしさに溢れたドタバタ劇が展開されているね。
意外でキュートな姿が披露されるアネット、男を落とす技術の真髄が描かれるティア、不幸が不幸を呼び逆に幸福を振りまくエルナ
そういったドタバタ激の中でもスパイとしての本業を忘れていない展開もあるのだけど、基本的に短編らしく重い事態は描かれず少女たちが独力で解決できるレベル。だからこそ、本編とは違った形で少女たちの魅 -
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Posted by ブクログ
またもやすっかり騙されてしまったなぁ……
前巻のエピローグを読んで、そして翠蝶の発言を見て、この巻で起きるだろう物語を決めつけた上で読んでしまっていたよ。だからこそ、中盤からの逆転劇には驚かされ、痺れてしまう!
今回の舞台となったフェンド連邦はスパイの強豪でありつつ、王室を戴いている為に特殊事情が存在するね
スパイとして国を守り奉仕する。それはディン共和国においても同じなのだけど、フェンドにおいては王室への忠誠心が存在することで国を守るだけでなく、王室への奉仕も重要な意味を持つ構造になっているね
それがこの巻では対立する『ベリアル』の特色となっているように感じられた
導入部は突如崩壊した -
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